去年の今頃何してたっけな?とベッドで寝転んで考えていた。そうだ去年の春分の日は家族で世界遺産テオティワカンにいたっけ。ピラミッドといえばエジプトが有名だがこれはメキシコにあるもの。祭祀に利用されたと考えられてる。人間の生贄も捧げられたとか。優れた天文技術で太陽の運行も分かっていたようで丁度春分の日はお祭りですごい人で、失敗したなぁ、なんて話してた。でもこの頃はまだ何の症状も出ておらず、写真の中央に小さく、娘と手をつないで歩いてる自分が写ってる。この頃は楽しかったなぁ~。
このテオティワカンを作った人々のことはよく分かってなくて6世紀頃姿を消したそうだ。その後やってきたアステカの人々がこれを発見してびっくり!神々の都市とあがめたという。建物も精巧に配置されており回廊の真ん中で、ポン、と手をたたくと、時間差を置いてあっちゃこっちゃで反響が連続する。壁画のデザインもユーモラス。どんな人々だったのだろう。
実はメキシコのあちこちにピラミッドがある。今は草木が生えて小山にしか見えないものも。印象深かったのはプエブラ近郊チョルーラのピラミッド。チョルーラに住んでいた人々の先祖が営々と築き上げた小山のようなピラミッド、その頂上に征服者スペイン人が作ったカトリックの教会が、ど~んと乗っかっている光景。征服とはどういうことなのかを象徴する光景として有名。
写真はテオティワカンの月のピラミッド。何年か前に観光客が滑落死したそうで今は頂上には登れない(太陽のピラミッドは登れる)。このあと名物のサボテンにつく虫の幼虫入りタコスを食べたがまずかった・・・・・。