昨日は久しぶりに恩師と再会した。
恩師とは、大学のゼミの先生で日本画の先生である。
私たちゼミ生は先生にとって珍しくかわいがりのある子達だったらしく
卒業して三年も経つがそれぞれ交流がある。

実は先生の作品の常設展が地方で決まり、みんなでお祝いしようと
いう事で私が先生のところまで相談をしに行ってきたのだ。
先生は大変な酒好きで、当時授業中でみんなが作品を作っていても
「そろそろ飲みに行こう！！」
・・・と誘い出すほどだった。でも、それだけみんなを気にかけていてくださったんだと思うと先生の懐の深さにしんみり・・☆

国分寺でやきとりを・・・
吉祥寺でおすしをご馳走していただき
「先生！わたしもう社会人なんで払わせてください！」
・・と言うと
「あなたぜんぜん給料もらってないんだからいいわよ」
・・・と言われおごられてしまう始末。
な、情けなし自分！！！恩返しがしたいっす。

さて、仕事の話で
「あなたまだ保険の仕事やってるのー？？」
「あ、はいやってます。」
「勧誘するんでしょ？」
「そうですねー勧誘というか契約をいただくんですけど・・・」
「でも最初に勧誘するんでしょ？それから契約になるんでしょ？」
「はあ、まあ・・・」
なんて、そんな会話をしていた。
「実は先日わたしの大切なお客様のご主人様がお亡くなりになられたんです
二億円という保険金が下りたのですがお子様はまだ小学生なんです。
私、この仕事していてなんですけど、お金ってなんなんだろうなーって。」
で、先生、
「そうでしょ、だから私保険って嫌いなのよ。命ってお金じゃないじゃない？」


そうなんです、ここんとこ私複雑でした。
お金があるに越したことはないけど、命の代価に値段をつけるって複雑です。
例えば、役職についていて会社のためだとか言うのならなるほど・・。
なのですが、家族のために入るってよーく考えると複雑です。

そんなこんなで先生は保険が大嫌いらしく全く入っていないそうです。
去年先生のご主人もお亡くなりになられたそうですがもちろん保険には加入していなかったそうです。

私、仕事について三年目を迎えようとしてますが未だにこんなことで悩んだりしてしまいます。
このいきさつを母に話したのですが、”未だにそんなこと言ってんじゃない！
そおゆうことは仕事に就く前の人が考えることだ！！会社にいるんだからそれなりの仕事をしろ！！でなきゃ辞めちまえ”
・・・とものすごーく怒られてしまいました。私も反抗して
「だからこの間部長に退職届出したんじゃないか！」
って言ってしまったら
「無責任なこと言ってんじゃねえ！」
とさらに切れられてしまいました。
おーい、かあちゃん矛盾してないか？
と言いたい所ですが言いますまい。そりゃかあちゃんにも事情がありますから。
辞めるんなら後任立てろと・・・。
責任とってから辞めろと・・・・。
だーよーねー。

くそったれ！！！！！



金がないなら働きゃいい
・・・と思ってる私はこの仕事失格です。