危機一髪[思いでシリーズ22(大学・大学院時代)]
私が大学時代、原付バイクで通学していたのは、以前書いた通りである。たしか大学4回生のころのことである。当時は、卒業研究などで、帰りが遅くなることも多かった。その日も、アパートに変えるため、のんびりとバイクを運転していたのである。 ふと、遠くの方で、たくさんの車の音が聞こえるのに気が付いた。 そして次第に、近づいてくる! 近づいてくる! 近づいてくる! そして私は見た! 反対側車線を、たくさんの暴走族連中がけたたましい騒音をあげながら通り過ぎていったのを。車にバイク合わせて100人以上はいたのではないかと思う。 いわゆる箱乗りというものも、この時初めて目撃したのだ。 反対側車線だったから良かったが、もし同じ車線だったら、どんな被害にあっていたか分からないだろう。 幸いにも、その後、このような体験はなかったのであるが。