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カテゴリ:自動車
ここでメルセデスの不正を私が糾弾しようなどとは思ってはいないが、この機会に、MAZDAがどれだけ真摯にディーゼル排気に向き合って来たかもう一度思い出してほしいと思う。
上の表をクリックして拡大してよく見てください。 そして、車種別に区切られている、それぞれをよく見てください。左端が、排気ガスの検査を試験台で計測した時の値です。 そして、市街地や高速道路を実際に走行して計測した結果が色別にそれぞれ車種別に出ています。 フォルクスワーゲンが会社ぐるみで排ガス検査逃れをエンジンの制御プログラムによって隠蔽し続け、米国カリフォルニア州環境保護局の大気資源委員会による走行中試験によってその卑劣な実態を暴かれる結果となったわけだが、その時のフォルクスワーゲン・ジェッタの公道走行時の窒素酸化物(NOx)の排出量は15倍から35倍に達していたと言う事です。 このグラフの右端のトヨタハイエースの走行検査が一番悪い結果を示していますが、台上での検査測定値は乗用車の規制値で見ればの16倍のNOxを実際の走行時には排出していることが解ります。(なぜか貨物車は乗用車より甘い基準設定になっているが、人間に対する毒性では乗用車も貨物車も関係ない訳で、貨物車の出すNOxは毒性が低いわけでは無いからたくさん売れれば売れるほど私たちは有害な排気ガスを吸わされることになってしまう。実際・・・乗用車のデミオの数倍も売れて市中を走っているのがハイエースディーゼルです) その他のMAZDA以外の各社のディーゼル車はトヨタハイエース程ではありませんが、それぞれ台上での試験成績に比べるとかなり悪いものです。 一番悪い結果を出したトヨタ・ハイエースディーゼルはデミオXDやCX-5ディーゼルと比較して16倍ものNOx(窒素酸化物)を実際の公道走行中にまき散らしながら走っていると言う事で、これはアメリカのカリフォルニア州環境保護局の大気資源委員会がジェッタの走行試験で計測した15倍~35倍と言う比率の中に入る値です。 皆様・・・公平に考えてください。世界を揺るがしたフォルクスワーゲンのディーゼル排気ガス不正の基準に対する倍率で言えば、さほど変わらない数値がトヨタ・ハイエースディーゼルの実走行中の排気ガスから検出されたのです。 これはフォルクスワーゲンの不正とさほど変わらない倍率レベルなんです。それなのに試験場の台上測定では規制値以下に入るんですよ!(カリフォルニアの規制は日本の規制よりも厳しいからまったく同列に比較することは出来ないが) しかし、実際の公道で走行すると市街地や郊外では10倍を大きく超えて規制値を上回り、高速道路でも2倍近く規制値を上回りました。 これはフォルクスワーゲンと同様な不正プログラムの介在を感じさせるものですが、どうして国交省やマスコミはトヨタの不正を疑い、追求しないのでしょうか? MAZDA以外の日産、三菱(現日産)、トヨタはどこも実走行では不正な状態にあることが解ったのですが、その後どうなりましたか? マスコミはなぜ黙っているのでしょう?・・・いったい誰に気を使っているんですか? 自動車評論家も、マスコミも、監督官庁の国交省も、国会も!、世界一を争うトヨタ自動車もフォルクスワーゲンと同様な不正があるのではないかと疑うべきでしょう?何故追求しないのですか? どう考えても可笑しいでしょう? どの国の自動車評論家だって自分の国の自動車メーカーを糾弾して国際競争力を失わせたくは無いのは解りますが、あえて攻撃せよとは言わない代わり・・・せめて「ディーゼル排気を真面目に対処しているのは世界でマツダ自動車だけ」と、自動車評論家は繰り返し大声で言わねばならないはずなんですよ。 排気ガスのJC08試験に際したの台上測定では規制値をクリアしてしまうのに、実際の道路を走るとトヨタ・ハイエースディーゼルは1台でデミオ16台分もの有毒な窒素酸化物をまき散らすんですよ・・・。 これを読んでくれた皆様、どうか知ってください・・・。スカイアクティブDは生まれたばかりの発展途上の技術で、これからもさらに改良されて行くエンジンですが、ディーゼル排気不正が騒がれる前から真面目に本気でディーゼル排気ガスの問題に真摯に取り組んでいたのはマツダ自動車だけなのです。 少なくともこの件が明るみに出るまでディーゼルエンジン車に関していえば「日本で最も悪質なメーカーは世界一を争うトヨタ自動車である」と、このグラフは物語っていると言えませんか? 私が言っているのではありませんよ!国交省が発表したこのグラフが雄弁にそう語っていると私は思います。 本当に誠実な自動車メーカーはどこなのか気づいて下さい・・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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