なちゅらるに生きよう

昨日は衝撃的な出来事があって
目が腫れるほど泣いてしまった。

こんな悲しいこと
書くことで忘れないようにしたい。



ランチに行く道中の出来事。

会社の人と車で行くのだけど
裏道を通っていたら、
道端に猫が寝転んでた。

赤い首輪をした白黒猫ちゃん。
まだ毛並みが若くて、
可愛い顔でこちらを見てた。


横向きに寝転んで
前足を伸ばして
寛ぐ時のようして
こちらを見ていた。

‥見ていたように、
見えた。

でも、道端で

車の通るすぐ側で寝転ぶ姿は
あまりにも不自然すぎて

車を徐行させて
少し止まってもらって
ジッと見た。

全く動かない。
目を開けたまま、動かない。

猫のすぐ近くで
路肩に車を停めてるおじさんが
外に出ていたから

猫を見ながら「生きてる？」と聞くと、

首を振って
「市役所に電話をしました」
と無表情に答えたの。


どう見ても飼い猫ちゃん。
どう見ても若い。
どう見ても、今、命を失ったばかり。


市役所に連絡しました
市役所に連絡しました
市役所に連絡しました

飼い主さんが知らないまま
市役所の人が
ゴミとして回収していくの？
ゴミとして処分されるの？

飼い主さんが知らないまま行方不明になった猫ちゃんを探して探して探して

生きてると信じて探して、
見つからなくて。

そして猫ちゃんはゴミにされるの？


あまりの衝撃に
涙が止まらなくなり
ゴミにされるの？

飼い主さん知らないんだよ？
あのオジサンがはねたの？

首輪に連絡先ついてるかな？


ずっと涙が止まらず実家で飼っていた猫が同じように見つかったこと思い出した。

あの時は近所の酒屋のおばさんが教えてくれて、駆けつけたら、家のすぐ側の通りの路肩に綺麗なまま、同じように死んでいた。
傷ひとつなく綺麗なままだった。

猫は引返せないんだね。

ランチの後、その道に戻ったら
猫はもういなかった。

飼い主さんがみつけたとは思えない。
首輪を確かめればよかった。

飼い主さんの連絡先が書いてあったかもしれない。

放し飼いにするっていうことは
こういうこと。


自由という大きなリスクが待っている。

外の世界で自由に、好きに生きて、幸せと思うか？

狭い家の中で長生きして幸せと思うのか？

猫は選べない。

そもそも外の世界を知らなければ、それで一生が終わるんだもの。


うちの猫さんが幸せで暮らせるように
私は何ができるかな？


一緒に暮らして、
少しでも楽しくいられるように願う。

猫の一生考えた一日だった。