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カテゴリ:車・バイク
最近、車を買い替えることにしたのだが、思えば車に求めるものがだんだんと若い頃と違ってしまった・・・・。
車に乗り始めの頃はアルバイト先の会社で乗ったパブリカバン(パブリカと言う空冷水平対向800ccの2気筒エンジンを積むトヨタの商用車)であったのですが、その後、ホンダのN360の商用車型にやはりバイトで良く乗っていた。 運転技術という点では、よく富士スピードウエイなどにもバイトの車を借りて行っていて、そのころはかなり練習して、兎に角人より速く走ることを良しとしていたので、ヒールアンドトウなどは直ちにこなし、ホンダのN360の常時噛合い式のトランスミッションはクラッチを踏まずにも簡単に回転を合わせるだけでシフトチェンジができたので、左足ブレーキでクラッチを踏まずにシフトダウンするような走り方をしていた・・・。(KGC10-TKでもそれをやっていたが、当時はWRCのラリー車のような、コーナーへの進入でテールを流してエイペックスへアプローチする走り方が理想と感じていたことがあると思う・・・、ハコスカではブレーキングによる慣性ドリフトでした) パワーがない車を使っていたことで、深い突っ込みとブレーキング、そしてコーナーリング速度を上げる事で他車との差埋める運転になっていたわけです。(ハコスカではLSDがついていなかったのでインリフトで駆動輪が空転し脱出加速が悪いので、やはり突っ込み重視になっていました。) バイトに明け暮れた日々でしたが、自分の車が欲しくてたまらずにそういう生活になっていました・・・。 ハコスカ、47トレノGTそんな時代には自分で手に入れられる範囲でなるべく速い車を求めていたことになりますが、愛車紹介の中に書いたような遍歴になってます。 その後、結婚し子供も生まれた後は多少変化もあったけれど、プレリュードにした時は「子供が二人いるのに何で?」と言われもしましたが未だ速く走りたい自分と美しい車体へのあこがれは譲れない・・・という二つの要素が自分を縛っていたかもしれません。実際にはプレリュードはほぼ通勤用であり、朝晩の裏道通勤で、コーナリングマシンとして使っていました・・・・笑。 そこから次のセンティアエクスクルーシブに乗り換えた時は、サラリーマンから独立して突然経済状態が変化したこともあり、値段をあまり意識せずにデザインが気に入った車を選んだ結果でした。( 32GT-Rが余裕で買えた金額だったが、その時はすでに速さをさほど必要としなくなっていたのかもしれない・・・。) このころからだんだん車の純粋な速さを求めなくなってゆくことになりましたかね?それでも走り方はあまり変わらず、一人で仕事で走る時などはジャンクションなどで速く走る車を見つけては勝手にターゲットにして走ったり(愛車紹介にも書いた、良くない趣味もありました・・・・。) 17年乗るとは思わなかったセンティアに別れを告げたのは、すべてのカーメーカーが排出ガス規制を強化する中で排気がクリーンではない古い車を使い続けることに対する自省意識から有害な排気ガスを出し続けること止めなくてはならないと考えたからで、センティアでMAZDAの車に対する信頼が出来ていたため、MAZDAで最もローエミッションな燃費の良い車は何か?という事になって一気に小さなデミオ13CVに乗ることにしたけれど(こんなに走る車がなんて安いんだろうと感じたものでした。)・・・。 ロードノイズの大きさに最初はたまげたが、走りはCVTの良さで登りの峠道なら無敵と感じた程でした。実際に無敵ではないものの、パワーバンドで常に走れることでかなり速く走れたのは事実でした。 そして今乗っているデミオXD-6MTはリッター30km/Lという事で購入を決めたのです。(ほぼその額面通りの燃費を今も記録し続けているが、ガソリン代に換算すれば32km/L以上にも達している。) 比較的少ない私の車遍歴ですが、今でも一人で峠を走れば自然と限界を探るようになって行くのは止められないのかもしれませんから・・・全くアホなジジイです。 デミオでどんなに速く走っても、例えば前を走る高性能車のドライバーが仮に私だったら追いつけないのは当たり前です。しかし、これまでどうしても追いつけなかったという経験はわずかに3度だけです。 一度は25歳の時、草津の付近から軽井沢まで全面新雪が積もった状態の早朝でフェアレディーZを追った時、200m先のZに離されなかったけれど、差を詰めることもできなかった・・・アベレージはここには書けない程の高さでした。自分は同じエンジンを積むハコスカGTXだったが、中軽井沢の18号線へ出る交差点の信号待ちで追いついた時思わずZのタイヤを見ました・・・、私はダンロップのスノーでZはBSのスタッド付きでした。(条件的にはスタッドはあまり影響はないような十分踏み固まっていない雪道でしたから、Zのドライバーの腕と度胸があったればという事です。) 2度目は、真冬に友人を訪ねてウトロへ行き、流氷ウオーキングなどをした時ですが、網走空港で借りたレンタカーで凍てついた道を走りました。、借りた車が何故かハンドリング不安定で、地元のおばちゃんの運転するホンダの水色の軽自動車に置いて行かれました・・・、恐るべし北海道のオバチャンドライバー・・・・笑。 3度目は、2年程前かな国道一号線沼津から箱根越えの旧道での登り、濃いブルーの車体でキセノンランプが輝くスバルレガシーだったかな・・・他車を追い抜きながらだから・・・なかなか難しいケースで、追い越し車線がある下の方は良いが、頂上に近づくと追い越しは不可能になる道で、その片側2車線の道での速さではやはり追い抜き加速のキレがデミオXDとは圧倒的な差が有ったので、追従できなかったのだ・・・一体あのスバルはどんなスペックの車両だったのだろう・・・速かった。まあ、箱根越えで旧道を選ぶ人であったわけだからワインディングロードを全く苦にしないというレベルではなく、ワインディングでの運転に自信のあるドライバーだったのだろう・・・・。 パフォーマンスに大差がある車同士でドライバーのやる気と能力が同等の場合おおむね勝負にはなりませんが、拮抗している場合はどちらがどれだけバカになれるかによって状況は変わりますよね・・・・笑。(経験上外国車の高級スポーツカーで山岳路で敵わないと感じたことは在りませんが、私見ですが本気で速く走ろうと思っている人はいませんね、日本の細い山岳路でデミオなどとのバトルに付き合う奇特な輸入スポーツカー乗りなどまず居ないはずですからね・・・例えばデミオXDを負かしたとても全く自慢にもならないから、何の意味もないでしょうし、もし食いつかれでもしたら赤恥ものだしね・・・笑。) というわけでして正に「バカは死ななきゃ・・・」のレベルですが、CX-30のディーゼルAWDを選んだ時に、「もう速く走る事を忘れよう」と思って決めた自分を思い出してます・・・・。(それでもTDIのサブコン着けてしまうかもですが・・・・) 実際デミオXDでも存分に走ったのは98000km走行のうちの300km未満だろうから、「もういい加減いいのじゃない?」とも思ったわけです。 いくら人里離れた山岳路であっても、殆ど車が走っていない道路でも反社会的な走行は止めるべきなのです・・・・。 70歳超えたしね・・・・・。 まあ、手の届く価格帯の中で、ではありますが、「気に入ったデザインの車」と言うだけで、ほぼ十分になってきたのかな・・・?(でも・・・非力な車で高性能車を突っつくのが面白いから、と言う潜在意識があるからかもしれない?・・・・笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.05.05 19:10:24
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