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いのちのアトリエ

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つぶ子♪

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2006.03.30
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カテゴリ:やま
3月27~28日の一泊二日間、大阪市西成区にある「こどもの里」の新中1~2年生10人が
私たちが暮らしている北山村へ林業体験ワークキャンプに訪れました。

私と「こどもの里」の出会いは4年前。
大学を休学して、一年間ボランティアスタッフとして住み込みでお手伝いさせていただいた縁が
今まで続いています。

普段は建物に囲まれ自然の少ない大阪の街に暮らしている子どもたち
いつかこの北山村に呼びたいなあと思っていました。

そんな折に、キャンプのお話しをいただきました。
春から中学生になる子どもたちとスタッフの親睦を深められるようなキャンプをしたい
自然の中で皆でひとつのことに汗を流しながら、笑いあいながら、
いろんなことを話し合いながらできるようなワーク(作業)が北山村でできるかな?と。


まだこの村に暮らし始めて2年目の私には、何ができるか思いつかない・・・
森林組合に相談し、森林管理署や役場の方にも協力いただきながら
ワークの企画を立てていきました。
私にとってキャンプの企画は初めての経験、
しかも私はこの村では新参者。
村の人々にキャンプがどのように受け入れられるか心配していました。
しかし、みなさんがとても親切に受け入れてくださり、無事開催することができました。
とてもありがたく思っています。



* * * * * * * * * * * * * * * 


そして、いよいよキャンプ当日。
私たちを頼りに大阪からはるばるやって来てくれるこどもたちをどう迎えようか
前夜からドキドキしてほとんど眠れない私。

でも当日はそんな不安も吹き飛ばすような快晴!
さわやかな山仕事日和でした。


少し遅れて到着した「こどもの里」のメンバーたち。
思春期を迎えて、少し大人びた表情と大きくなった体、
声変わりを始めている男の子たち。。。
でもあいかわらず元気で輝くような笑顔をした子どもたちと再会しました。

ゆっくりする暇もなく、急いでお弁当を食べて、ワークの現場へと向かう。
ワーク一日目の現場は、15~40年生のスギ・ヒノキが生えている一老谷国有林。
夫が言うには、北山村でも歩きやすい山のひとつだとか。
ワークの内容と、障害のある子が参加していることを考慮して
森林組合の判断でこの山に決めました。


バスで林道まで乗り込み、そこから山の入り口まで15分ほど歩きます。
それから山に入る前に、山についての予備知識を学びました。

はじめは簡単なゲームで体をほぐします。
watasihagaare
山に住んでいる生き物のカードをそれぞれの背中に貼っています。
自分が何なのかを、相手にヒントをもらいながら考えるゲームです。


「地球温暖化と環境について」のお話しも真剣に聞いています。
sinnrinnkyousitu

この話で、私も驚いたことがありました。
直径2センチ・長さ10センチほどの木を水に浸けて、
木が水を吸い上げる道があるかどうか実際に確認するのですが・・・
木をストローのようにくわえて息を吐くと、「ぶくぶくぶく」と泡が出てきました。
さらに、吸うと、なんと水が飲めるのです!
(かなり吸う力が入りますけど^^;)
百聞は一見に如かずとはこういうことか!と思いました。
雨が何日も降らなくても、山から絶えることなく水が湧いているのは
木のこんな力のおかげだったんですね^^


それでは、いざ山へ!!
yamahe

一人ひとりのこぎりを使って、間伐の体験をします。
実際にやってみる前に、山仕事のプロがどのように木を切るのかを見ました。
チェーンソーを使っての伐採です。
まず枝ぶりや周囲の様子をよく見て、どの方向に倒すかを決めます。
細い木ならそのまま切ってもいいのですが
ある程度太い木はより安全に倒すために‘受け口’というのをまず作ります。
直径10センチほどの木でも、自分のほうに倒れてしまうと人は死んでしまうので
安全面には細心の注意を払わなくてはいけません。

倒したいほうにこんな形の‘>(受け口)’をまず切ります。
受け口の反対側から切ると、その方向に木を倒すことができます。
  *こんな感じです(分かりにくい?)  ←倒す方向 |> |←こっちから切る
                   
実は、この見本を見せたのはうちの夫。
大勢が見ているのでかなり緊張した様子でしたが。。。
初めて大きな木が倒れるのを見た子どもたちからは大きな歓声が上がりました。

そして、子どもたちも挑戦します。
yuuhi

↓障害のあるKくんもみんなに支えながら山を登り
 スタッフと一緒にのこぎりを引いて木を切りました。
kennto

初めて自分で木を倒して「気持ちいい~!」と叫ぶ子
「俺、こんな太い木切ったで~」と話してくれる子
自分で切った木の丸太を記念に持ち帰る子
林道にたくさん生えている苔、「これ都会の園芸店では売ってるよ」という講師の方の話に
「持って帰って売ろう」なんて言っている子^^;
みな、それぞれに山を感じているようでした


間伐体験の次は、丸太橋作り。
山の湧き水が流れる小川に、間伐材を使った丸太の橋をかけました。

3本の木を同じ長さに切り、枝を払い、つるで木を縛って固定します。
できあがった橋の上で記念撮影☆
hasiotoko

hasionnna



これで一日目のワークは終了。
ひとまず宿に戻り、温泉に入りに行きました。
それから夜の交流会に向けて、夕食の準備をしました。
nabe
メニューは、来る途中、奈良県明日香村の産直野菜売り場で買ってきたたくさんの野菜を使った鍋。
私もご近所からどっさりといただいた大根をすりおろして、干しエビ&ニラ入り大根もちを作りました。

交流会、地元の子どもたちが来てくれるといいなあと思って企画したのですが、
時間が遅かったので送り迎えが必要なのと、平日だったせいか来てくれたのはたった一人でした。
それでも、みんなでわいわいと鍋を囲み、食べた後はゲームをしたりして
楽しく過ごすことができました。

息子を連れていたので私たちは早めに切り上げて帰りましたが、
その晩は夜遅くまで盛り上がって遊んでいたそうです。


長文になるので2日目の様子と、キャンプを通しての感想は次の日記にまわします。


* * * * * * * * * * * * * * *


実は、今日は息子の2才の誕生日。
天気が悪かったので夫の仕事も休みになり、
家族そろっていつものようなのんびりした日を過ごすことができました☆

私からのプレゼントは、子ども用13センチの木のお箸。
まだ早いかな~と思ったけれど、スプーンやフォークも上手に使えるようになってきたし、
大人の箸でうまく食べているときもある。
もちろん手づかみ食べもまだまだしているけれど^^;
でもそろそろ自分の箸を用意してあげようかなと思いました。

桜の季節に産まれたアナタ
産院の窓からは山に咲き誇る桜が見えていた
その満開の桜を見ながら、私はアナタにおっぱいをあげたんだよ
そう、だからアナタは山で暮らそうよと私たちを導いてくれたのかな
ここはアナタにとって故郷、ふるさと
この緑の山と川と、青い空がアナタの心に刻まれていくのかな・・・
これからも健やかに育っていってね

2才のお誕生日おめでとう^^
これからもどうぞよろしくね

itinennmae kokoro2sai
↑一年前の今頃    ↑2才になる3日前





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Last updated  2006.04.01 16:29:29
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