Docker for WindowsでJupyter Notebookを動かす(改訂版)その2
2018/09/18 改訂2 2018/09/07の記事には、いくつか間違いがあったので、間違いを修正したものをアップします。赤字部分が抜けていました。 docker上では、日本語のフォルダ名は使えないものと思い、docker上の「work」フォルダをCドライブの直下に配置していたが、Cドライブの「ユーザー」ディレクトリ下の「jupyter_nb」を、フォルダ名にアルファベットを使用する(「ユーザー」→「Users」、「ドキュメント」→「Documents」)ことで、docker上の「work」フォルダに割り当てることができたので、起動コマンドをそちらに変更した。6 まとめ 以上のことをまとめると、手順1 Windows環境を確認する。 ①64bit版のWindows 10(バージョン1511、ビルド10586以降)、ProもしくはEnterprise/Educationエディションであること。 ②Hyper-Vが利用できること ③コンテナ実行用の仮想マシンには、メモリ2GB、ディスク60GB(容量可変タイプの仮想ディスクで、初期サイズは4GB程度)のリソースが必要手順2 Docker for Windowsをインストールする。 公式サイトからダウンロードして、Docker for Windowsをインストールする。手順3 Docker上でJupyter Notebookを動かす。 ①共有ドライブの設定を行う。共有ドライブの設定を行う。(4の手順2参照。) Dockerの管理メニューを表示して、[Settings]を選択した後、[Shared Drives]のタブから共有したいドライブを選択し、[Apply]を押して、設定変更を反映する。ここでは、Cドライブを共有する。 ②パスワードの設定を行う。 3の手順3を参考にして、起動時のパスワードを設定する。 ③次のコマンドでJupyter Notebook(scipy-notebook)を起動する。 C:¥Users/hoge>docker run -e GRANT_SUDO=yes -e NB_UID=1000 -e NB_GID=100 -d -p 8888:8888 --rm -v /c/users/kato/Documents/jupyter_nb:/home/jovyan/work --user root --name jupyter-notebook jupyter/scipy-notebook start-notebook.sh --NotebookApp.password='sha1:cd2a2dff19fb:b5953f97e6aa15823c00a8557192bd333d2fd49e'(注)PCの電源を切った場合などで、Jupyter Notebookが動かなくなった時、dockerを再起動(RestartまたはReset)する必要があるが、Resetした場合には、再度、手順3の①の共有ドライブの設定を行う必要がある。そうしないと、上記のコマンドを入力してもうんともすんとも言わなくなるので、注意すること Dockerの管理メニューを表示→[Settings]→[Shared Drives]→共有したいドライブを選択→[Apply] 設定の途中でパスワード入力を求められるので、PCの立ち上げ時のパスワードを入力する。 ②Jupyter Notebookを起動する。 Windows上のターミナル(コマンドプロンプト)で、次のコマンドを投入する。 C:¥Users/hoge>docker run -e GRANT_SUDO=yes -e NB_UID=1000 -e NB_GID=100 -d -p 8888:8888 --rm -v /c/users/kato/Documents/jupyter_nb:/home/jovyan/work --user root --name jupyter-notebook jupyter/scipy-notebook start-notebook.sh --NotebookApp.password='sha1:cd2a2dff19fb:b5953f97e6aa15823c00a8557192bd333d2fd49e' 次に、Chromeなどのブラウザで、 http://localhost:8888を開き、設定したパスワードを入力することで、Jupyter notebook(Scipy-notebook)が起動する。