第一回北辰
中3生の第一回北辰テストが行われている。 北辰はその時点での自分の実力を知り、科目ごとの得点の組み立て方を知り、 さらに全体の位置付けや志望校内順位などを知ることができる。 北辰の公表では受験生の北辰受験率は93%というから、 埼玉では北辰に触れずに入試を迎えるケースはほとんどないということになる。 偏差値や具体的な数字が出るため、自ずと真剣にならざるを得ないが、 第三回(7月)までは「今の実力を知る」という意味合いが強い。 夏の学習成果が表れてくる第四回からは、 北辰はより高い成績を目指す勝負色の強い実力テストになっていく。 今回の北辰は意識の高い生徒は受験を考えたと思うが、 中には親や先生、部活の顧問の先生などの指示、 あるいは予定など諸事情により受けられなかった生徒もいるはずだ。 受けた生徒はよく復習をし、今後に活かして欲しいと思う。 受けなかった生徒も塾経由で問題を入手し、解いてみることを勧める。 私が見てきた受験生たちの大半がそうだが、 春の北辰の成績は飽くまでもスタート地点であり、 今後間違いなく伸びていくということだ。 これから冬に向けて偏差値5~10くらいの伸びは普通に起きていく。 何をどうすればそうなるのかは、本人の意欲と塾の指導内容によるだろうが、 少なくとも今私が見ている受験生たちには、 年末くらいまでに大きな手応えを残してあげたいと思っている。 4日前に北辰の準備勉強について何をすべきか訊いてきたTさん。 用語や基本事項のチェックは入念にできたかな。 今日の北辰は結果よりも見直しが大事だから、 解説を駆使してしっかりと復習しておくことだ。 不明な点があったら次回質問に来なさい。 なお北辰を受けた生徒は、その後1週間は塾に問題用紙を持参すること。 解説するときに無くては困るだろう。 これは次回以降も常識として心得ていたい。