それは、神界にあった。
飴玉よりも大きく、野球のボールより小さい球体。
『神器・魂玉』
人の魂魄を食し、食した数だけ力を蓄えるもの。
しかし、それは神器と呼ぶには危険すぎるものであった。
魂玉が作られた本来の目的は、死した人の魂を吸い
それを蓄え、神界に強力な結界陣を作るためのものだった。
だが、当時の天帝・千龍神(ちりゅうしん)は
ひとたび、悪しき者の元へ渡れば
世界を崩壊に招かんとして
魂玉の永久封印を施す事にした。
天帝は、四神の力が及び、地脈の力が激しく湧き出ている地を選び
自らの力で結界を作り、その地に封印した。
『神界史・第16集・第1章』
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最終更新日
2006.02.05 23:41:55
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