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DJLJMOM

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2006.02.23
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カテゴリ:その他
ただいま!日記にはたくさんの”おかえりなさい”をいただき、
ありがとうございました。
コメントをいただいた皆さんには少しずつ
個人的にお返事をしたいと思います。

あたたかい言葉本当にありがとうございました。
これからもどうぞよろしく♪

123


復帰早々暗い日記で申し訳ないのですが
以前リンクさせていただいてるChilliさんの日記にも何回か取り上げられていたように
最近私の住む町、横須賀がおかしな事になってます。

横須賀が、というかはっきり言ってしまえば
今年に入って相次ぐ米軍関係者による事件、犯罪

以下、横須賀および関東近辺での米兵による犯罪

1月3日 キティホーク乗船員による日本人女性殺害
1月18日 横須賀基地の米海軍兵士、中学校に侵入容疑で逮捕
1月31日 女性米兵を書類送検 八王子 
小学生3人負傷のひき逃げ容疑 (事件は05年12月)
2月16日 米軍横須賀基地:複数の“ギャング団”抗争か 
傷害事件公判で米兵被告証言(事件は1月4日)
2月19日 横浜にて米兵2名がタクシーを乗り逃げ、ゲーム店員への傷害

更にここに掲載していませんが、レイプ関連が2件
(まあ、これはなんとも真相は不明な感じなのですが.....)
佐世保とか沖縄でも多数発生していますが、
今回は横須賀に話を絞ります。

皆さんは横須賀を知っていますか?
来た事がありますか?

私は主人と同棲するまで、横須賀を知りませんでした。

出会って最初のデートで行ったドブ板のクラブカ×××ムにて
横須賀をしきるブラパン軍団(爆)と大喧嘩してから
なんてガラの悪い街だろう!
と横須賀を嫌悪するようになりました。

主人との同棲に踏み切るまで6年かかったのも
横須賀が嫌いだったから。

でも横須賀に住むようになって「基地の街」横須賀の色んな面を知り、
子供が生まれ、友達ができ、
横須賀が私にとっての地元になっていきました。
そして今横須賀に住んで6年目。

たくさんの公園
活気のある商店街
リーズナブルな大型スーパー
国際色豊かな住人達

子育てするには最高な街。

特に私が住むところは町内会もしっかりしていて
イベントが多いし、アメリカ人の居住者が多いので
主人にも皆気軽に挨拶してくれる。

目の前に広がる海はいつも息を飲む美しさで
悲しい時、怒りに震える時
私に元気をくれる。

何より横須賀は私たち家族の歴史が始まった街。
今の私にとってここ横須賀は愛すべき我が街なのです。

だから1月3日の殺人事件は本当にショックだった。

詳細は避けるけど、犯人は被害者に与えた暴行は
執拗で異常なものだった。
被害者は飲み屋に徘徊するヤクザではなく、
2年前にご主人をガンで亡くし、
今はバスの清掃をしていた50代の女性。

日本のニュースで事件直前の被害者と犯人を映した
防犯カメラの映像が放映されていました。

そこには品の良い小柄な中年女性と、比較的小柄な黒人男性が
道を聞く外人と教える日本人のように映っていて
私は彼女を見て自分の母親を思い出しました。

映像を見たせいもあって、トラウマになりすごく苦しくて悲しかった。
あの数分後に彼女が受けた苦痛を思うと、
そしてこれがもし基地の街横須賀でなかったら、
彼女が外国人なんて見た事もなかったら
防犯カメラのあったレストランに駆け込んでいたのかもしれない。

外人なんてどこにでもいる横須賀の人は”外人慣れ”している。
だって近所にも、街にも、学校にも、保育園にも
外国人が存在しているから。
そして毎日の生活の中で彼れらと共存している。

そこに差別がないとは言わない。
米運関係者をはじめとする外国人を良く思わない人も入れば、
白人Welcome、黒人Noな人達もいます。

でも私は今まで住んだ町の中で一番、
ここ横須賀の人達は外国人にオープンで、
理解があると思うのです。

だから余計に悲しかった

主人と道を歩いてると、向かいから来た人が反対の歩道に移ったり、
電車で誰も隣に座らなかったりする、という現実。
そんな現実を憎み、悲しみ、差別に怒り心頭な私。

でも一方で差別をせず、外国人にナイスにした人が
その外国人に襲われたり、
殺されたりしてしまうかもしれないのも現実。

横須賀の人達は戸惑いました。
怒りと悲しみと、そして恐れに震えました。
基地の街に住むと言う現実と向き合わなくてはいけないのです。

某掲示板では日本人女性達が
事件のせいで門限ができて彼氏とデートできない、とか
軍人以外にも犯罪者はいるのに不公平だ、とのたまわり、

事件のせいで(不確かだけど)アパートが借りれなくなった
アメリカ人の友人は
1人のやった事で評価するなんて間違ってる。
日本はやっぱり差別がひどい、と不満をたれ、

主人も主人の友達も
確かに犯罪はひどいけど、イラクでは自爆テロで100人以上死んだ。
一人の死でそんなに考え込んでいられない。
アメリカでは人殺しなんてしょっちゅうだし、
外国人が犯人だからって騒ぎ過ぎだ、と分かったようなことを言う。


でもさ、
ちょっとまってよ。

そりゃ正論だよ。
1人のやった事で評価しちゃいけないんだよ。

でも、あの防犯カメラの映像を見て
犯行のDetailを知ったら
”黒人怖い”って思ってしまうよ。
怖いって思った横須賀の人達は差別者なの?

日本でも犯罪はあるけど、
50代の女性が朝の6時台に駅から10分以内の通りで
理由もなく内臓破裂するまで殴られて殺されるなんて
やっぱり日本人にはショックです。

横須賀で外国人が携帯借りるのに、なんで色んな規定があるの?
払わないで帰国する人が多いから

基地近くの病院が産婦人科で出産を取り扱わなくなったのも
保険の利かない外国人が
産んでお金を払わずどこかに行ってしまう事で
経営が危なくなるほどの赤字になったから。

それでも私たちはやはり、
差別者なんだろうか。
日本は差別主義なんだろうか。

きれいごとばかり言ってる人は
みんな実際には横須賀に関係ない人ばかり
横須賀に住んでいても、日本社会との関わりがほとんどない人達。

あの事件の後、
私は近所のおばあちゃんと会って、
怖い時代だね.....とポツリと言われた。
あなたもお子さんも旦那さんも気をつけるのよ、と言われた。
肩身が狭いです、と言ったら
一人の人がした事だもの、大丈夫よ
と肩を叩いてくれた。
おばあちゃんは優しくてそして悲しい目をしていた。

1月9日にはベースに用事があって
しかも一人で行ったので
帰りに事件の被害者が発見された現場に
お花を持って訪ねた。

途中お花屋さんで事情を話して
仏花でないといけないのか相談していて
私の主人もアメリカ人だけど、
今回の件で本当に辛くて悲しくて
どうしていいのか分からないから
せめてお花を差し上げたい、と言ったら
お花屋さんのおばさんは

事件の日から本当にたくさんのアメリカ人の人が
ここで花を買ってあそこに行ってるわ。
中にはお詫びの言葉を日本語で書いてくれ、
と言う人もいたのよ。

犯人がやった事は凶悪だけど
軍人さん達も苦しんで悲しんでいるのよね。
むずかしいわね、と言った。

現場に行く途中で道を聞いた商店のおじさんは
本当になんてかわいそうな事になっちまったのかね、
なんにも悪い事してないのによ
と言った。

現場につくと
被害者の方が亡くなったのは
搬送された病院でここではありません。
住人の迷惑になるのでお花は置かないでください。
という看板があった。

ニュースで見たより
実際はとても狭くて小さいその現場。

私は嗚咽した。
そしてしまいに大泣きしてしまった。

行き場のない私の腕の中のチューリップ。
行き場のない私の怒りと悲しみ。

どうしても一人で来たかった。
愛している主人にも子供達にも
この姿を見せたくなかったから。

しばらく泣いて
その後手を合わせてご冥福を祈って
私はその場を去った。

もうここ横須賀は以前と同じでない。
少なくとも私にとって
横須賀に住む人達にとって
同じ街でなくなってしまった。

でも皆色んな思いの中で葛藤してるんだよ。
だから分かりきった正論で差別者と言わないで欲しい。

あんなに遺憾表明していた軍だけど
その後も次々に発生する事件。

私は誰が悪いとか言っているんじゃない。
そんな事論議する気もない。

ただ一つ、地元の人達の怒りや恐怖心は想像以上だって事。
この状態からどうやって先に進むか。
どうしたらいいんだろう、横須賀は。

そしてそんな矢先
この事件の影響が私にとって最悪な形で
訪れる事になる。   

それについては次の日記で

123

被害者佐藤さん 三男・克樹さんのあいさつ (佐藤さんの葬儀にて)

母は、料理がうまく、常に清潔で、花を愛する人でした。
そんな母の描いた、すばらしい花の切り絵が私は大好きです。
いつも清潔で花に囲まれた明るい家庭にしてくれた母に感謝します。
優しい絵を残してくれた母に感謝します。
食べきれないほどの、料理を作ってくれた母に感謝します。
亡き父に最後まで寄り添い、声をかけてくれた母に感謝します。
たまにしか会わない、親不孝ものの三人息子に、
「もっと、しっかりしなさい」と、いつもきつく笑顔で言ってくれた母に感謝します。
一月三日、その笑顔のみを思い浮かべ警察へ向かいました。
そこにいたのは、母ではありませんでした。
そんな姿にさせた人に、人情などないと思います。
二度と世の中に出ることがないよう、親族一同願うばかりです。
そして、私ども三兄弟は、母の無念を胸に、母の教えを守り、
しっかりと生きていく所存でございます。まだまだ、未熟な私たちですが、
みなさま方には、ご指導、ご鞭撻(べんたつ)を賜りますよう、
よろしくお願い申し上げます。

123

佐藤さんのご冥福を心からお祈りします。

佐藤さん、
私には何ができるか
見当もつかないし、一歩を踏み出す勇気もないけど
この世の中から憎しみに満ちたSoulがなくなる日の為に
自分にできる事を精一杯頑張ります。
どうかゆっくりと休んでください。

■ひとこと■
今日の私の日記で気分を害される人がいたらごめんなさい。
でも横須賀に暮らす者として、この想いは絶対に書いておくべきだと思いました。





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Last updated  2006.02.24 01:52:15
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