祝 銅メダル 日本短距離界の悲願のメダル獲得でした。
素晴らしい。芸術的なアンダーパスでした。
世界の主流はオーバーハンドパスと言われていますが、個人種目優先でリレーの練習もそこそこであわせるしかないチームではアンダーハンドパスは無理。
長い時間をかけて呼吸を合わせ、歩幅を合わせ、固定メンバーで練習を重ねられるならアンダーハンドパスの方が確実だし、バトンゾーンを有効に使える。
アンダーパスを指導された経験がない人・アンダーパスとオーバーパスを比べて吟味した経験がないとわからないかもしれないが、かぎられた戦力で戦うには、これは有効だ。
今回も、日本のメンバーには9秒台の選手はいない。
なのに勝てたのだから。
一番のメリットはバトンを落としにくいこと。ゾーンオーバーの可能性が低いこと。下手なオーバーパスのように手を伸ばして走ることもないし、後ろを振り向くこともない、自然に腕振りをしている体勢のまま、次の走者の横で渡すのでスピード差もない。バトンゾーンの中でスピードが落ちにくいのだ。
完成度が上がればあがるほどロスのない理想のバトンパスができると思う。
ここ何年か、試してみての実感でもある。
それにしても芸術的だった。いい教材だと思う。
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Last updated
2008/08/23 11:31:08 AM
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