777Syndrome

【vol.1】～スロッター誕生の刻～

【vol.2】～レベルアップ(若干成長編)～

【vol.3】～レベルアップ(急速成長編)～

【vol.4】～スポンジ～




～ヒキ強風味の頃～

めでたく(？)浪人生となったオレは確実に時間を持て余していた。
正直自分は勉強ができると思っていたので、勉強する必要性を見出せなかったことがこの1年で偏差値を10以上下げることに・・・。
じゃあなんで浪人したんだって？
スベリ止めとか考えずに難関校2校だけしかうけなかったから。(無謀)
おかげでこの1年でスロ偏差値は30くらい上がったと思われる。

初めてまともな並びというものを体験したのはいつだったかは定かではない。
元々地元ではイベントなんてものは新装であって皆無であり、並ぶことなんか考えたこともなかったのだ。
覚えている中でいくつか強烈なのを挙げていこうと思う。
時期は確実に前後してます。



当時よく行っていたのがＡＭ駅のＥ店とＰ店。

Ｐ店で大きなイベントがあり、始発で向かい6時ごろ到着。
残念ながらなんのイベントだったかは思い出せない・・・。
ただモーニングが入っていたのが強烈に脳裏に焼きついている。
開店前から告知ランプが点いてる状況ってのはなんとも素敵な状態であると思う。
当然それらの台は速攻で埋まっていくのだが、設定は期待できないのが普通。
早く並んだにもかかわらず台を取れなかったオレはﾃﾞｭｴﾙﾄﾞﾗｺﾞﾝRに適当に着席。
開店してから気付いたのは、この台にも告知ランプがあったこと。
ひっそりとTVみたいなやつの中に光ってる告知は今でこそ好きなものの、当時は気付くはずもなかった。
なぜなら告知＝絶対に気付くものという定義が出来ていたからである。
この日の収支は記憶にナシ。
ただ始発電車に乗って朝早くから並んだということだけが記憶に残っている。




Ｅ店で大きめのイベントが開催。
朝イチのリールで高設定のヒントがあるという今でもありがちなモノ。
あとクレオフ(打ち止め？)したら５６確定だったか４５６確定だったか・・・。

特筆すべきことは、この時の並び始めた時間。
前日の22時30分である。当然1番乗り。
今から思えばそこまでアツイイベントだったのかどうかはわからないが、他にも並び始めた人がいたのでよかった。
後ろに人が来ないとそこからトイレに離れることもできないし、最初じゃないと割り込みは当たり前の時代。よく生き残ったもんだ。
店員が「今から並んでるんですか！」とビックリして、椅子と毛布を出してくれたのがいい思い出である。
大手だったので店員の教育がよかったんだろうな。
毛布が季語になっているからわかると思うが、真冬である。(2000年1月かな？)

この時オレは右上がりに７が揃っていたＭ７７１を選択。
このイベントは初めてではなく、前回来たときにＭ７７１の右上がりがよくでていたので敢えて信頼度が1番高い中段揃いを選ばなかった。
Ｍ771に中段はなかったのもあるけどね。
すぐにＢＩＧを引いて、それがなんとクレオフ！
山佐のクレオフってわかりにくくて、最初は気付かなかった。
そこから順調に出て、昼には5000枚のメダルを獲得。
初めての爆裂を味わうこととなったのだ。

しかしこの時、オレは人生最初のノリ打ちを敢行していたのだ。
他の3人はﾎﾞﾛﾎﾞﾛで、オレの勝ち分なんかほとんど残らなかった・・・。
言うまでもなく、以降ノリ打ちはほとんどしなくなった。




神奈川県Ｔ駅Ｓ店。(既に閉店)

裏モノの聖地と言われたこの地を訪れたのは、花火の裏(状態モノ)を打ちにきたときだ。
ていうかこの店のはほぼ全機種が裏だった。
ｻﾝﾀﾞｰ(ｾﾞﾌﾞｲ)、Ｄ-ZONE、ﾃﾞｼﾞｽﾛ、ﾆｭｰﾊﾟﾙ、ｼﾞｬｸﾞﾗｰなど・・・。
ﾏﾝｸﾗや仮面ライダーなどのCT機は無事だったっぽいけど、店全体が鉄火場。
ちなみに人生初のゴトの目撃もこの店だった。
セットロムを仕込んだのか、台を思いっきり開けてたよ。汗

何度か通っているうちに、あるイベントが執り行われることを知り現場に急行。
イベントの内容はCT機全台４５６だったような気がする。
とにかくﾃﾞﾙｿﾙが対象だったことだけは確か。
そう狙いはﾃﾞﾙｿﾙ、オレがCT童貞を捧げた台である。
ちなみに人生初CTは普通に50Gくらいで終了させちゃいました。ｗ
なのでCT消化には不安がある・・・。
しかもリーチ目もよくわかんないしなぁこの台。(今でもよくわからん)

さて、神奈川まで遠征するからには座れないでは済まされない。
なんせ片道2時間以上かかるのだからね。
そこでオレたちが並び始めた時間は・・・。
前日の14時である。
もちろんずっとそこに居たわけではないが、交替でそこにいた。
ちなみに次に人が並び始めたのは前日の21時くらいだったので、気合の入った客はオレらだけではなかった模様。
結局閉店する頃には20人くらい並んでいたと思う。

この時も真冬だったことが思い出される。
どこからかダンボールを持ってきてそれに包まって寝てみたり、横浜連合のＯＢ(＝893？)にもろ絡まれたりしながらも開店を迎える。
神奈川は9時開店なのが救いだったが、この19時間の並びというのは今なお破られていない偉大な記録である。

さて、肝心の実戦だがオレは1番手前の台を確保。
そして開店ほどなくして1000円でリーチ目が出現。
見事それがCBIG(CT付きの方ね)で、ここから怒涛のCT連7連荘！
本当に全てCT連でCBIGだったからビックリ。
この頃はヒキが強かったんだな・・・。
またしてもあっという間に5000枚ほどをたたき出したオレであるが、あろうことかこの時もノリ・・・。
コレ以降まともにノリ打ちしたことは1度もない。
最終的には7000枚くらいだったのかな？
発表はなかったけど、多分６だったんだと思う。
ちなみにオレは途中で帰りました。ｗ
閉店までいたら帰れなくなるし、体力も限界だったのだ。
この時も1人あたりでは大したプラスにはならなかったんだ・・・。
今思うとノリで打ってた割には投資の上限も決まってなかったし、先に帰ったオレは後清算だったからごまかされてる可能性が高いんだが・・・。
そんな感じだったし、ノリが嫌いになるのは当然だったと言える。




こんなことを続けて勉強なんかいつしたんだ？と自分に問いたくなる。
前回にも言ったとおり、1999～2001は、本当に色んなﾀｲﾌﾟの機種が出たし、オレも成長した。
新台を打つよりは旬の過ぎた台をよく打っていたので登場時期より打ち込むのがだいぶ遅いんだけど、1機種を長きにわたって打つスタイルはこの頃からである。
しかしそれでも4thﾘｰﾙに大量獲得に液晶にRTにATにARにST・・・打たずにいられるはずがない。
ゆえに、勉強どころではないことをスロッターのみなさんにはわかって欲しいのである。


ちょっと時期も順序が前後してきたし、文章もめちゃくちゃになる傾向がみられるので次回は個人記録とその自己コメントでも連ねようかと思います。

というわけで【vol.6】に続く・・・