恒例の秋の叙勲ですね。
秋の叙勲と聞くと2004年に旭日大綬章を受章した 井嶋一友 元最高検察庁次長検事・最高裁判所判事を思い出します。
2002年4月の中古ゲームソフト販売訴訟に関する上告を最高裁で棄却した判決は、その後のゲームソフト(デジタルコンテンツ)の流通の歴史を強烈に変えたと思います。
町の中古ゲームソフト店やインターネットを通じた中古販売市場の今があるのはこの判決が起点となっているということで、今の私たちは大きくこの恩恵を受けているわけですね。
最高裁、中古ゲームソフト販売でメーカーの上告を棄却
2002年4月26日付 Ascii.jp
最高裁判所(井嶋一友裁判長)は25日、東京高等裁判所と大阪高等裁判所で争われた“著作権侵害差止請求訴訟”および“著作権侵害差止請求権の不存在確認訴訟”、いわゆる中古ゲームソフト販売訴訟の結果についての上告審で、ゲームソフトメーカー側の上告を棄却し、中古ゲームソフトの流通販売を認める判決を言い渡した。なお今回の判決は、裁判官5名の全員一致によるもの。