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2015.12.20
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そろそろ私の住む千葉県も、木枯らしが吹いて寒さが堪える季節となって来た。

まあ、北海道や東北の豪雪地帯などに住む人から見れば、何をたわごとを言いってるのか?と笑われても仕方ない関東の冬だろう。

そんな温暖な南関東の千葉県に住む私がウインタードライブについて書こうというのだから、ある意味「お笑い」かもしれないが、ぜひ本当に寒い地方に暮す人からの意見や、ご指摘を頂きたいと思う。

私のスノードライブの経験は日常ではあり得ず、雪の降る地方へ出かけての経験と、千葉県での珍しい大雪の経験を元にしているが、わざわざ雪道を求めて長野県の軽井沢周辺の小瀬林道や白糸ハイランドウエイ、鬼押ハイウエイ、万座スカイライン、国道146号線辺りを走り回った・・・およそ40年ほど前の積雪路をハイアベレージで走ろうとトレーニングした日々の記憶の中から書いてみようと思う。

当時はスカイラインGTXからTE47トレノなどに乗っていた時代で、フロントエンジン・リアドライブの車で、特にTE47トレノはノンスリップデフが組み込まれていたから、デミオとはあまりに性格が違い、同列に考えない方が良いのかもしれないが、ラリーのSSでタイムを出しに行くような走りについて書いているわけではないから基本的なところはそんなに変わらないと思っている。

箱スカもトレノも車はラリー仕様に近いものだったが、車高は多少高かったが殆ど一般の車と変わりないように作っていたから、ガスショックが入っていて、やや硬いという程度が主な違いだった。従って積雪路の走破性がそれによって良くなっているとは今も思ってはいない。それにアンチロックブレーキシステムやトラクションコントロールなどついていない旧世代の車での話です。

タイヤは、箱スカの時はダンロップSP44、と、どうしても名前が思い出せないが、SP44の後に出たタイヤがあった(SPスノーコマンドだったかな~??)。昭和47年~52年頃だが、現在のスタッドレスタイヤに比べればきっとかなり性能は劣ると思うが、当時のスパイク無しのスノータイヤでの経験から書いてみたいと思う。

軽井沢の周辺には雪の季節にも何度も出かけていたが、当時もっとも気を付けていたことは速度が出る鬼押ハイウエイなどではいかにして轍を外してしまわないかを考えていたように思う。公序良俗に反するからどれくらいの速度で全面的な圧雪路を走っていたか書けないが、書けないほどの速度で、後方は雪煙で何にも見えない状態になるというレベルの話ではある。
注意深く圧雪路の轍をトレースしているが、速度が高くなればなるほど終始ハンドルで修正しなくてはならない状態になり、轍を大きく外せば直線路でもコースアウトしかねなかった。

軽井沢の小瀬林道や白糸ハイランドウエイは当然すべて非舗装の時代だが、雪を求めて良く走った場所だった。
カーブの多い雪道をハイアベレージで走ろうとするときは、広くコースアウトしそうもない場所で、アクセルをかなりラフに扱いホイールスピンが起きるレベルを探り、またフルブレーキングでは、どの程度タイヤがついてくるか、ロックするにはどれぐらい踏むか?等を何度も確かめてみるし、ハンドリングもどこまで応答してくれるか、ハンドリング中のブレーキでは如何車が反応するかを、しつこく繰り返し試してみることで、タイヤと路面の限界点を感じ取る努力をした。(後続車が居ないときの話)

そうして自分の車の雪道での限界が感覚的に掴めれば、必要以上に緊張しないでリラックスして走ることを心掛ける。怖がっていると精神的にも硬くなっていて反応もオーバーシュートしやすく適当な量の調節が難しくなってしっまうと感じていた。

実際にコーナリングする時は轍があれば、轍に沿って外さずに走る方が速度は高く走れるが、速度を上げて走っている時に轍を外せば大きく姿勢を乱すことになるから、カーブの外側にスペースがあまり無いときは、速度は抑えて轍を外さないようにする。基本的にコーナリング中は加減速を最小限にして、4輪に車体の重量を均等にかける感覚で走る。

今の前の型のデミオでは、裏磐梯の檜原湖の周辺も真冬に何度か出かけているが、そこでも広い道路の安全を確保できるところではいつもそうして、限界がどの変にあるかをチェックしているし、そうするのが良いと思うし、今もそうしている。

スタッドレスタイヤを選ぶときなど、一般ドライバーの書いているインプレッションは、あまり参考にはならないと思うが、理由はそういう「滑り出し限界を何度もチェックした。」という表現が全くないから、そこまで持ち込めていない程度の低速で走っていたと思われ、マージンの中ではどんなタイヤも普通に走れているはずだからです。本当は雑誌などでイコールコンディションで数値を示して各社のスタッドレスタイヤを比較して欲しいものだが、出来ない物でしょうかね?消費者テストは法律に反しないと思いますが、雑誌にタイヤメーカーのコマーシャルがあるうちは無理という事でしょうね。

以上のような方法で私は雪や凍結路で出来るだけ限界をつかむ努力をしてそれに基づいた安全速度を感覚的に覚えることで、緊張で体が硬くならないようにして、走っています。





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最終更新日  2015.12.20 17:44:03
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