テーマ:ただ思うこと・・・(560)
カテゴリ:ちきゅう
この地域の農協が発行している広報トップページでは
毎号、地域の家族を紹介する写真が載せられています。 今月号では、3人兄妹が載っていました。 手にはそれぞれ鉄砲を持っています。 銃口は写真を見ているこちら側に向いています。 鉄砲は、もちろん 「おもちゃ」です。 この写真を見て 私は胸がどきんとしました。 そして 「これに誰も疑問もたなかったのー???」 と驚きました。 だんだん怒りが湧いてきました。 どうしても気になったので 昨日、広報を発行している農協に電話をかけました。 「広報の担当者の方いますか?」 「私ですが。」 柔らかく伝えようと思っていたけど 意識が低すぎっ!と怒っていたので ちょっとキツイ口調になってしまいました。。 「今月のトップ写真なんですけど 子どもが手に持っているのは鉄砲ですよね?? おもちゃなのは分かっていますが 鉄砲の銃口を相手に向けているような写真を 広報に載せるのはどういうことですか? 家族の思い出として残す写真ならともかく 広報のトップにこいういう写真はどうかな~と思います。 写真はもっとちゃんと選んでください!!」 とか他にも、ばばばばーっと言っちゃいました。 電話の相手は 「気づきませんでした。 今後の参考にします。」と答えました。 親が我が子に、おもちゃの銃を買い与えることは それぞれの価値観・考えだから 私はそれに対しては何も言えない。 (ほんとは、それぞれの価値観で済ませていいの??!っていう問題だと思うけど。) でも、その場にいた誰もが 「銃を向ける」ということの意味に気づいていなかったのか。 しかも 「広報のトップ」にそういう写真を平気で載せてしまうのは どういうことか。 子ども向けのテレビ番組などでは 当たり前のように 敵を倒すために暴力をつかう。 ヒーローが持っている銃を 子ども達は欲しい!と思うだろう。 子どもが「欲しい」と言うおもちゃを親は買い与えるだろう。 「ヒーローが敵を倒す」シーンは あまりにもたくさん日常の中に潜んでいて 慣れてしまっていて それに疑問を持つことはムズカシイ。 ココロが以前 ある友だちから「戦車」のミニカーをもらった。 隠しておきたかったけど、 隠すのも違うような気がして そのままココロのおもちゃのひとつに加えられた。 ココロは、最近まで それを消防車だと思っていた。 (長く伸びた銃がついてて、そこから水が出ると思っていた) この頃「これなあに??」と聞いてきたので 「戦車だよ」と答えた。 心が痛かった。 なんで、こんな「おもちゃ」作るんだろう? ココロはまた聞いてきた。 「せんしゃってなあに??」 「鉄砲がついているんだよ」と私。 (いつも鹿肉をくれる猟師さんが鉄砲で動物を撃つことは知っていて 大人になって、猟師さんになる勉強をすれば鉄砲を使えるんだと、うちでは話していた) 「てっぽうでなにをうつの??」 「・・・ 人 だよ・・・」 「ちー でたらいたいねぇ」 「びょういんいかないとだめだねぇ」 「そうだね、痛いよねぇ。死んじゃうよねぇ・・・」 「しんじゃうの?」 「そうだよ。 鉄砲で撃ったら、死んじゃうんだよ。 いつも猟師さんが鹿さんや猪さんのお肉くれるでしょう? 猟師さんが鉄砲で撃って、鹿さん死んだから、ココちゃんもお肉食べれるんだよ。」 ほんとに心が痛くて、 子どもにこんな「おもちゃ」持たさないでよ!と思った。 世界には本当の銃を持った子どもの兵士だっているんだよ。 鉄砲で撃たれて、家族や友だちが死んでしまった人だっているんだよ。 その一方で 鉄砲や戦車のおもちゃに疑問を持てない国の私たち・・・ こんな「当たり前」っておかしい!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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