テーマ:思い出の曲(15)
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私には一つ、どうしても忘れられない曲があります。 宇多田ヒカルの「First Love」 良い思い出ではなく悪い思い出かなぁ。。。
今から10年以上も前の話。 彼女がデビューしたばっかりのころ。 当時、彼女の曲は斬新で、『なぜ彼女が売れるのか』なんてお昼のワイドショーで取り上げられていたくらい、話題の人でした。 その頃私は28歳。 大学1年のときから付き合っていた人と別れて、泥沼のような毎日を送っていました。 そこに滑り込むように入ってきたAさん。 10歳も年の違う彼でしたが、音楽には敏感な人で、彼女のアルバムを教えてくれたのが彼でした。 Aさんはいつの間にか私の生活圏内に入り込み、いつのまにか半同棲のように暮らしていました。 その彼が会社を辞め、警備会社に再就職し、駐車場の管理をしていると、駐車場に入ってくる車がほとんど、宇多田ヒカルのアルバム「First Love」をかけているというのです。 「あのアルバム、すぐ手に入れて!」 半ば命令のように言われ、近所のショップで探しても売れ始めた彼女のファーストアルバムが田舎のショップにあるはずもなく・・・・ 遠くの友達に頼んで送ってもらいました。 アルバムを手にした彼は、非常に喜んでいました。
あれから10年。 あの時のアルバムが、まだ私の手元にあります。 当たり前にように結婚し、新婚生活なんて甘いものはなく、毎日生活に追われ、ギリギリの生活に疲れ果て、彼を追い込み、最後の頃には毎日のように泣いてばかりいたあの頃・・・。 彼と別れ、何度も引っ越したのに、どうしても捨てることの出来なかったCDです。 今でも彼女の曲を聴くと切なくなります。 10年。
なんて長い、そしてあっという間の時間の流れ。 今聞いても切なくて、当時のことが走馬灯のように思い出されるけど、「遠い過去だ」と割り切れるように・・・なったかな?(笑 まだまだ彼の幸せを願うなんて綺麗ごとは言えませんが、せめて生きていて欲しいです。
宇多田ヒカルの切なくて透明感のある声が、今でも好きです。
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最終更新日
2010年01月14日 23時53分22秒
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