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今年はよく死ぬ。
2006年も残すところあと少しになったのだけれど 駆け込むように友は逝ってしまった。 彼女と出会ったのは予備校の時。 一緒に授業をさぼってゲーセンに行ったのを覚えている。夏の暑い日だった。 大学時代、彼女はその風変わりな性格を如何なく発揮し、 私の記憶じゃ、大学四年間黒いスーツしか着てこなかった。 去年の冬、久しぶりに彼女に会った。 今年、マイミクした。 ぼーさんがお経をあげているとき、 「言いたいことあるか?」 と、彼女の為にささやいた。 「むなしいか?」 「楽になったか?」 「もっと生きたかったか?」 なんて、野暮な事もつぶやいた。 彼女の弔いになっただろうか…。 ただ、悲しむことができなくて、 たくさん話しかけてしまった。 今年彼女は念願の小説家デビューをはたした。 角川の優秀賞を受賞して、夏にデビューした。 本屋で平積みになった彼女の本を見てとても嬉しかった。 ぺらっとめくると彼女のプロフィールがなんとも個性的で笑ってしまった。 彼女の存在をこの世に残すため 存在があったということをこの世に残すため 広く人に知ってもらいたい。 「骨王」 作っても作っても楽になるもんじゃない。 でも、作ることでしか自分を癒せない。 さよなら、のむっち。 来世でまた…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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