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2010年04月08日
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テーマ:愛しき人へ(903)
カテゴリ:カテゴリ未分類

私事ですが、先日、祖母が他界しました。

知らせは突然で、ぜんぜん実感がわかなくて・・・。

だんなちゃんに会社を休んでもらい、片道7時間強の強行軍で、懐かしい故郷へ・・・

 

私には「故郷」が二つあります。

生まれたH市。3歳から17歳まで育ったN市。

両親の離婚により、母は私をひとりでは育てられないと判断し(当時、小児喘息も患っていたため)、私は一人、母の故郷のN市の祖父母の元で育ちました。

田舎で何も無い街・・・大好きで大嫌いな街。

親戚はみんな、ほんとに一人残らず、

「ばぁちゃんの生きがいはDeshikoちゃんだったよね~ほんとに可愛がってたもんね~」

と口をそろえて言いました。

祖母にとって、私は末っ子のようだったのでしょうね。

祖母は92歳でした。

ここ2,3年は痴呆が進み、祖父と同じ病院に入っていたそうです。

痴呆症の祖父母共に面倒を見てくれた長男(私の母の兄)夫婦には、本当に頭が下がりました。

痴呆が進んだ祖父母は、住んでいた町内で結構な迷惑をかけたようで、長男夫婦の判断で「家族葬」にしたようです。

「家族葬」というと弔問に訪れる人も少なく寂しいものかな・・・と思っていましたが、確かに人が少なかったのですが、親戚が一同にそろうのは10年ぶり近くで、みんなとじっくり話が出来ました。

みんな一様におじさんおばさんになってた(笑

一昨日と昨日、N市の空は快晴でした。

「Deshikoの休みは100%雨なのに、おばあちゃんが晴れ女だったんだね」

だんなちゃんが言ってました。

祖母はほんとうに小さくて・・・でも顔色が良くてちょっとびっくりしました。

「最期は眠るように逝ったよ。もう息子の顔もよくわかってなかったし、全然しゃべらなかったし」

いつもけんかをしていた長男は、とても寂しそうでした。

 

祖母がこの世からいなくなれば、もうN市に帰ることはないかな・・・って思っていました。

でも叔母(長男嫁)から、

「Deshikoちゃんの実家はここ(N市)だからね」

と念を押されました。

最初から最後まで、私は泣きっぱなし・・・

あんなに仲の悪かった親戚達が、祖母の他界をきっかけに、再び仲直りしたような感じでした。

今度、初盆に帰るのを約束し、みな家路に就きました。

 

いつもの生活に戻り、自宅で天気予報を見ていると、

「日曜日、雨」

日曜日には二人で出かける予定でした。

「やっぱり、2日間の快晴は、おばぁちゃんの晴れ女の効力だったんだ。Deshikoはやはり雨女だ!」

・・・・決定ですね・・・

 






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最終更新日  2010年04月09日 14時13分53秒
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