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2005.06.25
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でも今日は快晴、さっそく布団干しました♪ 父の日ですが、なぜか家族でカブトムシを捕まえに 近くの公園へ。 っていうのも、今、日本の子供達の間では 虫キングっていうのがメチャクチャ流行ってるんですわ。 そんなの買えばいいじゃん～とか言ってたのに 現場につけば誰より張り切ってる私。 ついたとたん他の家族が走ってんだもん。 なんかこっちまで走っちまいました。 しかもすごい勢いで木にも登ってしまった。 私カブトムシ見つけるのがうまくて 他の人が必死に探してる中 あそこにいるじゃん、なにやってんの？？ みたいにガンガン発見。 トータル１０匹見つけましたが オスとメス１匹ずつキープして、それ以外は他の子にあげました。 途中おっきなクモの巣があって これまた大きな蟻をその中に投げ、 「ほら、見てみ。食べられちゃうよ」って言って 子供に大ひんしゅく。 なんてことすんだーって冷たい目で見られ、 アリさんは僕の友達なのに！ と怒られた。 すみません。 しかもそんなに苦労して取ったのに 虫カゴのカブトムシを放したいという長男。 「He miss his Mommy」との事。 優しいのはいいことなんだけどさ、 ちょっとデリケートすぎないかい？ 私が子供のときなんて 虫眼鏡で光を集めてアリンコ焼いてあそんでた。（汗） まあともかく、虫かごは空になってしまったけど 子供達はすごーく楽しかった様子。 主人もいなくなったと思ったら 一人で必死でカエル７匹も捕まえてた。 さすがルイジアナ人。（爆） ほんとはナイスなディナーに連れてくつもりが こんな父の日に。 そのかわりディナーは 本人のリクエストでエビチリと ブラウニーにホイップクリーム、 アイスクリーム、スライスアーモンドを飾った ブラウニーサンデーを作ってあげた。 すごくおいしかった。 とくにサンデーは最高のできだった。 疲れきった子供と主人はその後カウチで 重なり合って爆睡。 我が家の父の日はこんな感じでした。 しかし話はこれで終わらない。 その日の夜から次男が いたーい、と体中をかきむしる。 （かゆいって言えない） みるとアトピーみたいに乾燥した湿疹が。 いつものおむつかぶれや湿疹の薬を塗って様子を見る。 月曜、火曜とそんな感じ。 夜かゆくて眠れない。 でも働く身。高熱ならともかく 皮膚のかぶれ程度で休みを取る訳にもいかない。 土曜に医者に行けばいいや、くらいに思っていた。 で、水曜夜９時くらいに帰宅すると げげっ 次男の顔が真っ赤に腫れ上がっている。 あまりの腫れにまぶたが開かない。 シャワーを出たらこうなったとの事。 パニックになる、が、 緊急窓口に連れて行こうとバタバタしてる間に なぜかスーッと腫れが引いてしまった。 でもすぐに上司の携帯に電話して 次の日休みをもらった。 結局病院で検査の結果、 次男は杉花粉のアレルギーだったらしく、 何かが原因で（おそらく虫採り） 症状がひどく出てしまったらしい。 原因が分かったので点滴をして 体の赤みもかゆみも腫れもすぐになおってしまった。 医者に お母さんお仕事大変なのは分かるけど 子供が眠れないほどかゆがってるような時は 連れてこないとだめじゃない。 アレルギーはね、体の中、口の中、 のどの中にも出るんだよ。 ひどいと気管が塞がってしまうんですよ。 と言われた。 そんなこと 私が一番分かってんだよ。 もっと早く来るべきだったって。 最低の母親だって。 点滴うたれながらまだ元気のない次男を見て 涙がたくさん出た。 ごめんね。ごめんね。 こういうのほんと凹む。 家族、子供は私の人生で一番のプライオリティなのに、 だからケアするために働いてんのに、 なんか事がうまくまわってない。 つい子供にも頑張って、を押し付けてしまう。 いつも時間がない。 仕事に行く私に 「行かないで」と叫ぶ長男を 落ち着かせる時間もなく家を飛び出す毎日。 こんなんでいいのかな？ そんな自分への？が頭を回る毎日。 働くお母さん達、 あなたにもこういう事ありますか？ どうやって毎日乗り切ってますか？  父の日の前の土曜は保育園の保育参観。 学校で言えば授業参観みたいなもんだ。 実は今回のこの長男の保育参観。 行くのが嫌なほど同じクラスの ママ数人に嫌悪感を抱いていた私。 まずすごいガラ悪い。 挨拶無視。話しかける時はため口。 マクドナルドで偶然一緒になった時、 ３人でいたんだけど みんな隣に子供いるのにタバコすって 先生や他の子供、保護者の悪口で盛り上がってた。 席がなくてしょうがなく喫煙席に通され、 しかも隣に同じ保育園のママ達となっては 立ち去る訳にも行かず、 すっごい不快だった。 子供達は皆優しくていい子なのにね。 うちの保育園には両親エジプト人の子がいて その子、両親のこと悪く言ってたから きっとうちも言われてんだろうね。 まあとにかく。 そんな事情で行きたくなかった保育参観。 でも子供のために参加した。 参加してみればそれ以外のママ達と交流を深め、 何より子供の園での様子がわかって楽しかった。 しかも皆でお散歩→お昼まではいたそのママ達が 懇談会にはいなかった。 きっとウゼーよとか言って 参加しなかったんだろう♪ なので、懇談会はとても微笑ましいものになった。 基本的には子供の家での様子、 悩みなどを話し、 先生からは子供の園での様子を聞くという趣旨。 ママ、パパ達が順番で様々な悩みを話す。 だいたい多かったのが 1.お迎えしてから夕飯を作るのですごく遅くなってしまう。 それでおやつを食べたりして食事のタイミング調整が難しい。 2.子供とすごす時間が少ない。 特に二人いると更に手のかからない上の子に向き合う時間が少ない。 3.子供が家に帰るとすごく甘えん坊でわがままになってしまう。 まあそんな感じでしょうか。 私はね、上記に加えて最近始まった長男の日本語拒否。 日本語で話しても英語で返す。 TVも日本語だと英語に変えろと言ってくる。 保育園で「そうじゃーん」「何やってんの？ばかじゃん」 など普通に話す彼を見て正直驚いた。 そんなとこ初めて見たからです。 日本語こんなに上手なのか。 なんでいやなんだろう。 まあバイリンガルなお子さんの 日本語離れについては聞いていたけれど..... あとは最近自分は日本人？アメリカ人？とか そんな事も良く聞かれる。 みんなはどうやって答えてるんだろう。 でも皆の話を聞いて あー自分だけじゃないんだ、 皆毎日仕事と家庭の両立に悩みながら 頑張ってるんだなーって元気になった。 順番の最後はKちゃんのママだった。 彼女はうつむきながらゆっくりと 「K美は重度の知的障害と自閉症です。」 「４歳ですが全く話す事ができません。」 そしてさらにうつむいて 机の上にポタポタと涙が落ちた。 みんなビックリした。 沈黙が２分くらい続いた。 「でも.....」 「どんなにK美に無視されても」 「しつこいくらい一生懸命K美に話しかけてくれたり」 「輪に入れようとしてくれた子が何人もいた」 「どんなにお話ししてもK美はボーッとしてるだけなのに」 「そして最近K美が笑うようになったんです」 「はっきりしませんが言葉らしい物を発するようにもなりました」 「K美を受け入れてくれたお友達に」 「K美が言えない分たくさんのありがとうを言いたいです。」 「本当にありがとうございます」 K美ちゃんのママはそう言うと 立って深くお辞儀をした。 みんな泣いた。私も泣いた。 K美ちゃんには２つ下の妹がいる。 二人を預けて働くママ。 どんなに心配だったろう？ K美ちゃんのママで印象的だったのは いつもうつむいている事。 彼女が顔を上げて笑ったり 大声で話しているのを見た事がなかった。 K美ちゃんも少し何かあるとは思っても そんなに深刻な物じゃないと思っていた。 K美ちゃんのママの大変さは、 私たちの誰にも想像できないものだけど、 彼女の子供を愛する気持ち、 それは私たちにもわかった。 だから皆泣いた。 子供がはじめて笑った。 しかも彼女は４歳なんだ。 K美ちゃんママはK美ちゃんの笑顔を 産まれて４年経って初めて見たんだ。 私たちが見過ごしてしまう小さな輝きにすがって K美ちゃんママは生きてきたんだ。 ありがとうK美ちゃんママ。 懇談会はそんな事もあって すごく素敵な時間だった。 参加して本当によかった。 金曜、子供を保育園に連れて行くと K美ちゃん親子がいた。 「おはようKちゃん！」 やっぱりKちゃんはこちらを見もしない。 でもK美ちゃんママがスっと顔をあげた。 「Dちゃんママおはようございます！」 彼女が微笑んだ。 私も微笑んだ。 私たちはもう知らないママ同士ではなかった。 そして私がはじめて見たK美ちゃんママの笑顔は すごーくきれいだった。 どうやら彼女はうつむく事をやめたようだ。 がんばれK美ちゃんママ！ がんばれ私！ がんばれ世界中のお母さん！ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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