テーマ:猫のいる生活(138878)
カテゴリ:猫にゃんず
その3です。 今日は、次女「すず」 怪獣??? 「すず」は、もうすぐ10歳。 体重が3キロと、我が家ではちびっこのばあちゃんです。 性格が優しすぎるため(他の猫が強すぎる?)、私の部屋で1匹で隠居してます。 3食昼寝付き、猫ベッドにはヒーター付き・・・なんて豪華なんだ!
以前住んでいた街のお店の掲示板に「仔猫譲ります」のチラシにひかれ、当時いっしょに住んでいたSちゃんといっしょに見に行きました。 仔猫を保護したKさんとKさんのお母さん。 彼女達とはその後、数奇な縁で再会を果たしますが、それは別の機会に。 「この子には他に3匹、兄妹がいましたが、この子だけ助かったんです。」 Kさんは、私達に話してくださいました。 (ここから長いので、お時間のあるときにでも読んでください)
Kさんのご自宅は裏が田んぼの、静かな住宅街にありました。 仔猫は、野良猫が産んだ仔猫でした。 つまり、Kさんには全く関係の無い仔猫だったのです。 数週間前から仔猫の鳴き声が聞こえるようになり、調べると自宅の床下に仔猫がいることがわかりました。 床下の奥にいるので、人間では入っていけない場所にいたそうです。 猫好きのご家族は、仔猫がヨチヨチと歩き出して外に出てくるようになったら、自宅に引き取り、里親さんを探そうとしていたそうです。 仔猫の声が聞こえ始めて2ヶ月ほどしたある日。 Kさんご家族は仔猫が床下から出てき始めたので、保護する準備をしていました。 でも母猫は警戒し、その夜に、仔猫たちをどこかに移動させました。 慌ててKさんは周囲を探しますが、2日間ほどたっても見つかりません。 あきらめかけていた頃、お隣の奥さんと近所の奥さんとの会話が聞こえてきました。 「うちの床下に仔猫がいるみたいなのよ。犬はいいけど猫は嫌いだから、保健所に連絡したんだけど、奥に入り込んでいて取れないのよね」 Kさんは奥さんの言葉の端々に「猫」を「物」のように扱う感覚を「恐ろしい」と感じながら、明日にでも仔猫を我が家で引き取ることを伝えようと考えました。 翌日は梅雨のため、昨夜からの雨が強くなっていました。 勝手口から外に出て、お隣に行こうとしていると、またお隣の奥さんの声が聞こえました。 「そうなのよ~うちに猫が住み着いて気持ち悪いから、裏の田んぼに放り出したの」 Kさんは、足元が暗くなり、落ちていくような感覚を必死でこらえ、裏の田んぼに飛んで行きました。 雨足が強い中、目を凝らすと・・・田んぼの真ん中あたりに何か動くものを見つけました。 『仔猫だ!』 傘も差さずに田んぼの中に飛び込み、仔猫の元に走り寄ると 大きな水溜りの中、4匹の仔猫がもがいていました。 Kさんは4匹を救い上げ、胸に抱きしめ、自宅に走りこみました。 4匹中、3匹は既に息をしていませんでした。 Kさんは、仔猫の口と鼻を同時に吸い、水を吸い出そうとしました。 Kさんのお母さん、お父さんも、仔猫の心臓マッサージをしたり、タオルで体をこすったり・・・・ でも3匹は、そのまま息を引き取り・・・残ったのが、「すず」でした。 「この子のような酷い目に合う猫は多いんでしょうね。でも、Deshikoさん達のように、チラシを見て引き取ってくださると言ってくれる方もいます。本当に奇跡に近いような運命ですよね」 Kさんはちょっと涙ぐみながら言ってくれました。 「すず」はたいした病気もせず、もうすぐ10歳のお誕生日を迎えます。
その後のKさんとのお付き合いは続きました。 知ってらっしゃる方も居るかもしれませんが、「我が家の猫紹介します」シリーズが13匹+Sちゃんとこの2匹の紹介が終わって、続きをお話したいと思います。
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最終更新日
2011年02月27日 09時48分18秒
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