TVドラマ「藍色回廊殺人事件」
先般、徳島を舞台にした浅見光彦シリーズの旅情ミステリー小説「藍色回廊殺人事件」(内田康夫:講談社文庫)を紹介した。その記事でも触れていたが、月曜日の夜は、TBS系のテレビ局で、月曜ゴールデンSPとして、この作品をTVドラマ化して放映していた。こちらの浅見光彦役は沢村一樹である。 大筋では、当然のことながら原作を踏まえて作っているが、細かい設定は大分違っていた。一番違っていると思ったのは、原沢の役割。この男、原作では、本命の女性は他にいるのに、反対派の動向を探るために、今尾姉妹に近づいて、もてあそぶような悪いやつだったのに、テレビドラマの方では、何か怪しい雰囲気があったにもかかわらず、実はとてもいいやつだった。結局原作どおりに殺されてしまうんだけど。 どういうわけか、原作であれほど出ていたキーワードとも言える「第十堰」と言う言葉は出てこず、単に吉野川の護岸工事と言われていた。 しかし、吉野川の風景、88箇所の寺や祖谷渓や脇町のうだつの町並み、伝統工芸の藍染めなど、観ていると、本当に旅がしたくなっってきた。 明日は、フジテレビ系列の金曜プレステージでやはり浅見光彦シリーズの「『紅藍の女(くれないのひと)』殺人事件」をやる。こちらの方の浅見光彦役は中村俊介である。こちらの方が、坊っちゃん坊っちゃんしていて、原作のイメージに近いかな。(出演)・沢村一樹(浅見光彦)・加藤治子(浅見雪江)・村井国夫(浅見陽一郎)・今村恵子(今尾賀絵)・遠野凪子(今尾芙美)・大浦龍宇一(原沢聡) ほか(プロデューサー)・矢口久雄・山後勝英(脚本)・石原武龍・小澤俊介 ランキング参加中(記事内容がよかったら押してね) ⇒ 「藍色回廊殺人事件」 「阿波観光ホテル」風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら