テーマ:家族の形(6)
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お盆から約半月、やっとその頃のことを自分の中で消化し、文字にできるようになりました。 だんなちゃんにも言ってないけど・・・・。
お盆の12日。 N市に4時近くになってやっと入りました。 伯父に電話すると、「もうばぁちゃんの家に居るから、お前も来い」と言われました。 ひとまずホテルにチェックインし、祖母の家、つまり私が高校卒業まで育った家に向かいました。 狭い町はお盆の帰省ラッシュで混んでいました。 祖母の家に着くと、伯父夫婦はいなくて・・・母が一人で居ました。 ちょっと驚いてしまい、しどろもどろ・・・。 母は一週間ほど前から大阪から帰省し、誰も住まなくなってだいぶ傷んだ家の中を片付けていたようでした。 居間に座るのも落ち着かず、2階に部屋をごそごそとあさったりしていました。 しばらくすると伯父夫婦が買い物を終えて着ました。 その後ろに見慣れぬ男性・・・。 なんか、私達夫婦をよく知っているような感じで会話が進むので、『だれ?』と聞きにくい状況でした。 しばらくすると、ご近所の方がお線香を上げに来ていただき、やはりそこで、その場に居る人間の紹介をすることになりました。 伯父は私達夫婦を紹介し、母を紹介し、その母の隣の男性を紹介しました。 「M子の連れ合いのSさんです」 連れ合い?????
話をつなげてつなげていくと、どうも母は、その男性と一緒に暮らしているというのです。 伯父夫婦も「当たり前」のような態度・・・・ 『私・・・知らんし・・・』 思いっきりぶすくれていましたが、みんなの手前、そんな表情を表に出すわけにもいかず、気づかない振りを貫きました。
しばらくして夕食がはじまり、母と男性の暮らしぶりの話になりました。 母は、現在はどこかで勤めているらしく、その面接の話をしていました。 「私、朝早いのはダメって言ったの。夜遅いのは大丈夫。昼過ぎから出て、夜遅くまで働いて、そのままパチンコに行って、終わったら飲みに行って、朝方帰って来るかな~」 笑いながら話す母と男性・・・・。
母は60歳を過ぎたはず。 まだそんなだらしない暮らしをしているのか・・・。
あぁ・・・・暗くなった・・・
母はもちろん「女」です。 独身の女性だから、どう生きようと、どんな男と暮らそうとかまいません。 ただ・・・・ 昔、私が小学生のとき、昼は喫茶店で働き、夜はスナックで働き、一生懸命、必死に生きていた頃の母は、もうどこにもいません。 やはり、私の「親」は、だんなちゃんの両親だけだ・・・・
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