演歌!
最近、たまに古い演歌を聴くと、いろいろと想い出さられることが多い。当然その演歌が流行った当時の記憶が蘇るからである。まあ、走馬灯的にある種の感慨があることは歪めない。元々演歌や歌謡曲は大好きではないので、レコードやカセットテープを買ったことがないけど。中学生の時レコード屋に通って買っていたのは、映画音楽のサントラ版とかフォークソング(アメリカ物とか日本物)ローリングストーンズやCCRといったロック物。歌謡曲と演歌は、買わなくてもラジオや街頭で聴き放題の時代だから、耳について気持ち悪いくらいだった。クラシックは学校で聞けるから無料だしね。洋楽やフォークは、テレビではほとんど聞けない時代で、ラジオで聴くかレコードを買わないとしっかり聞けない。歌謡曲と演歌は巷に溢れるBGMだったな。だから知ってる流行歌は数多あっても、買ったことがない。そもそも演歌の始まりは、明治時代の自由民権運動において政府批判を歌に託した演説歌であって、演歌師がいつも同じような節で歌っていた社会党の歌だった。そそ、高田渡がよく歌っていた添田唖蝉坊(演歌師、詩人)の「あきらめ節」とか「ラッパ節」とかは、演歌師から出てきた唄だ。最近の演歌は全て「艶歌」の演歌で、謂わばラブソング、失恋ソング、御涙頂戴ソングであって、社会党の演説の歌はないのである。それでも、八代亜紀が亡くなったんで、ちょっと聴いてみたら、良かったなあと。無論、都はるみも良かったし、ちあきなおみも素晴らしかった。藤圭子で涙が出たりして(^o^;)いつもBGMで聴くと、演歌特有のアレンジが嫌いだったからじっくり演歌歌手の歌なんか聞かなかったけれど、今聞くと、歌の上手い演歌歌手の歌は聞けるのである。昔は、陰の5音とかヨナ抜き音階が嫌いだったから、真面目に聞かなかったのもあるけれど、ヒット曲の流行歌は自然にみんな覚えちゃう物だった。だから小学校の帰り道、みんなで村田英雄の「王将」を合奏しながら帰ったりした。今でも編曲のアレンジの音が好きじゃないけれど、それでもええんか!的に(^o^);ふぉーっふぉっふぉっふぉっふぉ(^o^);バナー二箇所クリックよろしく!m(_ _)m↓にほんブログ村親父日記ランキング