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過去に例を見ない異色の進学校といえる奈良の西大和学園。 創立当初は関関同立100人合格を目指していたのが、大規 模な学校改革を経て、京大日本一にターゲットを変える。 2010年には前年まで19年連続京大合格者数トップの洛南 に合格者同数で並び、京大合格者数日本一になる。さらに 5年後の2015年には、ついに24年連続京大合格者数トップ の王者・洛南を抜いて、初の京大合格者数「単独」1位に。 しかし、翌年の京大合格者数は81人→49人へ激減、さら に次の年は40人と、単独京大合格者数日本一になった2年 後は「半減」(81人→40人)というまさかの事態に。 もちろん医学部志向の影響もあるが、この頃、学校側は、 全国区の進学校になるためには、京大ではなく東大の合 格者数を増やさないと全国から優秀な生徒は集まらない、 と考え、京大合格者数と二兎を追うことを実質やめている。 そして、同校のターニングポイントとなったのが、2020 年の東大合格者数。この年は、2014年に入学した「女子 中等部1期生」が大学入試に初めて臨んだ年で、関西圏ト ップクラスの女子生徒が期待通りの結果を出し、東大合 格者数で初の50人の大台にのった。東大合格者ランキン グも過去最高の「11位」にまで躍進し、翌年の2021年に は東大合格者ランキングで初のトップ10入り、それも驚 異の「6位」に躍り出る快挙を成し遂げている。76人の 合格者数も、全国6位という順位も、過去最高。この快進 撃を支えたのは、「女子中等部2期生」であることは間違 いない。さらに、2022年は過去最高を更新し、76人合格、 初の東大合格者数ランキングの「トップ5」入りを果たす。 10年前の東大・京大の合格者数と比べてみると、驚くべ きことに合格数が入れ替わっている。こんな学校、過去 にあっただろうか? 西大和学園
参考までに、関西の超進学校と比較してみよう。 灘
灘は、東大も京大も、東大+京大も、10年前とほぼ同じ 東大寺学園
東大寺学園も10年前とほぼ同じ。東大と京大の合格数 が入れ替わるなんてことは起こり得ない。普通はね。 西大和学園は、2015年に京大合格者数で単独1位にな り、そのわずか7年後の2022年には、首都圏の東大合 格常連校を一気に抜き去り、東大合格者数ランキング の5位に入るまでの大躍進を遂げている。 はたして、2025年には、開成、聖光学院、灘、筑駒の 「4強」の壁を超え、「トップ3」に入ることができる だろうか?今年、過去最高の100人の合格者を輩出し た聖光学院の「反動」はあるにしても、今年4位の筑駒、 9位の麻布の巻き返しは必至。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年03月30日 08時11分18秒
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