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穏やかな日差しの中で生まれ 麦畑のゆりかごで育った記憶 懐かしい風景ののどかな故郷 餌をやると 日が暮れるまで働いてくれた牛たち どんなに遠くで遊んでいても 決まった時間には必ず帰ってきた羊たち 今僕があの日の牛であり羊なのかも知れない そんな記憶の夢から目覚め 今日も朝の訪れとともに労働の場へと向かう そして列車のゆりかごに揺られながら 麦畑の風景画の夢を見ている
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最近おろそかになっていた創作活動。月に一度、定期的に詩を披露している会合の場で「次は春を題材にした詩を書いてくれませんか」という提案があって(これまでの多くは以前既に作っていたものを発表していた)今回は新作をトライしてみることに。詩の提案をしてくれたことで詩人として認められたのだと解釈し、そしておだてられるとその気になってしまう性格の僕は『せっかくだから良いものを作ってみるべ』とプロの詩人にでもなったかのごとく熱心にペンを走らせたのだったとさ。
【それぞれの春】(春景)
冬の季節のカーテン越しに 陽ざし眩い花々の微笑み 出会いと別れのせせらぎ 遠い記憶の懐かしきざわめき
過ぎ去りし日々の想い出胸に 未来の希望のため まだ見ぬロマンスのため 何をあきらめ何を手に入れよう
今日を生きる者たちよ 歩みを止めない仲間たちよ 春の甘い香りの中で 不確かであいまいな真実の中で ラブ&ピースは季節を越え国境を越えて すべての人々の心に響き続ける
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最終更新日
2022.03.28 06:17:18
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