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日本大好き、好きです早稲田日記

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2006年09月06日
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カテゴリ:歴史・文化・伝統
 戦陣訓が、このところメディアでバッシングを受けている。靖国神社の「A級戦犯」ら戦争指導者は、戦陣訓の「生きて虜囚の辱めを受けず」を兵隊達に叩き込み、死地へと追いやったのだから戦争指導者と一兵卒が同じところに祀られるのは論外だと。

 中には、戦陣訓があったから南京大虐殺が起きた(民主党仙谷由人議員)などの珍説も登場した。この仙谷議員には多くの字数をここでは割かないが、一つだけ言えば、かつて藤尾文相、奥野法相など、多くの政府要職者が、先の大東亜戦争の肯定的側面を評価したり、侵略戦争ではないと発言したことで、マスコミから「妄言」「放言」と非難され、罷免、辞任の憂き目を見てきた。民主党の仙谷議員は民主党の重鎮であり、政権交代が成れば大臣の椅子に座る可能性の高い人物であるが、先に紹介したような数々の暴言が、マスコミでスルーされてしまうのはいかがなものかと思う。

 どうやら、言論界、放送界には、旧軍関係者や、我が国の歴史認識について叩くだけ叩いて、学問的に根拠のないことでも何を言っても許され、一方その逆は許されないという、占領下の「プレスコード」が厳然として存在しているらしい。(そのあたりの占領政策については江藤淳氏の「忘れたことと忘れさせられたこと」「閉ざされた言語空間」他が詳しい)

 戦陣訓についても、「生きて虜囚の辱めを受けず」の一節のみがクローズアップされ、他の文言は悉く捨象されている。これ「教育勅語」の「一旦緩急あれば義勇公に奉し」が攻撃されるのとまったく同じレトリックとなっている。

 そうしたレトリックの使い手として、内外から、また日本の左巻きマスコミから良心的な保守として持ち上げられているのが松本健一氏(麗澤大学教授!!)だ。彼の論法によれば、「開戦の詔書」には「国際法を遵守し」の文言がなかった。だから無学な兵隊達は「戦陣訓」の「生きて虜囚の辱めを受けず」を相手国軍隊にも適用し、捕虜虐待をやった、というものである。

 この人は、本当に「戦陣訓」を全文読んだことがあるのだろうか。

本訓その二
第七 死生観
 死生を貫くものは崇高なる献身奉公の精神なり。生死を超越し一意任務の完遂に邁進すべし。身心一切の力を尽くし、従容として悠久の大儀に生くることを悦びとすべし。

第八 名を惜しむ
 恥を知る者は強し。常に郷党家門の面目を思ひ、愈愈奮励して其の期待に答ふべし。
 生きて虜囚の辱めを受けず、死して罪禍の汚名を残すこと勿れ。


 これ即ち、私心を捨てて迷うことなく使命を全うし、郷里の家族に恥じないよう、一心不乱に戦い、余力を残しておめおめ降伏することなく戦闘能力のある限りは戦って、戦死した後に罪過ちを犯したと悪い評判がたたないようにせよ、というもので、どこに問題があるのだろう。
 また、戦陣訓に言う。

本訓その三
第一 戦陣の戒め
六 敵産、敵資の保護に留意するを要す。徴発、押収、物資の燼滅等は総て規定に従ひ、必ず指揮官の命に依るべし。
七 皇軍の本義に鑑み、仁恕の心能く無辜の住民を愛護すべし。
八 戦陣いやしくも酒色に心奪はれ、又は欲情に駆られて本心を失ひ、皇軍の威信を損じ、奉公の身を過るが如きことあるべからず。深く戒慎し、断じて武人の清節を汚さざらんことを期すべし。
九 怒を抑へ不満を制すべし。「怒は敵と思へ」と古人教へたり。一瞬の激情悔を後日に残すこと多し。
 軍法の峻厳なるは特に軍人の栄誉を保持し、皇軍の威信を完うせんが為なり。常に出征当時の決意と感激を想起し、遥かに思ふ父母妻子の真情に馳せ、仮初にも身を罪科に曝すことなかれ。

第二 戦陣の嗜み
五 陣中の徳義は戦力の因なり。常に他隊の便益を思ひ、宿舎、物資の独占の如きは慎むべし。
「立つ鳥跡を濁さず」と言へり。雄雄しく床しき皇軍の名を、異郷辺土にも永く伝へられたきものなり。
八 常に大国民たるの襟度を持し、正を踏み義を貫きて皇国の威風を世界に宣揚すべし。国際の儀礼亦軽んずべからず。
九 万死に一生を得て帰還の大命に浴することあらば、具に思を護国の英霊に致し、言行を慎みて国民の範となり、愈愈奉公の覚悟を固くすべし。


 これらの訓戒からは、残虐行為や略奪暴行などを容認するようなものは何一つ見えてこない。軍紀を厳正に護り、敵地であっても永く語り継がれるよう、皇軍としての自覚を持って行動せよと、至極まともなことが書いてあるだけである。

 こんなふうに反論すると、過去叩きが好きな人たちは今度は、「こんな訓戒を出さなければならないほど、皇軍の風紀は乱れていた証だ」と築地踊りするんでしょうね。あ~あ、付き合いきれない。





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最終更新日  2006年09月06日 18時22分27秒
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