日本大好き、好きです早稲田日記

　官邸から山谷えり子さん去って、今度は前文科大臣の渡海紀三朗氏が担当補佐官へ。

　これってどういう人事でしょう。竹島問題で突っ張った方が官邸へというのも、韓国からすれば面白くないでしょうが、実際のところは中教審と再生懇談会を事務方レベルで風通しよくするという趣旨でしょう。

（以下転載）
相補佐官：「教育再生」に渡海氏　閣僚経験者起用で重厚さ　社会保障・伊藤氏は留任
　福田康夫首相は２１日、内閣改造を受けて検討していた首相補佐官人事について、教育再生担当の山谷えり子補佐官を交代させ、後任に渡海紀三朗前文部科学相を起用する方針を固めた。社会保障担当の伊藤達也補佐官は留任する。町村信孝官房長官が２２日の記者会見で発表する。閣僚経験者の起用で、派手さはないが重厚な「福田カラー」人事を実践したと言えそうだ。【坂口裕彦、塙和也】

　首相は安倍政権の補佐官５人のうち、拉致問題担当の中山恭子氏と教育再生担当の山谷氏の２人を再任した。中山氏は改造で入閣したが、山谷氏の在任が約２年と長くなったため、交代を決断した。

　政府筋は「経験者の起用で重厚な『福田カラー』を示したかったのだろう。新しい人を抜てきする安倍晋三前首相の手法とは違う」と語る。前環境相の鴨下一郎氏を副厚生労働相に起用したのと同じ流れにある人事－－との解説だ。

　一方の伊藤氏は改造後、周辺にいったん辞意を漏らした。元金融担当相の伊藤氏は経済成長を重視する「上げ潮派」だが、改造で対立する「財政再建派」の与謝野馨氏が経済財政担当相に起用されたことなどから、孤立感を深めたためだ。だが首相は当初から伊藤氏を続投させる方針で、３日と１６日に公邸に伊藤氏を呼び、社会保障国民会議の進め方などで指示を出していた。

　首相は経済担当補佐官の新設も検討したが、与謝野氏が経済政策で「知恵袋」的存在となり、政府内には「補佐官を置く必要性が薄れた」との見方も。首相サイドは補佐官と別の役職の新設も検討中だ。

毎日新聞　2008年8月22日　東京朝刊