テーマ:愛しき人へ(903)
カテゴリ:カテゴリ未分類
私事ですが、先日、祖母が他界しました。 知らせは突然で、ぜんぜん実感がわかなくて・・・。 だんなちゃんに会社を休んでもらい、片道7時間強の強行軍で、懐かしい故郷へ・・・
私には「故郷」が二つあります。 生まれたH市。3歳から17歳まで育ったN市。 両親の離婚により、母は私をひとりでは育てられないと判断し(当時、小児喘息も患っていたため)、私は一人、母の故郷のN市の祖父母の元で育ちました。 田舎で何も無い街・・・大好きで大嫌いな街。 親戚はみんな、ほんとに一人残らず、 「ばぁちゃんの生きがいはDeshikoちゃんだったよね~ほんとに可愛がってたもんね~」 と口をそろえて言いました。 祖母にとって、私は末っ子のようだったのでしょうね。 祖母は92歳でした。 ここ2,3年は痴呆が進み、祖父と同じ病院に入っていたそうです。 痴呆症の祖父母共に面倒を見てくれた長男(私の母の兄)夫婦には、本当に頭が下がりました。 痴呆が進んだ祖父母は、住んでいた町内で結構な迷惑をかけたようで、長男夫婦の判断で「家族葬」にしたようです。 「家族葬」というと弔問に訪れる人も少なく寂しいものかな・・・と思っていましたが、確かに人が少なかったのですが、親戚が一同にそろうのは10年ぶり近くで、みんなとじっくり話が出来ました。 みんな一様におじさんおばさんになってた(笑 一昨日と昨日、N市の空は快晴でした。 「Deshikoの休みは100%雨なのに、おばあちゃんが晴れ女だったんだね」 だんなちゃんが言ってました。 祖母はほんとうに小さくて・・・でも顔色が良くてちょっとびっくりしました。 「最期は眠るように逝ったよ。もう息子の顔もよくわかってなかったし、全然しゃべらなかったし」 いつもけんかをしていた長男は、とても寂しそうでした。
祖母がこの世からいなくなれば、もうN市に帰ることはないかな・・・って思っていました。 でも叔母(長男嫁)から、 「Deshikoちゃんの実家はここ(N市)だからね」 と念を押されました。 最初から最後まで、私は泣きっぱなし・・・ あんなに仲の悪かった親戚達が、祖母の他界をきっかけに、再び仲直りしたような感じでした。 今度、初盆に帰るのを約束し、みな家路に就きました。
いつもの生活に戻り、自宅で天気予報を見ていると、 「日曜日、雨」 日曜日には二人で出かける予定でした。 「やっぱり、2日間の快晴は、おばぁちゃんの晴れ女の効力だったんだ。Deshikoはやはり雨女だ!」 ・・・・決定ですね・・・
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|