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カテゴリ:世界一周 中国
ちょっとだけ先を急いでいた私は、せっかくラオスに来たのに、首都のビエンチャンだけの滞在で、さっさと中国に向かう事にしてしまいました。
本来なら、バンビエン(どうやら川でチューブ下りが出来るらしい)、ルアンパバーンと北上していくのが人気のルートですが、勿体ないけど仕方ない。40時間のバスで、一気に中国は昆明(クンミン)まで行けちゃうそうなんです。 今まで経験した移動で一番長かったのは、台風直後の小笠原36時間(船)、真冬の時化の小笠原33時間(船)・・・ああ、こう書くと小笠原ってすごい所って思われちゃいそうだけど、本当に素晴らしい所!!さて、話は戻るけれど、続いてベトナム南北統一鉄道31時間(列)、エジプトからの帰りの飛行機がトータルで次くらいに浮上してくるかなぁ。 ・・・と、そんなもんなんです。 いくら寝台バスで寝ていけるからって、40時間もイヤにならないか心配だったけれど、ビエンチャンの旅行会社でチケットを購入する際、確認してみると、エアコン付・トイレ付と言う。あら~!これまたVIPバスかしら?なんて、甘い考えの私でした。 中国行きのバスは、T2バスターミナル発着。行ってみるとそこには、ガタイのいい、角刈りの怖そうな男たちが集まっているではないですかっ!ここまでトゥクトゥクで送ってくれた、人の良さそ~なラオスのオッチャンの顔とは、えらく違うっ!しかも、いきなりデカイ声の中国語で何か言ってくる。大丈夫?!私、無事に昆明まで辿りつける?? バスは立派!中の寝台は、2段×3列と、スペースがあればベッドだ!みたいな感じ。3列ってすごいですよ、ベッドが本当に細いっ!でも横になれれば上等♪枕と布団も付いていて、なかなか~!!あれ?トイレは??・・・あるわけないですよね~、旅行会社の人の言葉を信じていた私がアホでした(悲)。 さっきのガタイのいい角刈り3人がどうやら運転手。乗り込むのも中国人ばかり。その中に、ラオス人親子が1組だけ。午後2時にバスターミナルを出発して、13号線を北上します。 もう日が暮れてきたし、そろそろ夕飯の休憩かな~??なんて、”休憩”を待ち焦がれている私をよそに、バスは暗闇になっても走り続けます。バンビエンも過ぎたし、山道だらけ。 ようやく夜の10時過ぎに休憩!車窓から見た看板でルアンパバーンまで来ている事が分かりました。これまでも、「一体ここはどこ?」というような小さな町で人が乗ってきたり、降りたり。ここ、ルアンパバーンでも同じでした。 そうして1日目の夜は更けていきました・・・。 翌日の早朝、バスは国境付近の町に到着。あ~、これでラオスとお別れ。それにしても、ものすごい道だった。山道続きもすごかったけれど、目薬さそうとしても、目に入らないっ!まあ、こんなもんですよね。夜中に、「え?地震?」と目を覚ましちゃったくらいです(苦笑)。これ、寝台じゃなかったら腰やられてたな、私。 2日目ともなると、慣れたもんです。中国人のおばちゃん(なんて、私と同い年くらいかも?!)と筆談しては、訳分かんないのに、つられて大笑いしたり、食べ物もらったり。強面の運転手たちも、「トイレはあっちだよ」ってな感じで、気にかけてくれたり。そう、中国に入ってからは、ガソリンスタンドに寄る事もあったので、助かりました(笑)。 休憩と言えば、普通は30分くらいなのに、国境を越えた町でお昼を食べた時の事。通りのテーブルで、運転手たちが、乗客やその辺の人と、賭けトランプを始めてしまいました。日差しが強くなり、場所を移しては続きを楽しんでいるようで・・・(苦笑)。おかげで2時間の休憩!暑いバスの中で寝て待ちました☆☆☆ 3日目の早朝、「クンミン!クンミン!」と、隣の人に起こされ目を覚ましました。え?もう?外はまだ真っ暗。「ちゃんと上着着ないと寒いよ。じゃあね!」ってな感じで言われ、私もバスから降りました。一体ここはどこ?昆明のどこ?? とりあえず、無事、昆明に到着したようです(笑)。ビエンチャンから40時間、まだ日も昇っていない昆明。だけどバスターミナルは、ものすごい人でごった返し、エネルギーいっぱいです。これが私の初中国!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 16, 2006 03:30:33 PM
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