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カテゴリ:家族
"てふてふが一匹韃靼海峡を渡って行った" 安西冬衛の「春」という題の一行詩。僕のお気に入り。はじめて見たのは小学校の図書室だったか。たったのワンフレーズという奇妙さ。でも広大な海を心の赴くまま、越えていこうとする立体的な映像を想起させる不思議な力がある。 そして小さな蝶の無謀と思える野心と挑戦。 そういえば我が家の家紋は蝶だった。田舎の墓石に刻んである、丸に揚羽。これって平氏のマーク。死んだ爺さんがうちの先祖は平家の落ち武者だ、と言ってた。蝶には縁があるのかと思っていた。 一度本家で家系図なるものを見たことがある。確かに桓武天皇やら平清盛やら錚々たる名前が並んでる。しかしよく見ると妙に紙が新しくて、途中でごっそり省略されてる!こりゃ明らかにニセモンだ(笑)。 しかし、ついつい落ち武者伝説でも口にしたくなるようなド田舎であることだけは間違いないなぁ・・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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