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2018.07.29
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カテゴリ:デジタルツール
前回投稿の公園を歩きながら手持ちで撮影したGopro Hero6の動画の状態を見て、細かな手振れはほぼ補正されていることが解ったが、画面の傾きや上下のカメラの向きはやはり自動ジンバルには及ばないことが解ったので、上下チルトと画角の水平傾きの2軸をなんとか重力式スタビライザーで安定させようと設計してみた。



カメラの重心より少し高い位置でピボットさせて、それにより前後左右の水平を維持する考えである。



こうした思想の簡易的なジンバルスタビライザーは世の中に多少は存在するのだが、このGproHero6・Hero5用では見かけない。



このような設計はほぼ私の本職だから、あっという間に設計は終わり、部品製作に出した。



3Dプリンタで作る部品が2個、レーザーカットとベンディングで作る部品が2個、旋盤加工品が2種3個で、あとはネジと、薄いシムとゴムのシートだけである。

それでも、たったの1台分の製作だから意外と費用は掛かってしまう・・・・。

まだ予想だが2万円は超えるかもしれない・・・・。

3Dプリンターで精度の高いものを作るので、そこでの値段がなかなか下げられないが、アルミなどを削り出して製作する値段を考えれば、それでも3Dプリンターを用いて樹脂で成型する方が安価なはずである。

1週間後には完成するのでテストしてみたいと思う。

私の予想では、重心とピボットの位置を比較的近くしているので、単振動的なブランコ運動はさほど大きく発生することは無いはずだが、一度起きた動きを吸収させるのを、可変調節させることがなかなか難しく、フリクションパーツを使う方法でどこまでダンピング可能か?やってみないと良く判らないところである。(フリクション式ダンパーを強く効かせると、スタビライジングの動き出しが悪くなってしまうのです)

その点では、オイル式ダンパーが理想的だが、オイルダンパーの設計と製作は1台分では、またまた高くつきすぎてしまうし、そのオイル式ダンパーのオイル漏れを防ぐシールの摺動抵抗も軽いカメラ用という事を考えると問題なのです。

この予想価格2万円以上と言うのは、市販の電動3軸ジンバルスタビライザーを買うよりも高価であるため、目的を達成する為、と言うことで考えれば、明らかに良い選択とは言い難いものだ。





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最終更新日  2018.07.29 16:37:16
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