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DJLJMOM

DJLJMOM

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2006.03.13
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カテゴリ:カテゴリ未分類
復帰!とか言っておいて、全然更新していない(汗)
日本では今、年度末なんですよ。
なんで仕事がメチャクチャ忙しい。
帰ってきたらバタンキューな毎日で、何もする余裕がない。
(とかいって6-7時間は毎日寝てるけど)

前回の日記にコメントくれた方、まだお返事してません。
時間がかかっても必ずお返事します。
ごめんなさい。
皆さんのコメントすごく興味深かったです。

前回の日記では横須賀で年始にかけて
米軍関係者が起こした事件と
それに対する横須賀市民の感情を書きました。
誤解して欲しくないのは、私は誰を責めてる訳でもないってこと。
ただ実際横須賀に住んで、今や主人が米軍関係者という状況で
感じた事を素直に書いただけ。
ここに来てくれる方には配偶者やBFが軍関係の方も多い中
私の日記で嫌な気分になった人がいたら本当にごめんなさい。

123

さて前回の続きです。
横須賀で起きた米兵による日本人女性殺害、
その現場にお花を持って行ったのが1月9日。
そしてその週、いつか忘れたけど
いつものように坊主二人をお風呂に入れて、
というか主人にはダメだしされてるけど一緒に入ってた時、
長男が突然
「ママ、アメリカ人は悪い人なんだよね?」
「ベースの人は泥棒とか人殺しとかしちゃうんだよね?」
「怖い人達なんだよね?」

と言った。

体が硬直した
血の気が引いた

「D君、それ誰かが言ったのかな?」
「それともD君がそう思うの?」

「お友達が言った」
「僕はアメリカ人なの?」
「パパはアメリカ人だけど悪い人じゃないよ」

顔がこわばってしまうし、
本当?ちょっと誰?誰よ!そんな事言ったの?
と言葉が私をせきたてるが、
この状況を私の観点で捉えて
パニックになるのが一番最悪なので
必死に笑顔を作り

「D君はなにじんがいいの?」
「なにじんでもいいよ」
「ママは日本人だよ。パパはアメリカ人だよ」

「ヒューストンにいるおばあちゃんもだよね」
「僕のおばあちゃんはアメリカ人だよね」

「うん、そうだよ」
「Bも叔母のジェニファーやマイラやカールおじさんもね」
「みんな悪い人かな?」

「ううん」

「みんなD君の事愛してるよね」

「うん、たくさん愛してる」

「お友達に今度それを教えてあげようね」
「きっとアメリカ人が怪獣になっちゃうTVを見たんだね」

「うん」

「悪い人はどこにでもたくさーん、いるんだよ」
「なにじんでも」
「うそをついたり、人を傷つけたり、してはいけないよね」

「例えばD君の保育園で一人の子が悪い事をして」
「商店街でみんなが、あーN保育園の子はみーんな悪い子」
「って言ったらD君悲しいでしょ」

「うん」

「日本人は、アメリカ人はー、っていうのは」
「そう言うことだよ」
「お友達はそれを知らないんだね」

「みんなが僕にそう言った」
「意地悪な言い方で」
「僕の事嫌いなんだ」

「そうかなーD君はそう思うの?」

「うん」

「そっかー、それはとても悲しい気持ちだね」
「じゃあ今日はD君が悲しくないように」
「たくさんママがギューしてナイナイしようね」

「うん」

123

次の日、仕事は午前休をとった。
いつもよりわざと遅く当園させた。
うちの子供達が当園する7時では早すぎて誰もいないから。

今までもこの園では色々あって
まあその度に対処しきれてない頼りない先生達。
でも子供達にとっては第2の母だし、私も尊敬している。
だから今回の事を話しに行き、
Dのクラスの子供と話させてもらう許可を得た。

先生達はまさかそんな事が.....という感じだった。

最初にDにお友達とこの間の件で話をしてもいいか聞いた。
Dはいいよ、と言った。

前々からDに話を聞いていた
数人の4、5歳児、つまりDより年上の男の子に声をかける

「Dがね、○○君たちにアメリカ人は悪い人って言われて」
「Dのパパはアメリカ人だから、とても悲しいんだって」
「どうしてアメリカ人は悪い人だと思うの?」
「アメリカ人が怪獣になっちゃうTV見たの?」
私はそういってDにウィンクをする。
Dが微笑む。

「違うよ、ニュースだよ」
「D君ママ見てないの?アメリカ人がねー」
私はあわててその子を遮る
「D君ママも知ってるよ。悲しいよねー。悪い人だよねー。」
「D君ママもD君のパパも悲しくて怒ったよ」
「その悪い人に」

「D君パパも?怒ったの?だってアメリカ人じゃん」

「D君のパパは悪い事する人は大嫌いだよ」
「日本人でもアメリカ人でもインフェルシア(ヒーロー番組の悪者)もね」

「そうだよな、ウルザードもマジレンジャーも同じ魔法使いだけど」
「ウルザードは悪者だ」

なぜか魔法戦隊マジレンジャーのたとえ話で理解してもらったみたいだ。

「でもさ、なんでいつも英語しゃべってんの?」
「D君のママもさ、日本人なのに」

「日本人だって何語話してもいんんだよーー」
「そしてら世界中の人とお話できるでしょ」

「俺別に世界中の人とお話したくないし」

「そっかー」
「分かった、でもさ、アメリカ人はみーんなが悪い人じゃないっていうのは」
「わかった?」

「うん」
「ニュースの人はウルザードでD君パパはマジレンジャーでしょ」
「そうそう」
「D君も、D君のおばあちゃんも」
「ベースの人達もマジレンジャーだよ」

まあそんな感じで話は終わった。
Dはずっと私の背中にしがみついていた。

仕事に行く時に
「Mommy, Thank you. You are my best friend 」と言った。
「I love you 」とハグをした。
そのまま行かせたくない。
このまま仕事も辞めて、一緒に帰ろう。
そう言いたかった。

でもDはもう4歳だ。
自分で立ち向かわなきゃいけない事もある。
精一杯笑顔で不安そうに手を振るDと別れた。

それから数日はDもその子達と仲良くやっていた。

私はDの為にシフトをいつもより1時間遅くした。
通常のシフトでは、園に預けて電車に乗るまで10分。

文字通り置いてくる、形になってしまう。
Dの気持ちが微妙な今、それは避けたかった。

しかし1時間遅くした事で
今まで見えてなかった事がたくさん見えてしまった。

当園する。
坊主達「おはよーー」
例の年上4人組「D君くっせーーー」
私「???????」

「ママ僕臭くない!!」泣き叫ぶD

「おはよう、じゃないの?」
「D君、くっせーっておならでもした?」

「ううん」

「じゃあそういう事言わないでね」
煮えたぎる想いを我慢して支度を進める

その中でDとふと英語で会話する

「気持ちワルー。英語話してる。」

「D君のパパは日本語ができないんだよ」
「だからD君ママもD君も英語を話すんだよ」
「気持ちワルイの?ゲーするなら先生に言っておトイレに行けば?」
子供相手に、でも私の怒りがメラメラする。

丁度朝のスナックだったんだけど
6人がけのテーブルにDが一人でポツンと座った。

「皆のとこ行けば」
「ううん、ここがいい」

「ハグする?」
「うん。お仕事行くの?」
「うん、今日は水曜だから」
「.............バイバイ」

園のドアを閉めて涙が出てきた。

あーこの大バカ者な私!!
今まで何度Dが園に行きたくない、
皆が意地悪だと言っていたのだろう。

そんな時とかく大人は
子供をたくましくしようと
話を聞いて同情はしても
ここで突き放さなければ、とか
親が介入することでない、とか
自分が過保護なんじゃないかと
子供の背中を後押しする。

でも、私は親バカでもいい。
Dに強くなれ、と言えない。
自分が何人か本人も分かってないのに
アメリカ人は人殺し、なんて言われる環境に
もうおきたくない。
しかも先生が監視してるはずの保育園なのに。
Dは一人でこんな中頑張ってたんだ。

私の友人達の子供は皆幼稚園だ。
軍関係者の子供も多い幼稚園。
でもそんな話聞いた事がない。

だからこれは環境なんだと思う。
それでもっと落ち込んだ。

この保育園を選んだ時
私には選択がなかった。
幼稚園に行かせる金銭的余裕もなく、
一家の大黒柱として低収入だった主人の代わりに
フルタイムで働くには
開園時間の長いこの園に預けるしかなかった。

今まで色んな不満や不安があっても
園を変えられなかったのもそのせいだ。

日本人として、日本でたくさんお友達を作って
楽しい思い出を作って欲しかった。
日本語をマスターして欲しかった。

でもそんなの私のエゴだ。

4年前のあの日、血まみれでおぎゃーと叫ぶ
Dを見て思った事。
Dが健康で自分の人生を楽しんで欲しい。
それだけが私の願い。

園の子供達ともっともっと時間をかけて
話をすればいいのかもしれない。
でも親がそんなに介入して
逆におかしくなる事もある。

もちろんこれはDの性格もあって
彼にもいじめられる要素があるのだと思う。

でも4歳の彼に「アメリカ人は.....」っていう攻撃は
あまりにもToo muchだ。

今のところ子供の面倒のほとんどを
見てくれている主人と先生達のコミュニケーションが
日本語で取れない事も原因で
今年の9月から坊主達を基地内の学校に行かせる事にした。

当面は夫婦分担で頑張ってみるけど
今の仕事で無理なようなら
仕事をやめる決意もしている。

あの事件だけが原因じゃないけど
あの事件がなければ4歳の我が子が
「アメリカ人は人殺し」なんて
聞く必要もなかったんだ、と
やり場のない怒りとせつなさが湧いてくる。

私の選択は間違っているんだろうか。
もっと他にも道があるのだろうか。

今の私にはもう何も分からない。
ただ過保護と言われても
子供を守っていくのに必死なだけ

結局よりよい未来を信じてなんて言いながら
頼りない母親である














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Last updated  2006.03.14 06:27:31
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