気のむくままに。

また眼鏡が壊れたため、直しに行った。
ワイシャツ屋の前を通る瞬間だった。
突然視界が漂白された。
眩しさとともに現れた白、白、白。
同時に脳も自殺したらしく、覚えているのは漂白された視界のみ。
前後5秒間の意識がない。
次の瞬間、凄まじい地鳴りのような音が鳴った。
空気が震える。地面も震えたようだ。
ただの音ではない。普通の雷の音とは違う、振動。
音ではない。振動だった。音も究極においては振動だが、地震のように大きな振動。
音が近い。
本当にすべてが震えていた。
振動が体に伝わる。
しかし生きていた。
生きていたのだ。
直撃は免れたらしい。
そうでもなければ日記は書けまい。
なんとも日記風ではない日記でした。

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