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2020年05月25日
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息子が生まれた時から感じてたこと。

我が子は可愛い。
誰よりも愛しい。
親兄弟姉妹よりもずっと大切。

だからこそ悩むし、考えるし、
自分にできることを最大限与えたいと思う。

私は、ね。
うちの親は残念ながら、そういう人達ではなかった。

まだ両親は生きてるけど、小さい頃から人の感情を読み取るのに敏感な私は

幼い頃から、両親の自分が大事!っていう部分を感じ取って信用していなかった。

裏切られ感を抱いていたし、事実そうだった。

本人たちに指摘すれば必ず
「大袈裟な!」とか「いまさら昔のことを執念深い」とか思っちゃう人。

まぁ、親への期待の薄い子どもだったから、しっかり者になったと思う。

就職の面接で「尊敬している人は?」の質問に、迷わず『両親です。』と答える人へ「嘘臭い!そんな親もいるのね」と素直に信じられなかった子どもなので、その気持ちは親になっても同じ。

完璧な親はいないから仕方ないし、昔の親なんてそんなかもしれない。
うちの親は常識的だし、ネグレクトや虐待とかされてたわけでもない。

普通の公務員の家庭っぽく、慎ましやかな生活をして、食べることにも困らず育ったのは感謝してる。


親への感謝と親しみは別問題で、自分の悩みごとが世界で一番重要!って両親を見ていると、相談なんてしようとは1度も思ったことない。

ただ1度だけ頭を下げて、土下座までしてお願いした留学の話は却下されたし、それは当然と言えば当然なこと。

その後の死別しても何も頼ったことはないし精神面でも親を頼ろうと思ったこともない。

「困った時、苦しい時に思い出すのが母親」、ってよく言うけど、
私にとって困り事を持ち込むのは母親で
私へ最大の苦痛をもたらすのも母親だった。

普通の人なんだろうけど人間不信の根源。子どもよりも自分の幸せを選ぶ人。
弱く見せて、実は一番強情な人。

縁を切って20年以上経つけど、母親を頼りたいと思ったことは1度もない。

父とは仲が悪いわけでもないし、行き来もしていて普通の親子関係だけどね。

私や夫が自分の家族への想いって同じだったから、お互いに自分の作る家庭は大切にしていたと思う。

うちの子ども達は難病特定疾患に認定される喘息児だったし、性格的にも激しいものがあったから、ものすごく悩んで子育てしたし、夫なしでは虐待しちゃうか、私の精神が持たないのでは?って思うこともあったけど
親には1度も相談する気にもならなかった。

子どもの気持ちなんて、わかるわけないから。

いつまでもインナーチャイルドを大人にすることなくアラフィフも過ぎちゃったけど、

私と親との関係よりは、
私と子ども達の関係の方が良いと勝手に思っていた。

でも、親に本音を言うわけないって言うのも経験から知ってる。

私も絶縁するまでは表面的には母とも上手く付き合っていたからね。

子どもの気持ちは、その子にしかわからないもの。

わかったつもりでいる親は烏滸がましいと思うよ。

我が子の本音を知ったつもりでも、それは本音じゃないからね。


息子とは掴み合いのバトルを繰り返したし、手土産もって何度も他所様のお家へ謝罪にも行ったし、表面化してる問題多くてわかりやすかった。

それを見て育った妹たちも、イロイロあったけど激しさはなくて、仕事もしてるし逞しく育ったつもり。

ここに来て、娘からの本音をぶつけられ、
子育てには終わりがないこと、親行にも終わりがないことを実感する。

私ってまだまだ未熟だなぁ~と思うよ。

わかってあげたいな、と。
娘の気持ちになり寄り添ってあげられてないことも、苦しくなる。


私が夫を選んだのも
夫が私を選んだのも

親には絶対にわからない想いを言わずにも共感できたから。

自分達は親と同じような家庭は作らない。
反面教師しよう、って思い。

人としては常識的だし、普通の人。
だからって子どもが満たされてるわけではない。

うちの子ども達もそうだよね。

こんなにも天然ボケで未熟な母親が1人で子育てしてたらバランスに欠ける。

その不足していた部分を補ってくれていたのが夫なので15年の不足分をぶつけられて

私1人では補完することのできない悲しさを思い知る。

う~ん、どうにか助けてあげて!と夫に祈っていたら、長女の夢に夫が出てきたそうだ。

私は、子ども達はどこで暮らそうと、幸せで健康であればいいと思ってるけど、それが伝わっていないことを知った。

伝えてるつもりだけど、伝わってなかった。

私の生まれてきた意味って、『母親になり、子育てすること』。
これが天命だと思ってたけど、まさにそうだね。

母親としての成長は続けなくてはいけない。

本音をぶつける子どもを、開き直って、冷たく突き放すような親にはなりたくない。

こんな未熟な母親に、本音を言えるだけ子どもは、見捨てても諦めてもないってことに感謝だわ。

そして寄り添えってもらえないと感じてた長い時間にごめんね、と言うね。

吐き出すことができるのは、諦めてないからだから、寄り添う気持ちを伝えたい。

一人親って偏っていることを、わかっていたけど、子どもにとっては大きな損失だよ。

友達や恋人には補えない部分を、私がもう少し大きくならないとね。





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最終更新日  2020年05月25日 15時31分21秒
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