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カテゴリ:最近のこと・・・。
自分で設計した17インチのホイールを自分で旋盤で削ろうと思っているのだが、色々と道具が足りない・・・・。
特に削った時に、削った場所の厚さを計測するにはキャリパーゲージと言う道具が必要になる。下図参照 通常は専用のNC旋盤でプログラム通りに削ればほぼ問題は起きないのだが、今回私は汎用旋盤を用いて自分で削るので、バイトや計測ツールと色々と足りないものがあるのだ・・・・。 キャリパーゲージと言うのはアルミホイールの様な深い形状の厚さを計測するための道具だが、これが買うとなると結構高価である・・・。 安いショップを探してみたが5~6万円もするので、タイヤ1セット4本分かかってしまうのだ・・・。 そこで某国製安物デジタルダイヤルゲージの値段は?と見てみると3000円も出せば購入出来ることが解り、ボディーはレーザーカットで切り出して自分で作ってしまう事にした・・・・・笑。 設計費は自分がやる訳だから、ここは無料という事で、1.5tのステンレスバネ材をレーザーカットで切り出せばほぼ主要な部品は出来上がるので、後はピンやプローブ先端部を購入すれば良いが、それは安く1個1000円以下であるから4個買っても3000円程だ!! それで、ざっと設計したのが以下のようなキャリパーゲージである。 因みに市販品は計測部に硬度の高いプローブ等着いてはいない、板材のままである。 私はせっかく作るのだからと、SK材をカチカチに焼きを入れたピースをねじ込んでいる。 ダイヤルゲージの置く場所をハンドル近くに持って来れば市販品と同じようなデザインになるが、私の設計では計測プローブ部とダイヤルゲージ駆動部の比率を1:1にしてあるためやや大きく、不格好かもしれないが、精度は市販されている一般的なキャリパーゲージより10倍も良くなるので、こういうデザインで作ることにした。 材料とレーザーカット工賃が幾らかと?予想するが・・・多分1台分で25000円以内で収まるのではないかと思っている。 それをTIG溶接で歪まぬように付けて完成する・・・・。6万円を買わずに3万円で作ってしまおうというお話でした・・・・笑。 この設計では、リターン用のスプリングとスプリング用ポストが描いていないのと、ピボットピンが描いてないだけでほぼ完成に近い状態である。 上は到着した製造国の表示がどこにも書かれていないデジタルダイヤルゲージ。 昨日の深夜に注文し、次の日に送料無料で自宅に届くシステムはなかなか素晴らしく、当分「女尊プライム」を使い続けてしまうかもしれない・・・・。 毎度思うのだが、国内産業へのダメージは如何程なのだろう、今回購入したデジタルダイヤルゲージは、送料無料(プライムのみ)で2580円也だったが、国産のミツトヨ製品では¥15000~¥16000である・・・・。 精度と寿命が問題になるだろうが、使って見ないと寿命は解らない・・・精度は少しテストした時では問題ないレベルで1/100mmまでしっかりと再現性があった。 製造された国がどこか解らなくしてあるというのはどういう意味かはっきりと解らないが、とにかくどこにも書かれていないし刻印も無い・・・・。 作りはしっかりしていて、一見してもこれが2580円で購入出来るものとは感じられない。 実際に国内で作られたデジタルダイヤルゲージと言うものが現在存在するのかどうか全く知らないが、国内のブランド名が入っていれば15000円は下らないのだろう・・・。 グローバリズムの利点であり短所でもあるのだろうが、結局のところ機能を満足していれば短期間で有れば安いものでも良いと言う判断が下されるわけで、それはこうした精密測定機器でも例外ではない。 それを考えると日本の自動車メーカーがどれだけ努力を重ねて現在の価格で車を売っているか、おぼろげながら見えて来たりするのである・・・。 まあ、値段と言う点で国外生産し、輸入している部品も年々物凄く増えているのだと思うが・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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