テーマ:変な夢見ませんか??(843)
カテゴリ:その他
この頃、海にまつわるいろんな夢を見る。
今朝起きる直前に見た夢は なんだか強烈だったので、ここにも書いておこう。 ----- 私は深い海の真ん中に浮かんで、立ち泳ぎをしている。 そんなに穏やかでもなく、荒れてもいない海。 嵐が過ぎたあとの海とでも言うか。 まわりには、たくさんの女性が同じように浮かんでいる。 その中には友達も何人かいるし、全然知らない人もいる。 女性達は、大きな浮き輪をつけた人もいるし 小さな浮き輪をつけた人も 浮き輪を持っていない人もいる。 私は何にも持っていない。 女性達の真ん中に木でできた壊れたイカダのようなものが浮かんでいて そのイカダの上には、たくさんの子ども達がいる。 まだ歩けないような1才前後くらいの子から2~3才くらいまでの子ども達。 泣いている子もいれば こわばった顔をしている子もいる。 笑っている子は一人もいない。 この子ども達は私達の子どもではないのだが どうやらこの子達を助けなければならないようだ。 さもなければ、自力で泳げない小さな子ども達は みんな海の中に沈んでしまう。 誰からともなく、子どもを抱っこし始める。 私はその様子をこんな風に思いながら、じっと見つめている。 「大きい浮き輪をつけた人が大柄な子を 小さい浮き輪をつけた人が小柄な子を一人ずつ抱っこすればいい。 浮き輪のない人が子どもを抱っこして泳ぐのは無理がある。 子どものほうが少ないから、浮き輪のある人が一人ずつ子どもを助けてくれれば なんとかみんな助かるはずだ。」 イカダの上の子どもは、一人ひとり抱っこされてゆき だんだん少なくなってきた。 とうとう、あと二人となった。 海をあまり怖がっていない無邪気そうな小さな子と 今にも泣き出しそうに歯を食いしばっている大きな子。 私も子どもを抱っこしたいと思うけれど 私は浮き輪を持っていない。 まわりを見渡すと 浮き輪をつけているけれど 子どもを抱っこしていない人も何人かいる。 私は彼女らに声をかける。 「あと二人、子どもがいます。 浮き輪のつけてる人どなたか抱っこしてあげてくれませんか?」 すると大きな浮き輪をつけた女性が現れ 二人の子どもを見比べたあと 小さな子のほうを抱っこした。 「私は大きな子は無理だわ」と彼女は言った。 誰もが、この海の中で 自分の命さえどうなるか分からない中で 子どもの命まで救えるのか・・・という ギリギリの状況にいた。 その気持ちはよく分かったし 私もそうだった。 浮き輪をしていても 目指す場所さえ分からないまま 子どもを抱いて泳ぐことは簡単なことではなかった。 でもあと一人、子どもが残されている。 結局、他に誰も助けようとする人は現れず 私はその大きな子を抱っこして泳いだ。 私は泳ぐのは得意ではなかった。 私だって、怖い。 でも子どもを助けなければ、という思いで必死だった。 だんだん涙と怒りが込み上げてきた。 「どうして大きな浮き輪をしている人が助けてくれないの?! 大きな浮き輪の人が大きな子を 小さな浮き輪の人が小さな子を助ければいいことじゃない。 それなのに、どうして 小さな浮き輪で大きな子を抱えたり 浮き輪のない人が必死になって子を抱えているのに 大きな浮き輪をしてる人が、子を抱っこしてくれないのよっ!」 そして、なるべく怒りを表に出さないよう 子どもを抱っこしている女性に、一人ひとり聞いてみる。 「あなたはイカダの上の子を抱っこする時 子どもを選びましたか?」 初めに答えた人は 「はい」と言った。 私は「いいえ」と答えてくれる人がきっといるはずだと思い 同じ質問を次々にした。 でも、どの人もみんな「はい」と答えた。 最後にイカダに残された二人の子どものうち 小さな女の子を抱っこした女性も「はい」と言った。 私は無念だった。 そしてとうとうブチ切れてしまった。 「あんたら、子どもを選んでんじゃないよぉっ!!!」 と大声で叫んだ。 涙が流れた。 すると、突然胸の中に誰かが飛び込んできた気がして 目が覚めた。 ----- 隣で寝ていたココロが 私のおなかの上に乗ってきたのだった。 ココロはときどき朝方になると 私のおなかの上に乗ったまま寝る。 それはいつものことだった。 けれど こんな夢を見ているときだったから ココロが私を選んで来てくれたようで とても嬉しくって感動した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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