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我が家の一員となった、蓮(れん)ちゃんです♪ とっても優しい顔をした子で、人間が大好き☆ 背中が黒っぽくて、足元だけ白。 『おおかみと七匹の子やぎ』で狼がヤギのお母さんになりすますために白い粉を足につけたときみたい! 雑種のメスで生後3ヶ月です。 名前は蓮(ハス)の花からとりました。 先週末、和歌山県動物愛護センターで開かれる譲渡講習会に行ってきました♪ 和歌山県愛護センターでは、県内各地の野犬の保護、飼えなくなった犬・ねこの引取等を業務のひとつとして行っています。 飼い主が動物の習性などに対する理解や知識不足のまま、安易に飼い始めるなど理由は様々ですが、その数は犬・ねこあわせて年間約5千頭(和歌山市を除く和歌山県内だけでこれだけの数)。 このうち、センターでの譲渡事業で新しい飼い主にもらわれていくのは1割にも満たず、ほとんどが安楽死処置となっているそうです。 譲渡講習会はこんな流れでした。 講習会 ・・・犬、ねこの適正飼育について講義を受ける ↓ 譲渡資格審査 ・・・家族の同意や他の動物の飼養状況などの審査 ↓ 飼育環境等についての質問用紙に記入した後、一家族ずつセンターの方とお話ししました。 ↓ 15家族くらい来ていました。 マッチング ・・・譲渡できる犬・ねこの中から希望する犬・ねこを選ぶ ↓ 今回はすべて生後3~3.5ヶ月の雑種の子犬5匹で白い子が一匹、あとはみんな茶系でした。 ↓ ねこは2匹だったようです。 譲渡 ・・・譲渡申請書類を提出 狂犬病の注射(注射代2570円)をして、新しい家族と一匹の写真を撮りました。 私は息子の相手をするのに講習会に出たり入ったりしていたのでゆっくりと聞けませんでしたが、お話してくださったセンターの方の熱い気持ちがとても伝わってくる内容でした。 幸せに暮らせるよう、ちゃんとしつけしてあげること、 飼い主がしつけなかっただけなのに、言うことを聞かないと言って返しに来ないでほしいということ、 これ以上不幸になる犬たちが増えないよう、避妊手術は必ずすること、 地域の模範的な飼い主になってほしいということなど。 審査では、我が家は犬を飼うのが初めてなので「しつけ教室」に必ず参加することを条件にOKを出してくれました。 田舎で暮らす我が家の近くにはないので、遠くの教室まで通うことになるのですが。 それから、息子と犬が競争してしまうかもしれないと心配されました。 お年寄りの方が飼われる場合は、犬のほうが長生きする可能性があるのでそのとき誰か犬を引き取ってくれる人がいるかどうか、 子どもが飼いたいと言っている場合、一週間くらいで飽きると思うけれど親はそのつもりで飼えるかどうか、犬の終生まで面倒をみることを考えて飼うつもりかを問われていました。 二匹目の譲渡の場合で、一匹目がまだ子犬という家族は断られていました。 審査でOKが出た家族はようやく犬・ねことご対面。 実は、私と息子は他の人が講習を受けている間、先に見せてもらっていました^^ センター内をうろうろしていたら声をかけてくださったのです。 今回の譲渡対象の犬たちは、センターの方が「おすわり」のしつけをしていて、センターの「ふれあいイベント」でたくさんの人や犬たちともふれ合っているので、人にも犬にも慣れているということでした。 だからどの子も人を見ると喜んで、手をぺろぺろなめていました。 我が家は小型犬より中~大型犬がいいなあという程度で、子犬でも成犬でもどんな犬でもいいと思っていました。 実際に見てみると、5匹ともかしこくて人懐っこい子でした。 しばらく犬たちと遊んだ後に、一匹ずつ譲渡希望者がいるか尋ねていきました。 複数の家族が希望したときは話し合い。 5匹のうち、白い犬だけはもらい手が見つかりませんでした。 最初はみんな白い犬がいい!と言っていたのですが、とても気が強いのとよく吠えるのが気になったようです。。 私たちが蓮に決めた理由は、息子の手を一番最初になめてくれたから。 それだけです。 息子もうれしそうに手を出していました。 他にもこの子がいいという家族がいたのですが、「本当にこの子をほしい方になら・・・」と譲っていただきました。 譲渡のすべての事務処理が終わり、帰る間際に今までこの子を育ててくれたセンターの方が最後に無言で抱きしめていたのがとても心に残りました。 「この子は‘おすわり’をしたら遊んでくれるまでずっと待っている子です。そこがいいところなので伸ばしてあげてください。」とお話ししてくれました。 元の飼い主さんは、繁殖させてしまってもらい手のいない子犬を保健所につれてきたそうです。 「よくあることなんですよ・・・」と悲しい顔で話してくれました。 この譲渡講習会を担当している職員さん、ほとんど一人で講習会~譲渡までの作業をこなしていました。 私と年齢は変わらないくらいの人で、とても動物を愛しているんだなあと感じました。 だから審査では厳しい質問をして、飼い主を見極めていたのだと思いました。 センターから我が家までは車で3時間。 蓮は気持ちが悪くなって食べたものも全部吐き、吐くものがなくなると胃液を吐いていました・・・ 犬がこんなにドライブが苦手だなんて知りませんでした。 30分おきくらいに休憩して外で遊ばながら帰ったのですが、車内ではぐったりして苦しそうでした。 その日の夜は、玄関に寝床を用意してあげたのですが、夜中に何度も切なそうな声で鳴いていました。 寂しいのと気持ち悪いのと・・・、不安だったんでしょうね。 翌日は一日中一緒に遊びましたよ^^ 「ふれあいイベント」で慣れているのか、リードを放しても私や息子のそばから離れません。 走ると後ろからついてくるし、洗濯物干している周りでちょろちょろ遊ぶしかわいいです♪ 新しい家族が加わって、息子の感情が豊かになったようにも感じます。 今まで見たことのない表情をするようになりました。 近所の子どもたちが遊びに来て、蓮ばっかりかわいがるので蓮にヤキモチを焼いているような時もあります。 だって今までは息子が一番の注目の的だったんだものね。 近所の放し飼いの犬たちも、新しい仲間を伺いにやって来ましたよ^^ 我が家に加わった新しい家族、蓮ちゃん。 一緒に幸せになろうね♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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