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カテゴリ:子供
自宅に戻って3日目。部屋の中の修羅場度数は上がるばかり。
母ちゃんの眉間の皺は深まりばかり。 そんな中、息子はやたらと母ちゃんの後を追い回すようになり、夜中も何度も泣きながら起きては母ちゃんの布団に潜り込み、手首の血管を触ってくる。 こっちも娘への授乳が終わったばっかで眠いのに、うざったいんじゃー。 おまけに娘を自分の布団に抱きいれてるのに、息子まで入って来たんでは寝返りも打てない。 母ちゃん寝不足気味でイライラマックス。 朝ごはん、好物のスープもクリーム入りスティックパンも食べず、オムレツばかり食べる息子。 せめてスープを一さじ飲ませようと、カップを口の周りに近づけたら、金切り声を上げて思いっきり拒絶、手で押しやったのでスープが零れ、床のラグが汚れた。 母ちゃんの怒り爆発、往復ビンタ炸裂!! 息子号泣。 泣きじゃくる息子の口に無理やりパンを押し込む。泣き叫んだ息子、あまりの事にさっき食べたほうれん草入りオムレツと野菜ジュースを吐く。 ・・・完全に虐待やんけ。 騒乱の午前中を過ごし、いいお天気なので銀行へ用足しがてら散歩だ~、と出かける仕度をするも、娘がぐずったあげく寝てしまった。 ・・・置いていくか。 かなり気がとがめたものの、すぐに帰ってくればいいかと思い、久しぶりに息子と二人っきりで外へ。 娘を抱っこしていないので、危なげなところではすぐに息子を抱いてやれるし、天気が良くて外は暖かいし、息子だけだとすごく楽でほわわんほわわん。 急いで用事をすませて、娘が気になるのでどこにも寄り道をせず、帰りのバスに乗り込む。 眠いのか、おとなしくぼんやり外を見ている息子。 と、後ろの座席の婦人が話しかけてきた。 「坊や、おいくつ?」 その人にも1歳半の孫がいて、保育園に通っていたら悪い言葉やいたずらを覚えて大変だそうだ。でも、1歳半でしっかりしゃべれるなんて本当にうらやましい。 うちの子はまだ言葉が出ないんですよ、パパ、ママがやっとで。 そういうと、優しい笑顔で「大丈夫よ、すぐに元気におしゃべりできるようになるわよ」と励ましてくださった。そして息子にも「大丈夫よ、だいじょうぶ」とにこにこ微笑んでくださった。 わずか10分足らずのバスの乗車中、その方と言葉を交わせて本当に楽しくなぐさめられ、励まされた。 思えば息子も、この2週間、義父母義弟妹とにぎやかに囲まれていた生活から、一気に私と赤ん坊との3人の生活に引き戻されて不安でさびしかったのだろう。 帰宅後、お昼ごはんは大好きなチャーハンをしっかりと自分でスプーンで上手に食べてご機嫌だった。 少しずつ、少しずつ。行きつ戻りつ。 年よりも幼いわが子の、ゆっくりした成長を気長に見守りたい。 バスの中で行き会った、優しい人の暖かさを胸にして。 ・・・幸い、寝かせたまんまお留守番の娘はまだぐっすりお休み中でした。ごめんよ、ハナちゃん。でも、ちょっとお兄ちゃんの為の時間も必要だったんだよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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