なちゅらるに生きよう

夫が天国へ逝った日＝命日＝昇天日

若くして未亡人になったし
子ども達もまだ思春期だったし

世間一般から見たら
「死別＝かわいそうな」
「未亡人＝憐れむ人」
なのかもしれないけど・・・ね。

あれから泣いたこと、ほとんどないんですよ。
誰かの前で号泣したことない。

私が未亡人だと告げたら、聞いた相手が号泣したことはあったけど。
困惑する未亡人の私。

健気さを売りにするキャラでもなく
なんか目の前のことをこなして、
日々で生きてきたら１４年経ってしまった感じ。

夫の実家とか
私の実家とか
こんなに身近でもわかってもらえないだろうな、ってこともある。




今年は妹が恒例の鉢花 ↑↑↑↑を持ってきてくれた。
夫の命日にいつも宅配便で送ってくれるのだけど、
今年は突撃訪問って感じで直前にLINE連絡がきた。

娘と出掛ける直前で、断ったけど
すでに近くまで来ているってことで待つことに。

「命日だからって、ずっと家にいると思っているのかな？」
「ずっと悲しんでいるって思っているのかな？」
娘の素朴な疑問。

「たぶん、みんなそう思っているんじゃない？」
一番身近な人でさえ、そう思っているんだろうね。


娘と私は毎年恒例の花火大会へ浴衣でお出かけするところだった。
どの浴衣を着るのか？
どんな帯結びをするか？
そんな話をしていたんだよね。

夫には花を供えて、いつも通りの私と娘の日常が続いている。

この日は誰とも会いたくない年もあったし
毎年、子ども達と夜はファミリービデオ観て、笑っていたよ。


楽しいことを選ぶし、楽しく暮らせるように生きたい。



この写真は、毎年恒例の花火大会当日、都内某所でのご招待ビアガーデン。
今年も娘の友達と浴衣で参加。

花火がとてもとても綺麗で
儚くて一瞬一瞬を目に焼き付けてきた。

また娘と参加できて嬉しかった。

こうして死別１４年。
未亡人１４年。

ようやく？
今年だけ？なのか
少し前からのフラッシュバックもなかったわ。
この時期の救急車の音にも涙は出なくなってる。


天国のHへ
私は元気で生きております。
あなたの 妻より




止まってなんていられないので
出来る範囲で好きなことだけして生きていきたい。

子ども達にも好きなことして、楽しいことを選んでいいから
楽しいと感じることがたくさんあるように生きて欲しい。

得意なこと、好きなことを選んでいけば
自分も楽しい、仕事でも誰かの役に立つことがあるでしょう。


そんなことで命日も、夜遅くに帰宅という日となった。
こんな日がくるなんてね～。
だれが考えたことでしょう。


私が当日、先輩未亡人の方のブログを読んで目から鱗、って感じ驚愕して
「私だけ辛いわけでも、がんばってるわけでもない」事実に励まされてきたように

「こんな日も来るかもしれない」
と思える人がいればいいけど。

忘れることが多いから
辛いことも忘れていくからプラスもあるけど
逆にボケ？って困ることもあるから続けているブログ。

身近な人には言えないことを書くという場でもある。

歩こう～♪
歩こう～♪
私は元気～♪

これからも
「となりのトトロ」のメイみたいに
元気で歩いていきたいわ。