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カテゴリ:本
今、日本の個人投資家も増えつつあり、
株、不動産、デイトレード、などなど いろいろな形で投資している人は多いと思います。 ここ数年間で、金も年々上がっているようで、 注目されているようですが・・・。 欧米では『金』などの重要性を訴えた本は、 日本よりたくさんあるようで、 (日本に金の本があっても切り口が全然違ったりするようですが。。。) 知人が、スイス・ロスチャイルド銀行の番頭だった、 フェルディナント・リップス著の『GOLD WAR』という原書に出会い、 大変感銘をし、 今月、リップス氏の翻訳本を出版したのでご紹介します。 『いまなぜ金復活なのか-やがてドルも円も紙屑になる』 フェルディナント・リップス 著 /大橋貞信 訳 プロのバンカーのリップス氏、 今生きている私たちのために、 遺言代わりに書き下ろされたというこの『GOLD WAR』。 金融史という流れの中で、 「金」というものが経済、政治において、 いかに重要であるか?ということを、 各国のケース、歴史から解説されている。 本文は、金融などの知識がある人には、 面白いかもしれないけど、 (私には少々難しかったかも・・・苦笑) 私的に興味深かったのは、 あとがきに込められた強いメッセージ。 本当にドルが紙くずになってしまう日がくるかも?と 思ってしまいそうな・・・。 今はまさか・・という感じではあるけど、 この本はそういう点では、 政治・経済などの角度から今の日本を警告している感じ。 そういえば、 神田昌典著の『成功の旋律』にも出てきますが、 主人公の近藤トウタが、戦時中、中国から日本に引き上げる際に、 とある中国人から現金を全て金に変えるように言われて、 日本に帰国したときのくだりがありますが、、、 まさに通貨がただの紙くずになった時に、 主人公の近藤トウタは通貨を金に出来る限りかえて持っていたために、 日本に帰国できたという話がありました・・・。 そういう感覚は、 戦前生まれの人は身にしみて理解しているけど、 私たち戦後生まれの人たちは身を持って理解していない。。。 歴史は繰り返すというけど、同じこと繰り返さないように、 そういう人生の大先輩の助言などは、 しっかり受け止めて理解をしていかないといけませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.16 22:06:24
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