電気ワニ極楽日誌

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• たくましく食べてほしい

  　以前、親子３人暮らしの家庭で、父親が留守の間に母親が病死し、残された１歳の子供が餓死してしまったという痛ましい事件があった。　亡くなった子供は砂糖などの食料品が置いてある傍に倒れていたという。　食べ物がそこにおいてあるというのはわかっていたらしいのだ。　この悲惨なニュースを聞いて以来、万が一にも運悪く相棒出張中に自分が倒れたら、子供が生きていけるかどうかがすごく気にかかるようになってしまっていた。　普段食が細い息子だが、おなかが空くと、自分で目に付いたところにあるジュースやパンや菓子を持ってきて、食べさせろとせがむ。　しかし、自分自身で中身を取り出して食べることはできない。　まあしかたないか、まだ２歳だし。　ところが今日、ぐずる娘に授乳中、おなかが減ったらしい息子は台所に行き、何やらごとごと音を立てている。　私の方へやってきたので顔をみると、うわ！ごはんの塊を手につかんで食べていて、顔や体がごはんつぶまみれ。手にはしゃもじが。　きゃぁぁあ、なにしてんのぉ～！と叫びつつ、台所に行くと炊飯器のふたを開けて、中の残りご飯を一生懸命からっぽの鍋によそっていたらしい。　よほどご飯が食べたかったのだな。　私の叫び声に、また叱られるのだと思って身を硬くしていた息子だったが、私としては嬉しいいたずらだったので、大笑いしてしまった。　ああ、親が突然いなくなったとしても、息子はしばらくは自分で命をつなぐことができそうだ。　多少お行儀悪くても、後始末が大変でも、大事なことだから、母ちゃんは嬉しかったよ。　・・・しかし、気をつけないと大好物のじゃがりこ、隠し場所から発見されたら一発でなくなるなぁ（笑）。

  2007.01.18

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• 阪神淡路大震災１２年目

  　昨日に続いて阪神淡路大震災についてです。　私の住んでいた古い団地の前の路地は、両側を倒壊した建物がふさいでいたので、様子がわからない暗いうちはどこへもいけず、近所の人たちと集まってただ夜が明けるのを待っていました。　月も無い真っ暗な中、冷たいアスファルトの路上にパジャマ姿で裸足で立ちながら、西の方の空が赤く染まり、消防車や救急車のサイレンが鳴り響くのを聞いていました。　明るくなって近所を歩いてみると、爪楊枝のように根元から折れている電柱や、２階部分が転げ落ちた家、あちこちで古い木造アパートが崩れて道をふさぐどころか、道自体が全く無くなってしまっている有様で、まさに町が消滅してしまっていました。　思わず知らず、おかしくなって大声で笑ってしまった。　あまりに信じられない、想像外の事態に出くわして、ショックのあまり出てしまった笑い声でした。　しかし、人口に対して死者の比率が最も高かった町に住んでいながら、幸い私は怪我もせず、家族や親しい友人も無事でした。　けれども、尊敬していた高校時代の先輩が亡くなられました。　ピアニストとしてこれからどんどん活躍するはずの人でした。　高校時代からすごい演奏をする人で、女性なのに背筋力の強さが運動部の男子を抜いて学年一。　あまりに激しく鍵盤を叩いて、爪が割れてしまいピアノが血に染まったという逸話の持ち主でした。　ご本人の性格は気丈ながらも、気さくで親切で、後輩には大変優しく接して下さいました。　一度だけ、先輩にピアノの指導を受ける友人に付き添って自宅にお邪魔したことがありましたが、まさに豪邸のお嬢様、庭先でテントがはれるほどの広い芝生。　妙に緊張したのを覚えています。　先輩の死を知った時には本当にショックでした。　どうして私のような中途半端な者が生き残り、先輩のように希望と才能にあふれた人が世を去ることになってしまったのか。　答えの出ない問いを何度も何度も繰り返し考えました。　暖かい人柄だった先輩をしのんで、１年後、音楽仲間の方々が追悼コンサートを開かれ、聞きに行きました。　そこで覚えた曲、グラナドスのスペイン舞曲集のオリエンタル。　哀愁をたたえたメロディは、それからしばらくの間、私の頭の中でこだましていました。　今生きていることには何かの意味があるはず。　そう思ってきました。　当時は建材業界で事務をやっており、自分が働くことでわずかでも復興の役に立っているような気がしていました。　今は息子と娘二人を産み、彼らを育てることに自分の存在意義があると思っています。　　普段から不平不満の多い私ですが、毎年１月１７日には自分の越し方を振り返って反省しています。　失われたたくさんの価値ある命に向き合う勇気を持つために。　　　輝く星のように明るかった先輩の名前は、猪木聡子さん。ここに記しておきます。　　

  2007.01.17

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• 兄の１７回忌、阪神淡路大震災１３回忌

  　今年は兄の１７回忌にあたるそうだ。実家の菩提寺からの葉書で知らされた。　本当なら母と二人、尾道の寺で法要をしなければならないのだが、なにせ母は認知症で神奈川の施設に暮らしている身。私は私で千葉の田舎で２歳児と０歳児を抱えて身動きとれぬ。　さて、本家やお寺に相談してお経だけあげてもらうようにお願いしようか。　そういえば、父と祖母の忌日もどうなってたっけ・・・。　などとつらつら考えていた。　ふと、そういえば今年は阪神淡路大震災から１２年目、いわゆる１３回忌にあたる筈だ、と思い至った。　阪神間のお寺は忙しいだろうなぁ・・・。　当時のことを色々と思い出す。　親友のお父さんが亡くなり、そのお葬式に行った知人から聞いた話。　遺体を火葬できる焼却場が無いので、ヘリコプターで遺体を近隣県の火葬場に運び、お骨になって戻って来るのだが、あまりにお骨の数がありすぎて、一応番号がついているものの、それが本当にお父さんの骨かどうかわからないよ、もしかすると他の人のかもね、と家族が話していたそうだ。　お茶の先生が昔の同僚だった幼稚園の先生から聞いた話。　そこの幼稚園でも通っていた園児が亡くなった、そのお母さんに会った時聞かされた話。　お母さんが幼稚園児の娘と赤ん坊と一緒に寝ていて、そのまま生き埋めになり身動きがとれなくなった。　娘の手を握り、「大丈夫よ、すぐに助けが来るからね」と励ましていたところ、最初は「痛いよう」と泣いていた娘の泣き声がだんだん小さくなり、手から力が抜けて冷たくなっていくのを必死の思いで握り締めて娘の名前を呼び続けたが、娘は助からなかった。　「下の子がいるので生きていかなければならないけれど、先生、私はあの時娘と一緒に死んでしまいたかった」と泣かれたそうだ。　近隣で唯一電話回線が生きていた公衆電話に並んでいた時のこと。　当時まだ珍しかった携帯電話を借りて、２０歳位の女の子が泣きながら話していた。　「お父さんもお母さんも妹もみんな家の下敷きになってしまって・・・私だけが助かったんです、私だけが。近所の人に助けてもらって・・・私どうしたらいいでしょう・・・」　電話待ちの人たちみんなが痛ましげな顔で泣き崩れる彼女を見ていたが、私の後ろでおじいさんが「私の妻も今家の下敷きになってるんですが、この行列ではいつ救急車に電話できるかわからないですね」と言い出し、前後の人たちに「今救急車は電話ではつかまりませんよ、みんな消防署に直接言いに行っていますよ、そうした方がいいですよ」と勧められ、「そうですか、ありがとうございます、そうします」と列を離れていった。　水の流れない水洗トイレほど恐ろしいものは無い。　避難所のトイレで実感した。　人はせっぱつまると排泄せざるを得ない。　で、前の人の残したモノの上に積み重なって・・・私も仕方なく、山づくりに加担してしまったが（汗）。翌日には使用禁止になってました。　公共施設の水道が復活した時、地元の市会議員の奥さんは、その恐ろしい地獄の糞便の山を割り箸で崩しながら流して掃除したそうだ。　本当に、政治家の妻は大変だと思いましたよ。　関西では、特集番組が放送されているのだろうか。関東にいるとすっかり無かった出来事にように思える。　　私は運良く家族も仕事も失わなかったが、それでも先輩や知人が亡くなったり、さまざまな体験をした。　震災にあわなければもう少し人生が違っていたと思う。　だのに、あんまり教訓を生かしていないなぁ・・・。　せめて心の中で黙祷をささげよう、あの日に。

  2007.01.16

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• 

  『蜂の巣にキス』　ジョナサン・キャロル

  　『蜂の巣にキス』　著者　ジョナサン・キャロル　訳　浅羽莢子　　創元推理文庫　これ娘出産前に購入して読んだんだよねぇ～。６月頃だったんじゃないかな？　去年読んだ本の感想が全然アップできてないので、今頃ですが（爆）。　ホラーというよりファンタジィなのに大変に残酷な『死者の書』に大衝撃を受け（なんたって！まさかそれはないでしょうという悲惨さが忘れられないよぉ）、翻訳された作品ほとんどを読み漁ったキャロルですが、何分にも寡作な作家さんゆえ、最近は全く新刊が刊行されず、私も半分忘れかけておりました。　解説の豊崎女史によりますと、なんと９年ぶりなのだそうですよ。　そこへ登場したこの作品。なんと。ファンタジィじゃなーい！　はい、解説者と同様、ほの暗いおとぎ話を想像していた私も裏切られました。　きわめてまっとうなミステリなんですもん。　しかしながらそこは魅力的な人物描写の手練れたるキャロル。　スランプに陥った主人公の作家が、自分が少年時代に出くわした事件を元にして新しい小説を書こうと故郷に帰り、昔仲間や取材相手を通して自分の人生を振り帰る、その描写はうまいですよ～。　人の心に巣くう、もやもやした苛立ちや不安を言葉にして伝えるのが本当に上手な作家さんだと思うなぁ。　相変わらず人間の心理描写や魅力的なキャラクターづくりはお見事です。　くすんだ町に暮らしていた、一際不良で才気煥発で美貌で人の目を惹く少女ポーリン。　男子生徒みんなの憧れだった彼女が水死体で発見された。　その発見者が当時１５歳だった主人公サムだった。　長じて作家となり、スランプに陥ったサムは故郷に帰り、ポーリンの死の真相をさぐる。　犯人として逮捕されたポーリンの恋人は自白しないまま、獄中で首吊り自殺する。　彼の父親は、真犯人を探して息子の汚名をそそいでほしいとサムに語る。　彼が取材を重ねるに連れ、新たな殺人が。　すべてが明らかとなる結末で、主人公は泣く。殺された全ての者たちのために。　そして同じく真相を知った犯人は咆哮する。ただ一人の愛した者のために。　・・・独身の頃読んだらわからなかったろうな。　今ならば、犯人の咆哮が理解できます。　犯人のゆがんでいるようにみえて、実はまっすぐに対象に向かっていた愛情が。　ミステリであってもキャロルはキャロルで、私的には大満足ですが、ミステリとしては大きなトリックとかが無いので印象に残りにくいのではないかな・・・ともかく、人物描写と人生の欲望のはかなさが身にしみる作品です。　キャロルの読後感って、実に残酷なんだけど、どこか人間に対する希望が湧いてくるという、二律背反した気分にさせられるんですよね。

  2007.01.15

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• 左の鼓膜が動かない？？

  　左耳が痛いのです。　そんなにひどく痛むわけではないので、日ごろの子育てに取り紛れて忘れちゃう程度です。　でも、夜寝る前とかふとした拍子に水がたまったような違和感や、鈍い痛みが気になります。　耳に水でも入ったか、まぁそのうち収まるだろうと考えていましたが、２週間過ぎても治らない。　さらに、ここ数日はなんかぴりっとした痛みが走るようになってきて、ちょっと心配。　というわけで、昨日の土曜日、相棒に子供たちを任せて耳鼻科に行ってきました。　長く齢を重ねておりますが、耳鼻科にかかるのは生まれて初めてでございますです。どきどき。　まずは聴力検査と鼓膜の振動を確かめる検査。　検査が終わるとしばらく待たされて診察に。　結果、どちらの耳も聞こえてはいるものの、左耳の鼓膜の動きが極端に悪いとか。　水がたまるタイプの中耳炎もあるので、それではないかという事でした。　１週間に２回ほど通ってくださいと言われ、鼻づまりがひどいので点鼻薬を処方してもらいました。　よく鼻がつまるほうですか？と聞かれましたが別にそんな風に意識したことがなく、「いいえ」と返事したんですけど、考えてみると小学生の頃の健康診断では必ず鼻炎と診断されてたし、季節の変わり目は花粉症でもないのにやたら鼻水が出るし、友達としゃべりすぎても鼻水が出たりするなぁ。　自分の体の癖って、普段自分では無自覚なんですねぇ。　昨今流行のそうじして運気をアップするっていうのも、掃除や整理整頓をして、自分の感覚を鋭く研ぎ澄ましておけば、思わぬトラブルに巻き込まれずにすむし、周囲の動きに敏感に対処できるっていう理屈なんではないかしら。　そういえば上の子を帝王切開で出産してから、腹式呼吸とか全然しなくなっちゃった。　傷をかばっているうちに腹筋も背筋も弱りまくり。　さあ、今年から腹式呼吸（我流ではあるけど）と正しい姿勢を心がけて、体の中の毒素を出して健康だけがとりえだった、かつての元気なお母ちゃんを取り戻そうっと！　　その前に、しばらく子連れで耳鼻科通いになりそう。小児科を併設してるクリニックなんで、子供を連れて行きやすいのはいいけど、病気ももらってきそうだな（笑）。　

  2007.01.14

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• 子供に関西弁をどうやってしこむべきか？

  　相棒と結婚した故、一生関東暮らしが決定している私ですが、どないしても３０数年間培われた関西人としての根っこが断ち切れません。　自分では気をつけて標準語のつもりでも、どこへいっても「関西の方？」と見抜かれるし、私自身いまだに関西の味や文化やたたずまいが懐かしい。　そんな私のひそかな願望は・・・わが子たちに関西流の受け答えをマスターしてもらいたいこと。　だってだって、神戸バリバリの先輩夫婦とか、茨木のスルドイお笑い文化が板についてる旦那と結婚した友人とか、子供たちとの家庭の会話が面白すぎ！楽しすぎ！　しかしながら、テレビで吉本新喜劇を見せられるわけでもなく、近所に関西出身の知人がいるわけでもなく、相棒は東北からの流れを汲む純然たる東日本人・・・。　私だって実を言えば両親は広島出身で、ネイティブ関西人ではないのであります。　親は吉本新喜劇を「下品だ」と嫌っていたし、親子代々関西ノリの人と違って、一人で周囲を笑いの渦に巻き込めるほどの腕は無い。　ああどないしたらええんかなぁ～。　とりあえず千里の道も一歩から、ささやかな努力として、普段の子供への呼びかけに「えーかげんにしとけよ、ワ～レ～♪」　「誰が親かばやねん、それをいうなら親ばかや」　「どっこいしょ～の正直屋～」　などなど、もんのごっつ古い吉本ギャグやオリジナルギャグを多用してますが、相棒にまで「サム～」と馬鹿にされる始末。とほほのほい（涙）。

  2007.01.12

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• ほんのひと時の優しさに救われて

  　自宅に戻って３日目。部屋の中の修羅場度数は上がるばかり。　母ちゃんの眉間の皺は深まりばかり。　そんな中、息子はやたらと母ちゃんの後を追い回すようになり、夜中も何度も泣きながら起きては母ちゃんの布団に潜り込み、手首の血管を触ってくる。　こっちも娘への授乳が終わったばっかで眠いのに、うざったいんじゃー。　おまけに娘を自分の布団に抱きいれてるのに、息子まで入って来たんでは寝返りも打てない。　母ちゃん寝不足気味でイライラマックス。　朝ごはん、好物のスープもクリーム入りスティックパンも食べず、オムレツばかり食べる息子。　せめてスープを一さじ飲ませようと、カップを口の周りに近づけたら、金切り声を上げて思いっきり拒絶、手で押しやったのでスープが零れ、床のラグが汚れた。　母ちゃんの怒り爆発、往復ビンタ炸裂！！　息子号泣。　泣きじゃくる息子の口に無理やりパンを押し込む。泣き叫んだ息子、あまりの事にさっき食べたほうれん草入りオムレツと野菜ジュースを吐く。　・・・完全に虐待やんけ。　騒乱の午前中を過ごし、いいお天気なので銀行へ用足しがてら散歩だ～、と出かける仕度をするも、娘がぐずったあげく寝てしまった。　　・・・置いていくか。　かなり気がとがめたものの、すぐに帰ってくればいいかと思い、久しぶりに息子と二人っきりで外へ。　娘を抱っこしていないので、危なげなところではすぐに息子を抱いてやれるし、天気が良くて外は暖かいし、息子だけだとすごく楽でほわわんほわわん。　急いで用事をすませて、娘が気になるのでどこにも寄り道をせず、帰りのバスに乗り込む。　眠いのか、おとなしくぼんやり外を見ている息子。　と、後ろの座席の婦人が話しかけてきた。　「坊や、おいくつ？」　その人にも１歳半の孫がいて、保育園に通っていたら悪い言葉やいたずらを覚えて大変だそうだ。でも、１歳半でしっかりしゃべれるなんて本当にうらやましい。　うちの子はまだ言葉が出ないんですよ、パパ、ママがやっとで。　そういうと、優しい笑顔で「大丈夫よ、すぐに元気におしゃべりできるようになるわよ」と励ましてくださった。そして息子にも「大丈夫よ、だいじょうぶ」とにこにこ微笑んでくださった。　わずか１０分足らずのバスの乗車中、その方と言葉を交わせて本当に楽しくなぐさめられ、励まされた。　思えば息子も、この２週間、義父母義弟妹とにぎやかに囲まれていた生活から、一気に私と赤ん坊との３人の生活に引き戻されて不安でさびしかったのだろう。　帰宅後、お昼ごはんは大好きなチャーハンをしっかりと自分でスプーンで上手に食べてご機嫌だった。　　少しずつ、少しずつ。行きつ戻りつ。　年よりも幼いわが子の、ゆっくりした成長を気長に見守りたい。　バスの中で行き会った、優しい人の暖かさを胸にして。　・・・幸い、寝かせたまんまお留守番の娘はまだぐっすりお休み中でした。ごめんよ、ハナちゃん。でも、ちょっとお兄ちゃんの為の時間も必要だったんだよ。　

  2007.01.11

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• 帰宅したは良いけれど

  　連休最終日に義実家より帰宅しました。　さあ、新年明けて初めての我が家ですわ、今年こそきちんと整理整頓お掃除せねば！！　・・・心の誓いもむなしく、私が１片付ける間に１０散らかす息子。その息子の行動を制限しようとすると、兄を助けるかのように抱き上げるまでぐずる娘。　かくして我が家は帰宅２日目にして荒みきった状態に！！（号泣）　今年も去年の二の舞かーーーー！！ああ少しは我が家にも進歩の光が見えてほしいぞなもし（とほほのほ）。　あ、生協の車が来たわ。ダイニングテーブルの上に私の下着があるのに！！（大混乱）

  2007.01.10

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• しばし避難生活

  　先週の金曜日、ごみ捨てに出たらばアパートの階下の奥さんに声をかけられた。　何かやたらと話しかけられ、長話になりそうだったので、申し訳なかったが息子が泣いて騒ぐと困ると思い（私の姿が見えないとすぐに泣き叫ぶので）、こちらから話を切り上げて失礼した。　　同じ日の夕刻。息子にテレビを見せつつ、夕食のしたくをしているとインターホンが鳴り、階下の奥さんが。　出ると、すごい剣幕で　「子供静かにさせてもらえます？もう音がうるさくて、私も胎教に悪いしイライラしちゃうから！」　と。　朝会った時、たしかに「来月出産だけどつわりが出て体調が悪くて、こないだまで入院していた」と言っていたので、これは本当に申し訳なかったと思い、平謝りに謝った。　けれど、すごく興奮されていて「もう、ほんっとにイライラする、胎教に悪い」とずっと独り言のようにしゃべりながら帰って行ったので、朝に会った時の人懐っこい態度と別人のようで少し恐ろしかった。　　それからは、大好きなテレビを見て喜んで飛び跳ねる息子を抑え、なだめつつすごし、帰宅した相棒に報告。二人して子供たちを静かにさせるように神経を使った。　夜の１０時頃、子供たちを寝かしつけていると階下から泣き叫ぶ声が（恐）。　やがて１１時頃にチャイムが鳴って誰かが来た模様。それでも泣き声は収まらず、なだめるような声と泣き叫ぶ声や、がちゃんがちゃんというような物音がずっと響いてきた。　・・・階下の声や物音が聞こえたのは初めての事である。　これは相当出産前にナーバスになっているな、と思って妊娠されてるのを知らなかったとはいえ、息子や娘の世話でどたばたしていた生活を猛省した。　そして翌日土曜日朝７時。うちのチャイムが鳴った。　その音で目が覚めたのだが、すでに起きていた相棒が出てくれた。　階下の奥さんだった。　（実は相棒と下の奥さんは仕事関係で顔見知り）　相棒に任せていいかな、と思っていたらずいぶん長いことすごい剣幕で一方的に奥さんがしゃべりまくっている様子。泣き声である。　様子を見に出てみると、「今から大家さんに言いにいきますから」と去って行った。　相棒に聞くと支離滅裂だったという。　前に流産していて、今度もし何かあったら一生恨むとか言われたらしい。　・・・そこまで思いつめる前に言ってくれればいいのに。　　それからますます神経質に息を潜めて一日暮らし、急いで防音マットをネット注文した。　そして、夜ご主人が帰宅してから息子を連れて謝りに行った。　応対に出たご主人の態度は普通で、「かえって気を使わせてすみません」と言われたが、その夜の２時頃にも（娘に授乳していた）、泣き叫ぶ声と大きな物音が。　その翌朝もご主人の出勤後何かを蹴るかぶつけるかするような音が続いてました。　　これはもう普通の精神状態ではなくなってるっぽいので、息子と娘と私の３人は、相棒実家に避難することにしました。　いくら気をつけていても、２歳の男児を静かにさせておくのは難しいので・・・。　奥さんはどうやら日曜日から留守にされてるみたいですけど、万一お産の時に何かあって恨まれたりしたら本当に怖いので。　無事に赤ちゃんが生まれたら落ち着かれるかも知れませんし。　　というわけで、再びネットから離れてしまいます。ああ、大掃除もしてないのにねぇ（嘆息）。

  2006.12.15

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• 哀れな畳

  　うちの息子、トイレトレ中です。　トイレに行くのは大好きです。でも、またがっても大も小も出しません。　困ったもんです。　さてさて、本日子供らがお昼寝中、ネットで生協の注文をしていました。　すると途中で二人ともお目覚め・・・あとちょっとなのにぃ～。　息子に少し飲ませて食べさせ、娘に授乳してから再び生協の注文をしに、別部屋へ。　さー、あと少しで終わるわよ～♪　そこへ居間から息子がやってきた。お気に入りのＤＶＤ見せてるのに、どーして？　か、下半身裸ですっっっ！　いわゆる、世間一般でいうところのフリチンでございます！　オムツは、ズボンはどうしたのだ息子よ！？　慌てて居間へかけつけると、畳の上にあああああ、しっかりと濡れたでっかい水溜りの跡が・・・。　「ここはトイレじゃないのよーーーー！ここでしちゃ駄目っ！」　絶叫すれども後の祭り。　お昼寝から起きた時に、ちゃんとトイレに連れて行かなかった私が悪い。　しくしく泣きながら抱っこを要求して号泣する娘尻目に畳に雑巾がけです。　酢水で拭いたから、においはとれる筈・・・まあこれも成長の証かなぁ・・・と前向きに考えようと自分に言い聞かせる冬の夕方でございました。　　

  2006.12.06

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• 抜け毛の歌（哀）

  　中島みゆきの『時代』のメロディで。　♪抜ける～抜ける～よ髪の毛が抜ける～♪ここにもそこにもそしてあそこにも♪　♪今日は何本抜けたのかしら数え始めりゃ眠れない～よ～♪　・・・・・産後３ヶ月を過ぎたあたりから、猛烈に抜け毛がひどくなりました。　息子の時もすごかった。抜けた抜けた。　元々剛毛癖毛、多すぎてまとまらない髪質が悩みだったわたしですが、息子の産後にショートカットにしたら、思いっきりてっぺんが薄くなってしまってまして、ありゃりゃこりゃりゃと焦ってしまいました。　それ以来、ボリュームが戻ることはなく・・・。　　娘の産後はのんびりゆったりしたせいか、抜けないな～とか思ってたら始まったよ～（涙）。　もう髪をといてもいないのに、そこかしこに髪の毛が。　私が歩くたび、はらりはらりと抜けていくのですよ、この根性無しの毛根どもめ～！！　授乳している娘の口元に落ち、着替えさせていると娘の胸元から出てくる私の髪。　もぉすでにホラーっぽいです。髪を洗うたびにぞっとします。　息子は髪の毛を拾って遊んでます・・・。　すでに体重、体型は相棒に近づきつつありますが、髪型まで似てしまってはしゃれにならん！　（相棒は二十代にして見事につるぴか君でした）　育毛ローション、購入しよう・・・。

  2006.12.01

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• 思考も行動もなんか空転しとる

  　娘も息子もかわいい。　けど、自分の時間がホントに無くなっちゃった辛さと、四十路の子育ての体力の無さ、やるべきことの多さに押しつぶされ気味の今日この頃。　ネットも駆け足でのぞくだけ。　たまに書き込みできそうな時間があっても、ぼんやりどうでもいいサイト眺めてたり。　ああいかんいかん、自分に喝を入れねば。　そう思いながらも毎日教育テレビの子供番組ばっか見てて、ブログネタも無いしねぇ。　久しぶりの更新なのにただの愚痴でした。はぁ。

  2006.11.18

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• 娘との妄想的会話？

  　娘はかわいい～かわいい娘～。　ただ今息子は相棒実家へお泊り中。　もう誰にも邪魔されず、思う存分娘へ愛を注いでおります（笑）　まだ３ヶ月にもならないのに、目を合わせてニッコリする娘。　ああもうかわいいかわいいったらない♪　思わずほっぺたをちゅぱんちゅぱんと吸ってしまいます。　ああもう娘よ、あんたはおかあちゃんを骨抜きクラゲにでもするつもりかっ！　さて、本日も娘のオムツを替えつつ、お手々とあんよパタパタ攻撃＆ニッコリ攻撃とダブル技で脳みそを破壊されメロメロになってしまったおかんは、娘のお尻を拭きながら、妄想話で反撃開始。　「ハナちゃん、ハナちゃんがお嫁に行くとき、お母ちゃんもついていってもいーい？だってお母ちゃんがいないと、おっぱい飲めなくて困るでしょ？おなかすいちゃうでしょ！お母ちゃんがいなかったら、誰がハナちゃんのお尻をキレイキレイしてくれる？結婚相手にしてもらうの、恥ずかちいでしょ？オムツ替えてって言えないでしょ？ハナちゃんお尻かぶれて痒い痒い、イタイイタイなっちゃうよ？そんなのイヤでしょ？ね、だからお母ちゃんハナちゃんと一緒にお嫁に行くね☆」　相棒は別部屋でなんだか頭を抱えております・・・・・これもある意味トラウマになるか（爆）ま、言葉がわかるようになるまでにはやめるようにしよう。

  2006.10.31

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• 義母の災難

  　ずっと風邪が治らない相棒の風邪がうつってしまった息子。　昨日はしんどそうで、少し熱っぽかったのだが本日あっとい間に復活。　その免疫力には脱帽です（一安心）。　さて、義実家から電話が。　昨日息子が風邪っぽいと電話で話したので、その問い合わせだと思ったら義母が怪我をしたらしい。　台所でつないでいたネコの紐に足を引っかけて転び、顔面を強打したとのこと。　義父が見に行ったら床が血まみれになっており、鼻血が大量に出ていたらしい。　義母に甘えきっている義父は少しパニックを起こしたのか、遠方で身動きとれない我が家に連絡してきたのである。　義母が「もう血がとまったし、お父さん大げさなんだから大丈夫よ」と言っていたが、そんなにたくさん出血したのなら病院に行った方がいいですよ、と言って電話を切った。　　夜、帰宅した相棒にその話しをして、実家に電話させた。　するとまだ病院から帰らないので、帰宅後電話を貰うことになった。　１時間ほどして、かかってきた電話によると、目の下を骨折しており、そこに視力を調整する神経がはさまって、物が二重にぶれて見えてしまうのだそうだ。　今頃になって腫れと痛みが強くなってきたらしい。　もしかすると手術することになるかも知れないそうだ。　いやぁ、安全な自宅の中で思わぬ事故。私も気をつけなければ。　　 　

  2006.10.16

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• 私もすっかり慣れたもんだ（笑）

  　夜中１時。　さあ寝ようと寝室に入り、私の布団の上で寝ている息子を自分の布団に寝かせる。　あらら、濡れてるよん！　寝る前にたくさんジュースを飲んだせいか、おしっこが漏れて、パジャマも私の敷き布団の敷きパッドも布団カバーも濡れてますぅぅぅ（涙）。　仕方なく、ぐっすり眠り込んだ息子を着替えさせ、オムツを換え、敷きパッドもカバーも外してシーツをつけかえるなど、ごそごそと一仕事。　やれやれ、と横になる。　そして明け方の４時。　娘がおっぱいコールを始めたので、寝ぼけながらおっぱいをやる。　飲み終えたので、オムツを換えてやる。　隣の息子がなんとなく起きそうな様子だったので、普段なら部屋の照明をつけてからオムツ換えをするのだけど、息子が目を覚ますと面倒なので、暗いままでオムツ交換。　それがなかさんの大失敗だったのだな。　娘のお尻の穴の様子がよく分からず、のんきにオムツをはずしてお尻を拭こうとすると・・・。 　うわぉ！！ウンチがジェット噴射されましたっっっ！！ 　あんまりだぁぁ・・・（涙目）　娘の寝ているバスタオル、私のパジャマ、畳・・・すべてに飛び散る液状ウンチ（爆）。　仕方なく掃除し、バスタオルを取り替えて寝かせ、私はパジャマを着替え・・・とまたしてもごそごそやっていると、娘むずかって泣き出す。　娘の泣き声に、もぞもぞしていた息子も目を覚まし、こいつも泣き出す。　あんたら・・・お、お母ちゃんが一番泣きたいわいっ！！　　子供たちの泣き声に隣の部屋で寝ていた相棒も起き出してきて、何だかなかさん家は真夜中なのに大騒ぎだよ、とほほ～。　しかし、息子の時はウンチが手についただけで大騒ぎし、おしっことウンチをひっかけられた時には逆上して手をあげてしまったものだが、私もすっかり慣れたもんだ。　二人目はもう余裕ですなぁ。　実は相棒も、私がキレて子供達をしかりつけているんじゃないかと焦って様子を見に来たらしい。大丈夫、もうすっかりお母ちゃんになっちゃったよん。　　 

  2006.10.03

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• いやはやまったく何もできん（汗）

  　本日より、もうじき生後２ヶ月の娘と２歳４ヶ月の息子の面倒を日中一人で見なければならない。　もお、なるようにしかならんわい、と腹をくくっていたものの、実際に二人の相手をしているとああもう、見事なまでに何もできません（爆）。　朝、５時に授乳したので眠くて起床したのが７時３０分。　相棒に「いってらっしゃい」と布団の中から見送って（それは見送ったと言わない：笑）、のそのそ起き出そうとしたら、ぐずっていた娘が本格的に「おっぱいくれくれダンス＆コール」を始めたので、息子の朝食が遅れまくり。　洗濯機すら回せないですよ、娘ったら寝かせると泣き出すんだもの～。　大泣きしてる娘をほっぽって洗濯物を洗濯機に入れようとしたら、息子が何か言いたくてつきまとう。　雨だからもう遅くなってもいいや～、と開き直っていたら晴れてくるし！！　晴れてる間に少しでも干したい！と願えど泣きやまぬ娘。　やっと干せたと思ったら、息子がベランダから外を見せろとうるさい。　抱き上げて外を見せてやり、「はい、おしまい」と降ろしたら「ああー！（もっとみせろー！の意味）」と怒り出す。　　部屋の整理やあちこちの掃除、衣類の整理、にお祝いのお返し、各方面への連絡、書類の整理と返信、実家の菩提寺への送金、せねばならぬことは津波のように押し寄せてくるのだが、もはや母は溺れるばかりです。やっと落ち着いて二人を連れて散歩に行こうかと思ったら二人して爆睡。起きた時にはすでに時遅し。夕食の支度をせねばならない。だが、息子は「お散歩いこうね」と私が言った言葉を覚えていて、「ああー！（散歩連れて行け！の意味）」と怒る。　その息子をなだめていると娘が「おぎゃー！（あたしを抱っこしなちゃい！の意味）」と叫び出す。おっぱいは足りてるのだが、抱っこして揺らしてやらないとへそを曲げるわがまま娘なのである！！　息子に「もうすぐパパが帰ってくるから、そしたらお散歩連れてってもらえるよ」と言うなり玄関に走って行き、ドアが開くのを待っている。　いや、もうすぐってまだあと３０分は帰って来ないよ・・・しばらく立っていたが、相棒が帰ってこないので、「ああー！！（帰って来ないじゃないか、嘘つき！！の意味）」と怒り出す・・・。　今日できた育児以外の家事は、洗濯と夕食作りと持ち帰った荷物の整理が半分だけです・・・でも、全然自分の時間は二人が寝るまでなかったですよ、何もさぼってないんですよ！本当なのよーーーー。これからどうなる安倍内閣じゃない、なかさん家だ。ドキュメンタリーですぞ。　

  2006.10.02

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• 帰宅したらば秋になっていた（爆）

  　妊娠で体がしんどかった上、腰痛になり、散らかし魔の息子にやりたい放題やられて、衣替えさえまともにしていない状態で、お産の為に相棒実家に帰省したのが７月半ば。　そして、やーーーーーっと我が家に帰ってきたのが本日。　すっかり秋になっております。衣替えしないで正解だったのでしょうか（爆）。　ともかくも、ふんぎゃふんぎゃとおっぱい求めて泣き踊る娘と、相変わらず言葉が出ないのに反抗期突入した息子を私一人で面倒みなければならない明日からを、非常に不安に感じております。　　しかもーーーー今週ずっと雨だとぉ？？　掃除洗濯フル回転でこなさなきゃならんのに、どうしてくれるんだぁ！　・・・って誰に文句言えばいいんでしょうね。とほほーい。

  2006.10.01

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• 過去日記：７月１３日（木）　『夏と花火と私の死体』乙一

  　『夏と花火と私の死体』　著者　乙一　　　　　　　発行　集英社文庫　腰痛がひどくなったので、もう身動きを最小限に留めて過ごしております。　そして、入院したら読むつもりで購入していた文庫の１冊をさくっと読了。　初乙一でございます。　解説文はすごいぞ小野不由美だ。　おお、そういえば十二国記シリーズは今どうなってる？？黒麒は結局どうなったんだ？？　ご存じの方は教えてちょんまげ（化石語）。　なにせここ数年新作にホイホイ飛びつける状況にないので、この大評判だった作品も何の先入観も無く今頃初読でございます。　読んでびっくり。　　のどかな田舎の風景が描かれる冒頭で、女の子二人が楽しく会話していた筈が、いきなり片方の子が友達に突き飛ばされて転落死。　そこから友達と、その兄の死体隠しの苦労が始まる。　子供二人が死体をあちこちに隠しては、大人にバレそうになり、いつも間一髪で発覚を免れる。　その様子を、当の死体本人が語るのである。　こりゃホラーというかファンタジーというかミステリーというか・・・何なんでしょう？？　ミステリーというのが一番近いんだけど、死体が語り部ってのはすごいなぁ。　かなり不気味な設定なんだけど、微妙におかしみがあって笑える。　そして、死体になった少女が全然自分を殺した友達を恨んだりしていないのだ。　死ぬ最中に、自分のお気に入りのサンダルが脱げたのが悲しいとか思ってる。　そして殺した方も、罪の意識におびえるのではなく、自分がいけない事をしたから発覚すると大人に責められるという恐怖、それと死体自体への恐怖だけで行動し、妹をかばう兄にいたっては鬼ごっこの気分で楽しんでいる。　普通だったらもっとどろどろしたホラーになるんだろうけど、何だろうかこの淡々さは。　　もう一編収録されているのが『優子』。　これは語り手から見た真実が逆転されるというパターンのミステリー。　謎めいた主人、入ってはいけないとされる部屋、人形、ベラドンナの毒、主人へのかなわぬ慕情・・・などなど、古き時代の推理小説の味わいがあるが、どこか静かな水を思わせる文章のせいか、ぜんぜんおどろおどろしくない。　怖さをあまり感じないというか、怖いというより寂しいというか。　　設定も事件も結構えげつないのだが、さらりと普通のありきたりな話みたいに読めてしまう、そこがなんだかどこかひっかかる。そんな不思議な読後感でした。　　　　　

  2006.09.01

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• 過去日記：７月１２日（水）　母の姉妹

  　明後日の妊婦検診のため、明日は高速バスに乗って義実家までの長距離移動。　息子と私のお泊まりの支度をしていたが・・・この腰痛を抱えて息子を抱っこしながら乗り物に乗るのは無理！ぜーーーーーったい無理！！だと気づく（遅いってば）。　病院にキャンセルの電話を入れ、来週に予約を取り直した。　もうあまりの腰の痛みに、最低限の家事のみしてひたすらじっとすることにした。　さて、夜になり、遠路はるばる広島から、神奈川県に居る母を訪ねてくれた叔母から電話があった。　羽田空港から電車を乗り継ぎ、母の施設までもう一人の叔母と無事たどりついたそうだ。　叔母達二人だけだと心配なのだが、今回叔母の夫が仕事の為に途中の駅まで一緒についてきて、交通手段の説明を懇切丁寧にしてくれたらしく、おかげで迷うこともなかったらしい。　叔母達は、１年以上も母と会っておらず、もしかするとわざわざ会いに行っても、自分たちが妹だとわからないのではないか、と不安だったらしい。　母方の祖母も痴呆で老人ホームに入ったのだが、娘たちが面会に行っても誰が誰だかわからず、一番多く面会に行っていた末の叔母すら「先生」と呼んでいたので、その時のつらい記憶を思い出し、あれこれ心配していたようだ。　が　母は、二人の顔を見るなり、「まぁー、どうしたん？」と言ったとか。　その言い方が、元気で暮らしていた頃、自宅に突然訪ねていった時の母の言葉と全く同じで、叔母達はほっとしたのだそうだ。　母は次女だったが、長女の伯母が早くに実家を離れて東京で暮らしだしたので、弟妹たちの面倒をあれこれ見ていたそうだ。　厳しく叱りもするが、気前よくお土産やお小遣いをくれたという母を、妹である叔母達はずいぶん慕ってくれて、姉妹仲は本当に良かった。　父と兄が亡くなってから、身軽になってあちこち遊びに出かけるようになった母は、叔母たちと旅行に出かけたり、桜の季節には花見だ、秋になったら紅葉狩りだと自宅に泊まらせては日帰りで京都や奈良に出かけたりしていた。　娘の私からみても、本当に仲が良くて、姉妹一緒にいるときは、みんな常にけらけら大きな声で笑っていた。　それだけ仲が良かったからこそ、わざわざ遠くまで会いに来てくれたのだろう。　母はさすがに同じ話や質問を繰り返したり、今言った事を忘れたりはしたものの、ずいぶんとマトモで、昔通りに会話がはずんだそうだ。　「本当に楽しかったんよ～、昔のまんまのお姉ちゃんで、私らも嬉しかった。わざわざ会いに来た甲斐があったねって、二人でしゃべったんよ」　叔母の声は本当に明るくはずんでいた。　今日は近くの街のホテルに泊まり、明日の午前中ももう一度母と会ってから最終の飛行機で広島に帰るそうだ。　わざわざそこまでしてくれる姉妹。私には兄弟がいないので、自分が年老いて入院しても家族以外の身内は誰もたずねてはくれないだろう・・・本当にうらやましい。　　　

  2006.09.01

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• 過去日記：７月１１日（火）　腰痛ますます悪化

  　腰痛が治まるどころか痛みのあまり、「ぅおっ、うぇっ、ぅがあああっ」などという不気味な声を発し、相棒に気味悪がられております（苦笑）。　じっと寝ていれば楽だし痛みを感じることも無いので、そうひどい状況では無いだろう。　ともかくも、明後日には相棒実家へ移動の為、高速バスとＪＲを乗り継ぐ長距離移動をこなさなければならない。　もしかすると、その際腰痛が激化して相棒実家に長逗留になるとも限らないから、今の内に少しでも出産準備をせねば！　・・・発想がバカですねぇ、ホント。　腰痛の時に動いてはいけない、腰をひねってはいけない、重い物を持ってはいけない。　誰でもそれぐらいのことはわかる、知っている。　勿論なかさんも知っている。　だが、「万が一の状況に備えて準備を早めに」という考えに取り憑かれ、押入の奥から息子を出産した際に使ったもろもろ（手術後用の腹帯やら産褥肌着やら赤ん坊の肌着やら）の物をひっぱり出そうと悪戦苦闘。　普段から片づけができない症候群の為、押入の中はぐっちゃぐちゃ。　不要な物を押しのけたり上げたりおろしたりしながら、目的の物を探し出そうとすると、腰は動かすは、ひねるは、重い物をえっこらさと持つは・・・。　もともと土曜日に長時間じっとかがみこんで書類整理をしていたことから始まったっぽいこの腰痛、初期に大人しくしていれば少しマシになったかも知れないのだが、日曜日は何も考えずに家事をし、月曜日は外出するし、あげくに今日は腰をつかって結構な重労働。　ああもう自分で自分に罵詈雑言を浴びせたい気分。　はい、腰の痛みは強まりました。ばかもーーーーん！！　ところで、昨日突然、広島県在住の母の末の妹の叔母から、自分の夫ともう一人の叔母と一緒に１２日に母の施設に面会に行く、と電話がありました。　面会の話は６月頃から言われていたのだけど、その後連絡が無く、７月に叔母の孫が産まれるらしいので、延期することにしたんだろうなぁ、と思っていたのでびっくり。　久しぶりなので会いたいけれど、腰がこの状態では一緒に施設に行くどころか、羽田空港までの見送りも行けそうに無い。すごく残念。　ともかく、施設に広島から身内が面会に行く旨、連絡を入れた。　母には取り次いで貰わなかった。もう日付感覚がおかしくなっているし、万が一叔母達が来られなくなったりしたらすごくがっかりするだろうから・・・。　

  2006.09.01

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• 過去日記：７月１０日（月）　腰痛悪化

  　朝起きたら腰の痛みが楽になっていますように、と祈りながら寝たら、確かに痛みが少し楽になっていた。　よしよし、ゆっくり歩けば大丈夫だろう・・・なんたって、今日は歯医者の予約日。　それに合わせて息子の託児もお願いしてある。　さらに、今回は５月に作ったコンタクトレンズの定期検診を受けるため、目医者にも行くつもりであったため、いつもより長い２時間の託児を頼んであるのだ。　目医者の帰りには、デニッシュがおいしいらしい駅の西口前のパン屋にも行きたい。　しか～し。　昨日よりマシなような気がするとはいえ、腰の痛みはさほど良くなったようには思えない。　ともかくも。歯医者にだけは行かねばならぬ。　タクシーを呼んで、託児ルームの近所まで息子と共に出かけて行った。　子守をして下さる方に、「まあ、どうしたんですか？」と心配されてしまった。　なんたって、普段の歩くスピードの倍以上かかるのである。　痛くないように、ひょこたんひょこたん移動する上、妊娠９ヶ月のでっかいお腹をかばいながらなので、見ている方が痛々しく感じるのだろう。　眼科にも行くつもりなのだが、こんな調子なのでもしかしたら迎えに行くのが遅くなるかもしれません、と言うと快く「大丈夫ですよ、ご心配なく」と言って貰えたので一安心。　さて、歯医者では仰向けになるのが一苦労（涙）。腰をかばいながら横向きになり、顔だけを正面に向けておく。　治療自体は早く済んだけれど、この調子で少し離れた場所の眼科まで歩いていくのはとても無理だと、コンタクトの検査の方はあきらめる。出産後、なるべく早く行くようにしよう。　しかしながら、今週の金曜は相棒実家まで移動して妊婦検診を受けねばならない。　交通費や病院代などをおろすために、えっちらおっちら銀行まで歩く。　普段の３倍以上時間がかかってしまう。　馬鹿な私は、書店に入って、入院してから読むつもりで文庫本を３冊購入。　他にも、夕食のために八百屋で買い物などしたりして、結構な距離を歩いてしまった。　いや、本当に大バカでしたわ。　　結局、移動時間がかかったために２時間の託児時間を目一杯使うことに。　息子を迎えにいった時、「眼科にも行けました？」とたずねられ、「いや、とても行けませんでした～、もう歩くのが大変で」と答えました。　そして自宅に帰り着いてからは・・・もうダメ・・・腰痛の時に歩き回ったり、重い野菜を持ち歩いたりしては絶対にいけませんね。常識だけどね。私常識をわきまえてはいるんだけど、守れないのよね（爆）。　

  2006.09.01

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• 過去日記：７月９日（日）　ぎっくり腰？？

  　朝起きた時から、腰の具合が妙な感じだった。　何だか動きにくいなぁ、変な痛みがあるなぁ、とぼんやり思っていた。　まあ、昨日一日外出して買い物したり、息子を抱っこして歩いたりしたから腰に来たのかも、とのんきに構えていますと・・・。　あれれ？なんか段々と痛みが増してきたような・・・。　そして。大して何か衝撃を与えるような出来事もないまま、静かに腰の痛みは強まってきて、夕食を作る頃にはもう、流しから冷蔵庫へ移動するのもつらいような状態に。　なぜ？？なぜ？？？噂に聞く、ぎっくり腰？？　でもあれは突然「ぐぎっ」と激痛に襲われるらしいけれど、私は別にしゃがんだ拍子に動けなくなったとかではなくて、朝は普通に起きあがれたもん。　明日は歯医者の予約が入ってるし、一晩寝たら良くなっていますように（祈）。  　

  2006.09.01

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• 過去日記：７月８日（土）　回転ずし食べ過ぎ

  　今日は家族で買い出し兼ドライブ。　夜は、出産前最後の外食かも～、と、焼き肉屋に行く筈でした。　私は冷麺♪冷麺♪と気分が盛り上がっていたのだけど、相棒が急に「なんか胃にもたれそうで肉は食べたくない」と言いだし、急遽予定変更。近所の回転寿司屋に行きました。　　土曜の夜、リゾート地の回転寿司屋は流石に混んでます。　結構遅い時間に入ったのだけど、客が多いせいかネタがたくさん回ってる。　私はお腹の子が胃を圧迫するので普段ほどは食べられなかったのだけど・・・なんか、我が家のテーブル席には５人連れの人たちの席よりも、お皿が積み上げられてるぞよ？？　息子は殆ど食べてない、私もほどほど・・・相棒ですね、原因は（笑）。　後から来た客よりも長居して、食べも食べたり。　回転寿司にしては結構いいお値段でございましたわ。まあ毎度のことですけども。　息子と娘が食べ盛りの年頃になったらどうしましょう～。今から少し不安だぁ。

  2006.09.01

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• 過去日記：７月３日　夜の高速

  　本日東京での相棒の研修が終わってから、一緒に車で自宅に帰る。　相棒が義実家に帰ってから夕食をいただき、夜の９時頃に出発。　夜、田舎へ帰る高速道路は空いている。　子供の頃、父の運転する車で親戚の家から帰る時、夜に高速を通るのがすごく好きだった事をふと思い出す。　大人になったら、自分で車を運転して、いつまでもいつまでも高速道路の明かりをたどって夜明けまで走りたいと思っていた。　片岡義男とか、好きでよく読んだしねぇ・・・一人きままなドライブ。いつかやってみたいもんだなぁ。行く当ての無い旅ってのを。　　

  2006.09.01

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• 過去日記　７月２日（日）　お買い物♪の目的はオムツ

  　昨日、私たちが母の施設に出かけて留守の間に相棒がやってきた。　たまたま明日東京に出張なので、その仕事が終わってから一緒に帰宅するのだ。　　前に買っておいて直しを頼んでおいた相棒のスーツを受け取り、その後義父母が会員になっている会員制のスーパーにオムツの買い出しに行く。　ここはアメリカ資本なので雑貨や食料品が色々面白いものがあるのだが、なんせお腹がでっぱって歩くのも不自由しつつある（爆）わたくし。　なので今回はあっちこっち走って移動する訳にも行かず、おかげで物欲の暴走もくい止められました（笑）。　なんせ、たくさん物が置いてある場所に行くと、たくさん買わずにいられない体質なんで困ったもんです。　いつもこのスーパーで気になるのが、パンコーナーにおいてあるマフィンやドーナツ。　すごくおいしそうなんだけど、一つの大きさが普通の物の２倍近くあってそれが１２個入りで一包み。どう考えても食べきれない。子供達が大きくなって食べ盛りになってきたら買えるかなぁ～。　　

  2006.09.01

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• 過去日記　７月１日（土）　母に面会

  　義父が車で母の施設に連れて行ってくれた。　「お母さんもぴよに会いたいだろうから」と気遣って下さる。　母のいるグループホームへは、相棒実家からは高速道路を使っても渋滞などで片道２時間半はかかる距離だ。　出産後しばらくは行けないだろうから、息子を相棒実家に預けて自分一人で面会に行こうと思っていたのだが、お腹がこれだけ大きくなってくると電車での移動も結構しんどいので義父の気遣いは本当に嬉しかった。　勿論母も孫に会えれば喜ぶだろうし。　　しかし、前に面会に行ってからずいぶんと日が経つので、正直母の状態がどうであるか少し不安だった。　義父母も、「私たちはどこかで時間潰していようか」と言ってくれたが施設の近所は田舎なので、そういう場所がまるで無いのだ。　昼食時間に着いたので食事するところを探したのだが、ファミレスなども無く、近所のスーパーでお弁当などを買い、そこの休憩所で食べる。　　息子は長時間大好きな車に乗り、首都高速などでトラックやトレーラーをたくさん見て大変楽しかったらしく、ゴキゲンである。　昼食の間中、笑っていて、大人達に愛想をふりまいている。　いざグループホームにたどりついても、職員や入所者の人たちに人見知りすることもなく、ずっとゴキゲン。ぐずらないでいてくれたので助かった。　　　母は、私たちに会うなり驚いて喜んだ。　息子の事もしっかり覚えていてくれていて、重いのにいきなり抱っこして歩く。　義父母にはきちんと手をついて挨拶してくれたが、「まぁまぁ、本当にご無沙汰してまして、失礼致しました。今日はわざわざ遠くからいらしていただいてどうも有り難うございます」と、言葉遣いも昔のままに丁寧で、おかしなところも無く、私としては一安心だし、義父母に対して恥ずかしい思いもせずに済んだ。　今日は昼食の時間が遅れたとかで、母が食事を済ませるのをみなで母の居室で待っていた。　几帳面だった性格は変わっておらず、部屋はきちんと片づいており、義父が「きれいに整理してるなぁ」と感心していた。　いやはや、このきれい好きな母からどうして私のような娘が産まれたのでしょうかね（自爆）。　母が昼食を終えて戻ってきても息子のハイテンションは変わらず、母の布団によじ登っては転げ落ちるという遊びを発明して繰り返し、大人達に拍手を強要したり、声を出して笑ったり。　楽しそうな孫の様子を見て、母も喜ぶ。　買ったばかりのお腹の子供の為のセレモニードレスを見せると「きれいねぇ」と感心したり。　しかしながら、やはり認知症なので同じことを何度も訊ねたり話したりする。　会話も一通り済んだので、義父母は長距離ドライブの疲れもあり、スーパーの駐車場に停めておいた車に戻り、私たちが帰る前に連絡することになった。　　私は妊娠中の子供が娘であること、妊娠の経過も順調なこと、これでしばらく会いに来られないことなどを話した。　母はお産の手伝いに行こうか、と言ってくれた。　今回は自宅ではなく、相棒の実家の近くの病院で出産するからといって断った。　「そうねぇ、ぴよちゃんもめったに会わない私が面倒見るよりも、お義母さんたちに慣れとるんじゃろうけぇ、その方がええじゃろうねぇ。まあまあ、元気でおるのに役に立てんでごめんね」　とすっかりマトモな事を言ってくれる。涙が出そうに嬉しかった。　母は、はしゃぐ息子を隙を見ては抱きながら（笑）、私と何度も同じ会話を繰り返しながら（笑）、あっという間に到着してから２時間以上が過ぎた。　そろそろ帰るね、と言うと残念そうに泊まって行けばいいのに、と勧める。　妊娠中だし、息子もいるからと断ると、前と違ってあっさり納得した。　義父のケータイに電話して、車をグループホームの前までまわしてもらう。　その間、母は息子を抱っこして離さず、リビングにいる入居者仲間や職員に「私のたった一人の孫よ」と自慢して回る。　息子もゴキゲンが続いているのでずっとニコニコして愛想をふりまき、みなに可愛がってもらっていた。　前から見知っている入居者の方もいたが、初めてお会いする女性がいて、この人のどこが認知症なのだろうと不思議に思うほどしっかりしたお年寄りだった。　こういうきちんとした方がお仲間にいると、母も楽しいだろう。　あれやこれやと心配していた事が杞憂に終わり、嬉しい滞在時間だった。　母はいつものように玄関の外に出て、私たちが乗った車を見送ってくれた。　昔からの習慣を続けてくれることが本当に有り難く嬉しかった。　娘が産まれたらなるべく早く会いに来たい。そう強く思った。　　 　　 

  2006.09.01

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• 恐るべし腰痛

  　一昨日から出産準備の為に相棒実家に寄生虫、もとい、帰省中です（笑）。　結局高速バスで息子と二人移動などとんでもなくて、相棒に仕事を休んでもらい荷物共々送って貰いました。　やれやれ～、妊婦のみなさま、腰痛にはご注意召されませ。　だらだらと肥りすぎた罰ですわ。　１週間以上経つのにさっぱり痛みが治まりません。 「産んでも治らなかったらどうしましょう」と助産婦さんに泣き言をいったところ、「そんなことは無いでしょう」と笑われました。　今は整形外科に行っても、湿布をもらう位でお産するまではどうしようも無いので、後２週間がんばって下さいとのことでした。　　ちょこっと義父のパソコンをお借りして書き込みしております。　検診、手術前の諸検査共に異常なしですので、多分予定通りのお産となることでしょう。　帝王切開なので本当の予定日より１０日ほど早いのですが、お腹の子の大きさは、どうやら息子よりも大きいみたいなので安心です。　貧血気味ですが、これはもう私の常態ですので心配しておりません。　 　次はいつ書き込みできるかわかりませんが、ここをご覧の皆様方、どうぞお元気で～♪♪　

  2006.07.22

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• みのもんた、久しぶりに怒る（笑）

  　昼時、ついつい見てしまうのが『おもいっきりテレビ』の生電話コーナー（爆）。　視聴者が電話をかけてきて、自分の悩みを相談するという、例のアレです。　独身の頃、平日休みだったりしてたまたま見ていた時には「テレビにそんなくだらん話するなんて、友達とかおらんのかいな～主婦って暇やなぁ」などと馬鹿にしていたんですが、自分が専業主婦になってみると、もろもろと物の見方も変わって参りますわ（笑）。　友達がいても、親戚がいても、「こんな家族のトラブルは知り合いに話しにくい、けど誰かに聞いて貰いたい！」ってこと、たくさんあるもんねぇ。　それにしても電話相談の内容もさまざまで、子供を置いて不倫相手に走った嫁に代わって孫の面倒をみているおばあちゃんとか、借金を重ねているダンナと別れたいが子供の為に我慢すべきかと悩む妻、長年浮気ばかりしてきた夫がついに家を出て愛人と暮らしているが、意地でも絶対に離婚はしてやらないという気の強い妻、同居している兄夫婦とうまくいかない母親を心配する娘、色んな人がいてます。　まぁ、結構くだらない相談も多いけど（笑）。　ゲストも色々とアドバイスするわけですが、まぁ大抵はバシっと断言するのではなく、「あなたの気持ちもわかるけど～なんとかうまくいくといいですねぇ」みたいな当たり障りの無い台詞。　司会のみのもんたは、昔はバシビシ説教していたらしいですが、私が見るようになってからは、ちょこっときつい言い方はするものの、最後はちゃんと優しいフォローを入れる、みたいなのが定番です。　ところが、昨日の相談は違ったとさ。　自分の娘がその夫から離婚を迫られているという女性からの相談でしたが、その娘の夫というのが酷い。　単身赴任中に浮気をし、今も出会い系サイトで別の相手と浮気しており、「一人になって人生をリセットしたい」ので離婚してくれ、子供も要らないというのだそうだ。　娘はまだ夫のことを好きだし、１歳の子供のためにもやり直したいと思っている、しかし相手の母親を交えた話し合いでも、その母親に「育ってきた風土が違うから仕方ない」と言い捨てられ、相手方は別れたいの一点張り。　あげくに馬鹿夫は「子供は自分の子供じゃない、ＤＮＡ鑑定しろ」と言い出したり、手を伸ばして抱っこをせがむ赤ん坊の手を振り払ったそうな。　もうこれだけ聞いてると「そんな身勝手な男さっさと別れて慰謝料と養育費存分にふんだくったれ！」と無責任な視聴者は思うのですが、相談者は「娘はやり直したいと言っているし、娘婿もこんな事になる前は好感のもてる誠実な青年だったのに」と、何とか元さやを願うような事を言うのです。　しばらくふんふんと話しを聞いていたみのもんた。　しかしひどい話に不愉快になってきたらしく、　「その娘婿も、その母親も非常識です。あなたたちは常識人だから話がかみ合うわけがない。非常識な相手に合わせているとあなたたちまで非常識な人間になっちゃいますよ」　ともっともな事をアドバイス。　けれども　「私の主人も娘の意見をできるだけかなえてやりたいと言ってますし・・・娘婿も私の主人の事は好きだと言ってるんです、主人は娘婿に対してもその母親に対しても随分良くしてやっていて・・・」　と見当違いの事を言う相談者。　要はまだ、話し合えば家族としてやり直せるといいたいのでしょう。　ぶすっとしていたみのもんた、　「ところで、あなたのダンナさんはいくつ？」と相談者に問うた。　相談者、「うちの主人は５８歳です」　「ご主人５８歳、で、あなたが５３歳。いい年した立派な大人が揃って、どうすればいいのか判断できないの！？（突然キレ気味）」　　いきなりのきつい口調に電話の向こうで驚く相談者。　しかしキレちゃったみのもんた、有無を言わさず、　「自分の娘がそんなに酷い辛い目にあっているのに、きちっと結論出せないってどういうことですかね！？どうすべきかもっとちゃんと考えなさい！これから一番大事なのは１歳のお孫さんをきちんと守って育てていく事なんですよ！もっとしっかりしなさい！では、もう切ります」　とまくしたてて切っちゃいました（爆）。　ゲスト一同も唖然。沈黙・・・。　で、見ている方は無責任なもんだから単純に面白かったです（当事者の方にはすみませんが）。　みのもんた、全然好きじゃないですが今回は彼の言い分に全面賛成。　いくら好きでも未練があっても、無理な物は無理。　取り繕っていた仮面を自ら剥がして見せてまで、別離を言いつのる相手とどうやって再び信頼関係や愛情を築いていけるというのでしょうか。　さまざまな感情が乱れて判断が出来なくなっている娘さんをしっかり支えてあげるのが親だろうに、一緒に振り回されてどうする、とみのもんたは言いたかったんでしょうね。 　それにしても、こんな無責任な男っているんだなぁ～。自分の子供じゃないってどっから来る発想なんだか・・・。

  2006.07.14

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• 情けないけど動けない（涙）

  　日曜日に腰が痛くて歩けなくなりました。　なのに、月曜に歯医者の予約があり、息子の託児もお願いしていたので無理して外出。　どはははー、ついでに今週の金曜（つまり明日だ）妊婦検診だったので、相棒実家までの交通費などをおろしに銀行やら買い物やらうろうろしてしまい、悪化。　さらに、火曜日は出産準備が出来てないので息子のお古の肌着やベビードレスなど新生児用品を探しに押し入れの中をかきまわし、腰を使いまくり。　そしてネットで注文していた商品の受け取りや旅行支度をしていた水曜日。　この状態で高速バスに２時間乗っての長距離移動は絶対無理だとようやく気づく（爆）。　なんせ歩けないんだもん！家の中で３歩移動するのも至難の業。　じっと座っていたり、寝ていれば平気なのですが、体重移動するたび走る激痛。　検診は病院に電話してキャンセルし、来週に予約を入れ直して本日はひたすらじっとしております。　息子は外で遊びたくてもういらいらがマックス。　家事は洗濯のみで、それも干すのがつらいつらい。　じっとしていたいのに、今日に限って普段鳴らない我が家の電話のベルが鳴る。　「えしょ、えしょ」とカニ歩きでようやく電話までたどりつけば、受話器を取った途端に切れる。　おまけに子供英会話教室の宣伝もやってくる。　「すぐ帰りますから玄関先までちょっとお顔みせてくださ～い♪」　・・・そこまで行くのが地獄なんよ！ついでにインターホンの受話器を取るのも痛いのよ！うちの息子は２歳すぎても英会話どころか日本語も話せないのよ！必要ないんじゃー！！　はあ、息子の出産前は足首ねんざだったけど、今回はぎっくり腰か・・・体調管理が出来ていない私が悪いのね～ごめんね～息子よお腹のムチュメよ（とほほ）。　

  2006.07.13

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• 物欲満開な日々

  　ひっさしぶりにリアルタイムの日記です。　何日分飛ばしてんだか（苦笑）。　先週からいよいよ実際に出産する病院に移りまして、検診のため数日間相棒実家に滞在してました。　そのついでに、産まれてくる娘の為のお宮参りのドレスを買いに行きました。　いや～、ひさびさに都会のショッピングセンターに出かけたら、見る物見る物ぜーんぶ欲しくなってしまいました（笑）。　日頃田舎暮らしで、息子もいるのでゆっくりお店でウィンドーショッピングなんてありえない毎日。　せいぜい生協やネットショップやカタログ通販でお買い物する程度なので、わたくし生来の浪費性が抑えられていたのですが（それでも買いすぎの傾向あるのに）、いやー、やっぱりピカピカのおしゃれな商品が大量に並べられてるのを見ると、物欲に火がついてしまいましたぞなもし！　カタログの写真や、モニターの画像なんかとは比べ物にならない、本物の商品のオーラがばりばりと「さあ私を見なさい！手に取りなさい！買いなさい！」という勢いで立ちのぼっているのが私にはありありと感じられるぅ～（爆）！！　まだ義母、義妹と一緒で息子は実家で義父とお留守番だったので、一応は遠慮してあまりうろうろはしなかったものの、これが一人で出かけていたとしたら、ショッピングセンターの隅から隅まで歩き回っていたかも知れませんわ！　さて、その際にわき上がってしまった物欲が未だ治まりません・・・昨日も（まあ必要なものばかりなのだけど）ネットショップであれこれ予定金額以上に注文しちゃったよ。　独身時代が長くて、ついつい好きにお金を使っていた記憶が蘇る。　ああ、もしも都会生活したとしたら我が家は破産するかもしれんなぁ（笑）。

  2006.07.07

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• 出産日決定♪

  　さて、里帰り出産する病院で２度目の妊婦検診です。　息子は義母に預かって貰い、義父に車で病院に送ってもらいました。　なんと楽なんでしょうか～（笑）。ありがたいことです。　予約時間より早めに行ったので結構待たされましたが、息子がいないのでゆっくり落ち着いて順番待ちができました。　うちの息子より半年ほど小さい位の赤ちゃんを連れた妊婦さんがいましたが・・・坊や、病院の床を転げ回って泣き叫んでも、お母さん、注意するだけで全然抱っこしてあげないの。　確かに子連れだとしんどいし、ぐずられると腹が立ってしまうけど、ちょっと抱っこしてあげれば落ち着くのでは・・・とか、余計な事を思ってしまいました。　さて、各種測定が済んだらいよいよ診察。担当医師が紹介状の内容を見てから内診を受けました。　筋腫が大きくなっていて、がっちりと動かずに産道をふさいでいる為、帝王切開での出産確定です。　入院日は８月４日、手術日（つまり娘の誕生日）は８月７日に決定。　８月７日産まれなので、これからハナちゃんってあだ名で呼ぼう♪　　「３人目のご予定は？」と聞かれました。　いやいや、もう二人で充分です（笑）。　というのも、筋腫が大きくなっているので、分娩時に万一出血が多量にあった場合、出血を止めるために子宮を摘出する可能性もある、との事。　まあ前回何の問題も無かったとはいえ、その時その時で状況は違いますから。　医師としても最悪の可能性を語る必要があるのでしょうね。　そりゃそうなったら仕方ないです。時の運だもん。　次回、１４日に入院に際してのさまざまな検査を受けることになりました。　レントゲンとか採血とか。また時間かかっちゃうのかな～。義父母が息子を喜んで預かってくれるので、助かる～。　入院までの日常の注意事項などを助産婦さんに聞きつつ、食事に気をつけねば、と思いました。尿にタンパクおりてたんで・・・多分昨日の移動で疲れたんだと思いますが（笑）。　それなのに、夜から義妹の運転する車でショッピングセンターに連れて行って貰いました。　娘のセレモニードレスを買うために。　地元じゃ数が無いので選べないのですよね～。せっかくなんだから可愛いの欲しいし。　ファミリアやミキハウスを見たけど、お値段がお高くて手が出ない（爆）。　赤ちゃん本舗に行くとリーズナブルなのからすごいお値段のまでたくさんのドレスが各種揃っていたので、その中で気に入ったのを購入。　息子の服も本当は買いたかったのだけど、結構時間がかかってしまい、息子のお守りを義父一人に任せてお留守番してもらっていたので、娘の物だけもろもろ買って帰りました。　途中、いつも長い行列を作っているという噂のアイスクリームショップ、コールドストーンクリーマリーが空いていたので（もう夜だもんね：笑）、前から食べてみたかったという義母と義妹と一緒に並びました。　ハイテンションな店員さんたちが冷たい石の上でアイスとホイップクリーム、トッピングを混ぜ混ぜしてコーンやカップに乗せてくれます。おいしそう♪　私はファウンダーズフェイバリットを注文。アイスにチョコファッジやブラウニー、キャラメルソースにピーカンナッツとかなりこってり味でした。　義母と義妹は「ちょっとしつこいねぇ」と言ってましたが、私的には大満足♪　・・・だって、長いことハーゲンダッツショップにもサーティーワンにすら行ってないんだもん（そうだよー！うちの市にはどっちのショップも無いんだよー！田舎なんだよー！！）。　　その後、少しアフタヌーンティーのショップをうろうろして帰りました。　ああ～都会の夜って楽しいわ♪少し母親になる前の時代を懐かしんだ一日でした。

  2006.06.30

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• 高速バスは楽しいな♪（息子談）

  　さて、明日はいよいよ出産する病院での検診を受ける日。　今日のうちに相棒実家へ息子と共に移動です。　以前に電車の各駅停車で移動したら、もうぐったりと疲れ果てましたので、それに懲りて今度は高速バスで移動することにしました。（平日昼間は特急が無くなっちゃったんですよね・・・）　予定のバスに乗るつもりが、息子のお昼寝がずれたりして１時間遅れの便で出発。　駅前のバス乗り場から、大型観光バスに乗り込みます・・・も、乗客わずか７名。　・・・お願いだから、採算が合わないとかでこの高速路線バスが無くなったりしませんように（祈）。　息子はお昼寝から覚めたばっかりなので、普段ならばバスに乗ったらすぐ振動で寝入ってしまうのに、必死で窓の外を眺めていました。　乗用車より高い位置から見える風景も新鮮だったみたいです。　バスはキープレフトで走るので、追い越し車線を走って行く乗用車を夢中で見ていました。　うーん、寝てくれる事を期待したのに、ちょっと当てはずれ。　お母ちゃんは寝たかったのよ～（笑）。　まあ声をあげて騒いだりした訳じゃないから、他の乗客のみなさんに迷惑かけてないからいいけどね。　バスが高速を降りて市街地を走ると、渋滞でゆっくりしたスピードで動くから対向車などが良く見えて、息子は本当にゴキゲンでした。　　　さて、いよいよターミナルの駅に着き、そこから相棒実家まで最寄りの駅まで電車移動となるわけですが・・・駅前のロータリーには乗り入れず、少し離れた場所にバス停があったので駅まで結構歩きます。　予定の時間より遅い便に乗ったせいで、夕方の駅前は結構混雑してました。　息子、興奮。舞い上がっちゃいました。　まあ普段、本当に人の少ない田舎暮らしだもんねぇ・・・。　急にたったか走り出して、前を歩く男子高校生にぶつかるわ、サラリーマンに突進していくわ、駅前のショッピングアーケードのガラスにぶつかりかけるわ、もう大変。　追いかけて手をつなげば振り払う癖に、もう訳が分からなくなったのかわーわー半泣きになって大声をあげながら、私を探して逆方向に走り出す。　やっとどうにかつかまえて、駅まで連れて行こうとすれば怖がって抱っこしろとのご命令。　こっちもお腹がしんどいので、せめて改札までは歩きなさいと無理に歩かせるとうるさく騒ぐ騒ぐ。とほほ・・・どのホームが目的の路線なのか落ち着いて調べることさえできませんがな。　仕方ないので、抱っこしてエレベーターを探し、ホームを探し・・・やってきた快速は大混雑で、ずっと息子を抱っこしている羽目に（まあ１０分そこそこの距離ですが）。　途中で若い女性が席を譲ってくれようとしましたが、ちょうど車両の真ん中で次で降りるのに、座ったら逆に降りるのが難しくなりそうだったので、有り難かったけれどお断りしました。　あの時の彼女、せっかくのご好意をごめんなさいね（ペコリ）。　　目的の駅に着いたら、義母が改札まで出迎えてくれました。　暴れる息子を抱っこしてくれて、本当に助かりました。　お迎えの義父の車に乗り込む時には、すっかり元通りに落ち着いたのですが。　やれやれ、あんたは１歳ならない間は大混雑する東京駅と大阪駅を何度も移動してたんだよ～。これしきの人混みで舞い上がってどうすんねん！　もう少し都会に慣らさないといけませんね（笑）。　　 

  2006.06.29

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• 夏野菜万歳！

  　テレビのＣＭで海老蔵ちゃまがトマトを丸かじりしつつ、ふと思いついてトマトそうめんを作るっていうのがありますが、あれ、実においしそう～♪　そう、わたしは夏野菜が大好きでございます。　トマトも胡瓜も、新鮮なものならば、洗っただけでお塩をつけて丸かじりするのが一番好きです。　熱がこもった体を優しく冷まし、癒してくれる夏のお野菜たち。　ナス、ピーマン、とうもろこし。みんなみんなおいしいです。　ＣＭのトマトそうめんも、今度試してみたいですが、夏野菜のっけそうめんもおいしいですよ。　母が前にテレビで見て作ってくれたものですが。　ナス、玉ねぎ、ピーマンを油で炒めて、塩こしょうし、しんなりしたらゆでたそうめんに盛りつけて、上からめんつゆをぶっかけて頂きます。できればすりおろしたしょうがも欲しいかな。　シンプル、でも美味♪　本当のレシピは豚肉も一緒に炒めるらしいです。ビタミンＢ補給にもなる、夏のスタミナランチですね～。　

  2006.06.28

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• 県人性チェック

  　mixiで教えて貰った、「ご当地チェック」がめちゃめちゃ面白かったので、ここでもご紹介します。　各都道府県の県人気質をピックアップしてありますが、私は現住所の県民性には殆ど当てはまりませんでしたが、おもいっっっっきり兵庫県人であることが判明しました。　こんな感じです↓　・道路の北を「山側」、南を「浜側（海側）」という。　　これは兵庫県というより神戸人かな。北を上、南を下とも言います。　・「おってですか？」「しっとってやね」の意味がわかる。　　え？他地域の人にはわからないんですか？？　・北神急行の料金を見て愕然としたことがある。　　（爆）激しく同意。　・大阪空港を伊丹空港と呼ぶ。　　当然。だって伊丹にあるやん。　・っていうか、伊丹にあるのに"大阪"という名称が気にくわない。　　激しく同意。　・子供には、ファミリアの服を着せたい。　　たっかいねんけどなぁ・・・。　・イノシシが住宅街を野良犬のように闊歩していても不思議に思わない。　　だって、山手の高級住宅街のゴミ捨て場で「イノシシが荒らすのでゴミ捨てルールを守りましょう」って看板、普通に見かけるし。　・甲子園球場は大阪にあると思っているヤツらにむかつく。　　西宮は兵庫県じゃ！　・したがって、甲子園球場が「大阪が地元」と言われることに抵抗を感じる。　　大阪が地元なんは今は無き近鉄バッファローズじゃ！　　・尼崎市は大阪府でもいいと思う。　　っていうか、あそこは大阪でしょ。　・「ごーわく」の意味がわかる。　　？だから、何でわからんの？？　爆笑しながら読んでました。みなさまもご自分の出身県で一度おためしあれ♪

  2006.06.27

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• 帰宅

  　今日は相棒、午後からの会議に出席の為、さっそく昨日買ったばかりのネクタイしめて出かけて行きました。　本当は明後日もこっちの方に出張です。　なので、明日休みがとれればこのまま実家に連泊させてもらえばよいのですが、どうしても明日しなくちゃいけない仕事が入ったとかで、今日の夜帰宅して明日職場に行き、明後日再び２時間かけて出張することに。　仕事だからしょうがないけれど、もっと効率のいいスケジュール組めないものですかねぇ・・・って私が相棒の職場に文句言っても仕方ないけど。　結婚以来、おかげさまでのんびりと専業主婦させてもらっております。　自分で働かなくても食べていけるという、この有りがたさにあぐらをかいてしまってる今日この頃。　いかんなぁ～、もっと主婦の仕事をちゃんとやらなくちゃぁ。　相棒が黙って私に渡してくれる生活費を自分で稼ごうと思ったら、どんだけしんどく嫌な目をしなければならないか、ストレスに耐えねばならないか、わかってはいるんですよ。　一応１０数年間、勤め人やってきてたんだから。　甘えてるな、最近の私は・・・。　さて、相棒帰宅後夕食をご馳走になってから家路をたどることに。　これもねぇ、私がちゃんと車の運転をできれば相棒を休ませてやれるのに、未だペーパードライバーのまんまだから・・・（相棒は、私の運転を絶対的に信用していない。理由はかつて、駐車場でアクセルとブレーキを踏み間違えたからです：爆）。　しかし、車の運転だけは産後に習得しなくちゃいけない重要事項の一つ！　チビ二人抱えて、現在の田舎生活では運転できないのは致命的ですから。　自分を叱咤しつつ、「さて、どこまで実行できるんかな？」と自らに懐疑的なわたくしでした（笑）。

  2006.06.26

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• 相棒のスーツ

  　今日は息子の子守を義父にお願いし、相棒の夏物スーツを買いに出かけた。　ええと。　ずぼらな私の管理が悪くて、夏のスーツに虫食い穴が空いちゃってたんです、わはははは～（←笑ってごまかすな）。　相棒は何せ巨体なので、ビッグサイズの専門店に行かねばならない。　このお店普通サイズや女性物も置いてはありますが、巨体のメンズ御用達ですから、他の巨体なお客さんたちとエレベーターで乗り合わせたりもする訳です。　今日もご夫婦らしき男女二人とエレベーターがご一緒。　・・・ダンナさん、巨体です。うちの相棒よりも。　・・・奥さん、ちょっとやばいです。ダンナさんといるから目立たないけど。　そんなことを思いつつ、ビッグサイズの売り場へ到着し、店内の鏡に映る己が姿！　でかっ！！　妊娠中なのはさておいても、立派なおデブのおばちゃんがそこに突っ立っておりましたとさ。　相棒のスーツ選びや試着の間、店員さんがやたらと　「こちらにお掛け下さい」と椅子を勧めて下さったのも、納得だわ。　そりゃもう、見事なスイカ２個分のハラだもん（爆）！　前にもこの店で、カップルの女性側がダンナさんより肥っているようなすごい巨体だったのを見たことがあります。女性物のサイズがもう無いらしく、ダンナさんとお揃い？と疑いたくなるようなだぼだぼのＴシャツと短パン姿でしたっけ・・・ああなってはいけない！あれだけはいけないわ！　相棒は肩幅がかなりあるので、意外にもスーツは結構似合うのです。　それに、春の異動で職場が変わって以来、体を動かす仕事が多くなって、前より少しお腹がひっこんですっきりしてました。　最近血糖値やコレステロールも気にしてるし・・・。　むむむ、あかんあかん！　このままデブ嫁路線まっしぐらになっては！！　万が一にも夫婦間で逆転現象が起こってはとんでもないことになるっ！　ただでさえ、かなりの年上女房なのにっ！！　出産後は、マジでシェイプアップを心がけることにいたします（堅く堅く決意）。

  2006.06.25

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• 相棒実家へ

  　来週の月曜日、相棒が東京に出張なので実家に泊まらせて貰うことになり、息子と私も便乗。　金曜日に里帰り出産する病院で診てもらう予定なので、私と息子は居残りしようかという話しもありましたが、夏物も出していない今の状況、少しでも出産後の準備をしておかねば、ということでとりあえず３日間の逗留です。　　昼過ぎて出たので、昼食にお蕎麦屋さんに寄りました。　途中、野菜の直販所や漁港に立ち寄ってお土産に野菜や魚を購入。　とうもろこしや枝豆、鯨肉にクロムツ。　田舎のお土産はこういう物が一番喜ばれます。　ただ、寄り道したので遅くなってしまい、夕方の首都高速の渋滞に少しはまってしまいました。普段より時間がかかったので、義両親より「まだ着かないの？」と電話あり。　息子はすっかり義実家に慣れているので、到着するなりうろうろ歩き回り、おばあちゃんにくっついて台所の流しをのぞき込むやら、義父に抱っこをねだるやら。　私も義実家では毎度毎度子守してもらえて本当に楽です。　いつか親孝行してお返しできるかなぁ。　

  2006.06.24

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• かじるなぁ！！

  　我が家のレースカーテンにはたくさんの穴が開いている。　何故か。　息子がかじるからだ。　子年でも無い癖に（涙）。　もう真ん中のところが結構ひどく破れている。　ただでさえ散らかってすさまじい室内を、よりいっそう荒んだ状態に見せてくれるカーテンの穴・・・長いこと洗濯もしていないのに、必死でカーテンに体を絡ませて遊ぶ息子・・・。　さらに、息子のパジャマやＴシャツのお腹の部分にも穴が開いている。　勿論息子がかじるからだ。　おかげでお出かけに着ていけない服ばかりになっちゃったよ！　ダメージジーンズじゃないんだから！　最近でこそやめたものの、以前はスリッパもかじっていた。　　こないだ、ふと気づくと掃除用の古歯ブラシを洗面所から持ち出して口に入れていた！　やめなさいっっっ！！（滝汗）　もうこれ以上かじるなぁ！かじりたいならちゃんと朝のトースト食べろ！　

  2006.06.23

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• 転院前最後の妊婦検診

  　今日はいつもの病院での、最後の妊婦検診。　次回からは里帰り出産の為、相棒実家近所の総合病院で診てもらうことになるのだ。　通い始めたのはもう３年も前、近所の開業医に子宮筋腫が発見されて、ここを紹介されたのだった。　その後、予定外に息子を妊娠して、担当医に筋腫の様子をみたいからと心配されて初期から毎週検診に電車で通い、毎回窓の外の太平洋を眺めながらチョコレートデニッシュを食べていたっけ（妊婦のくせに：笑）。　相棒もよく休みをとって車で山道を走って送迎してくれた。　そんなあれこれを思い出すと、なんだか寂しい気分がする。　今の担当医は、息子の帝王切開手術の執刀をしてくれたし、今思い出しても手術時は至れり尽くせりの扱いで、安心して息子を産むことができた。　何一つ嫌な思いも、不必要に痛い思いもせずに済んだ。　ここで出産するのならば、安心なのは間違いなんだけどなぁ・・・片道１時間かけて息子連れで検診に通うのはしんどかったけど（笑）。　　もういい加減お腹が出っ張って苦しくなっているので、また階段の上り下りが憂鬱だなぁと思っていると、今回は、相棒が休みを取ってくれて、車で連れて行ってくれた。　息子の守りもして貰える！ああ、本当にラクです～（爆）。　　１時間のドライブで山道を走る。　車に乗っていればゴキゲンさんの息子、病院に到着した頃にはぐっすり寝入っていた。　しばらく駐車場で寝かしておく、といってくれたので一人で産科へ。　採血、各種計測をすませて診察待ち。　ああ、静かに備え付けの雑誌が読めるなんて夢みたい（笑）。　診察室では、担当医が「息子さんは～？」と訊ねてきた。　いっつも大騒ぎして迷惑かけていたもんで、すっかり覚えられてる我が息子でした（笑）。　　お腹の娘も順調に育っており、早産などの傾向も無し。　各数値も異常なし、ということで今までお世話になったお礼を述べて紹介状をお願いした。　先生、いつも明るい笑顔で接して下さって本当に有り難うございました。　診察も終わり、看護婦さんから紹介状の中身を受け取って、受付で発行してもらう説明を受けていると、息子がだだだだーっと走ってやってきた。　目が覚めたので病院内に連れてくると、興奮してそこらじゅうを走り倒したらしい。やっぱりか（笑）。　おまけに、待合室に入って来るなり、母親の私を通り越して勢いあまって部屋の隅まで突進していった。まさに間寛平のギャグ、「わしゃ止まったら死ぬんじゃ～」そのまんまやがな。　支払いをし、紹介状を受け取って病院を出た。　ちょうど昼食時。　近くの中華料理屋に入る。　大きな店で、個室があるので息子連れでも大丈夫。　息子にはチャーハンなどのお子様ランチ、私は海鮮焼きそば、相棒は甘酢あんかけ風豚丼を注文。　この海鮮焼きそばが、懐かしい神戸の中華街を思わせる味だった。　関東のあんかけって、オイスターソースや醤油の色が買っていて濃い色をしてるけれど、ここのは塩味メインのタンメン風な淡い色で、あっさりしているけどスープの味がしっかりしていて、すごくおいしく感じた。ああ、心の底から幸せだ！（安上がり？）　息子もお子様ランチのチャーハンやスパゲティやチキンナゲットを喜んで食べている。　完全個室なので、子供が動き回っても気兼ねせずゆっくり食事できるし、味は好みだし、お腹の娘を連れて出かけられるようになったら、ここで家族でご飯食べたいなぁ～。　　その後、最近お気に入りのスーパーで買い物をしてお出かけ終了。　お父さん、家族サービスどうもありがとうございました。明日もお仕事なのに、ごめんね。

  2006.06.22

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• 翡翠の指輪

  　就職したての頃、職場の帰りによく神戸の地下街をうろついていた。　大きな書店や文具屋、ケーキショップやベーカリーを覗くのが楽しみだったのだ。　その地下街の一角に、老舗の宝石店の支店があった。　貧乏育ちの私にとって、宝石を身につけるなんて分不相応なこと、自分とは縁のない世界だと思っていたけれど（バブル景気の前は、一般的日本人の価値観は質素だったものである。シャネルだエルメスだ、なんて一部の金持ちの持ち物だった）、子供の頃からきらきら光る物が大好きだったのでそこを通る度に宝石店のウィンドーを眺めていた。　ある日、そのウィンドーの中に、翡翠の指輪が新しく並べられていた。　私はその指輪に目を奪われてしまった。　それほど大きな石では無いけれど、実に美しい石だった。　深く濃い緑色で、翡翠と思えないような透明感があって、一瞬エメラルドかと思った程。　それまで、私の中で翡翠のイメージは、不透明な明るい緑色で値段が割合手頃な宝石、というものだったのだけれど、それをすっかりくつがえしてしまう指輪だったのだ。　（後で知ったことだけれど、本当に高級な翡翠は、透明感があって、濃い緑色なのだそうだ）　ぐるりをダイヤモンドに取り囲まれ、プラチナ台にはめ込まれたその指輪のお値段は、確か４０万円だった。　当時、私の月給は手取りで１０万そこそこ。　その中から家に食費その他３万円を入れ、母に勧められて毎月３万円積み立て定期預金に入れていた。　残りはわずか４万円（笑）。　でも、どうしてもその指輪が欲しいと思った。　どこにも着けていく場所が無くても、ただ見ているだけで幸せになれそうな気がしたのだ。　今すぐには無理でも、売れ残っていてくれれば何とかお金を貯めて、手に入れたい。　一目惚れの気分だった。 　それからしばらく、いつもその宝石店で翡翠の指輪を確認していた。　翡翠のジュエリーとしては破格の値段だったせいなのかどうか（他に一緒に並べられていた翡翠はみな１０万円以下程度だったのだ）私の惚れた指輪は売れ残っているようだった。　　やがて私はそこそこ貯金もできるようになったが、今度は逆に一気に４０万円使うのが惜しくなってしまった。　積み立て定期預金は数年先まで解約できない。　昇給があってもそんなに一気に数万円も手取りが増えるわけでも無く、一生懸命貯金しようとしても、なにやかやと物いりな事があったりして、なかなか気軽に指輪を買えるほどの貯蓄はできなかった。　そして・・・いつか、買えるようになった時にはすでに、当の翡翠の指輪のことは忘れてしまっていた。　最初に自分で宝石を買うなら、やっぱり誕生石のサファイアか、便利に使える真珠か、どちらかなぁ、なんて思っていた。　ある日ふと、あの翡翠を思い出して、色々な宝石店で翡翠の指輪を探してみるようになった。　けれども、どの指輪も不透明だったり、色が薄かったり。　中には６０万もするものもあったが、石は大きいけれどあの翡翠のように美しくは無い。　一つだけ、あの時の翡翠に匹敵するほど美しいものがあった。　少し色が明るめだけれど、まん丸で艶があって透明感があって、豪華なダイヤの取り巻きにも負けない輝きがあった。・・・ただ、お値段が１５０万円もした。とても手が出ません（涙）。　深い針葉樹の森の色をたたえ、湖の滴の一滴のようにとろりとした艶のある、あの濃い緑色の翡翠は、今どんな人の指を飾っているのだろうか。　今はいくつか宝石を持ってはいるけれど、本当に欲しいのはあの初恋の翡翠。　無理をしてでも、手に入れていたら自分の人生も、違っていたかも知れないなぁとふと思うことすらある。　本当に欲しいもの。　本当に行きたい場所。　本当に好きなもの。　これからは他の都合や損得計算など捨て置いて、自分の気持ちや感覚を大切にして行きたい。たとえ他人からみて馬鹿げていたとしても。　

  2006.06.21

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• やっと最後の治療だぁ

  　やっとこさっとこ、歯の治療最終回です。　はぁ～、ＧＷに激痛が走って以来週２ペースで四苦八苦しながら通いましたが、これでようやく終わりだぁ。　夜も眠れぬ痛みに辛抱たまらず、たまたま祝日開業していた歯科医院に駆け込んだのですが、運良く腕が良いところに当たったみたいで、痛みはぴたりと収まり、中学生以来ほったらかしていた虫歯のやり直しもかみ合わせがきっちり合って何の不都合も無く、知覚過敏も治まって冷たいアイスも熱い飲み物も全然平気。いやはや、快適です。　これであわただしく息子を預けに行くこともなくなるなぁ～、と思っていたら「では次回は普段使っている歯ブラシをもって来て下さいね」と言われました。　え？終わりじゃないのん？？　最後に歯磨き指導とかあるらしいです。　はぁ、また託児予約入れなきゃ（笑）。

  2006.06.20

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• 紫陽花

  　花は大抵好きだけれど、どちらかというと和風の花が好き。　今の時節といえば、やっぱり紫陽花ですね。　最近は品種改良も進んで色々な種類があるようで。　私の子供の頃には考えられないような鮮やかなピンクとか、はっとするような純白のもの、八重咲きやら、フリルのようにがくの端の部分がぎざぎざになっているもの、星の光のようなもの、多種多様。　でもやっぱり見ていてほっとするのは懐かしい昔ながらの丸くて青い花かなぁ。　　今日息子と散歩がてらポストまで行きました。　途中の家々の庭先でたくさんの紫陽花を鑑賞できました。　みんな、濃い緑の葉からまあるい顔を覗かせて。　生け花をやっていた頃、水揚げに苦労する花でしたっけ。　うまくすれば涼やかな季節感を演出できるけれど、思い立ってちょっと切って花瓶に活けてみるのには不向きです。　すぐにしおたれて俯いちゃう。　外でしとしと雨に打たれている姿が似合う花だと思います。　ほの暗い雨の日に、淡彩の輝きがはっとするほど瑞々しく、映える感じがしますね。

  2006.06.19

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• 懐かしいカクテル

  　最近生活臭漂う日記ばっか書いてるので、ちょっと昔話でも（笑）。　もう当分、外でお酒を飲む機会は無いだろう毎日を送っているのだが、最近はどういうお酒が好まれているのだろう。　若い頃は、友達と連れだってダイニングバーなどへ出かけ、さまざまなカクテルを注文しては互いに一口ずつ味見をした。　私はアルコールに弱いくせに、ジュースみたいな甘くて軽いカクテルはあまり好きではなく、大抵はまず、ドライマティーニを注文した。　シンプルで、いかにもカクテル、といった外観、ジンの香り、辛口の味わい、オリーブの脂っこいおいしさ。全てが好み。　ただ、華奢なグラスになみなみと注がれるので、最初の一口を必ずこぼしてしまうのが情けなかったけれど。　その頃、お気に入りのミステリーに、スーザン・グラフトンという作家の、キンジー・ミルホーンシリーズがあった。　ストイックな女探偵が主人公なのだが、料理をしない設定なのになぜか食事のシーンが魅力的でおいしそうに感じられた。　どの作品だったか、昼間からレストランでドライマティーニとサンドイッチを注文し、マティーニの美味に酔う、という描写があったのだが、その時の主人公の恍惚ぶりが忘れがたく、彼女の真似をして注文するようになったのだ。　飲み方まで真似したっけ。最初にオリーブを食べる。塩気と酸味が舌に広がる。そしてひとくち、ふたくち。　お酒の味とオリーブの味が混ざり合って、おいしい。　このカクテルのおかげでオリーブの塩漬けが大好物になり、独身の頃、自宅でウィスキーを飲む時のおつまみにしていた。　フラガタの瓶詰めでカクテルというのがあり、一般的な赤ピーマンだけでなくアーモンド、ケイパーなどがつめられていて味が変わっておいしいので、時々購入していた。　チーズトーストにも、オリーブの塩漬けをスライスして乗せると、ボタンが並んでいるようで可愛らしい。　だが、マティーニはいくら好きでもショートカクテルなので間が持たない。　アルコール度数も高いので、弱い私は、ばんばんお代わりするわけにもいかない。　そこで、食事の妨げにならない程度の甘さの、モスコーミュールやソルティドッグなどを注文していたが、ある日スプモーニという、初めて目にする名前をメニューに見つけて、店の人に尋ねた。　カンパリとグレープフルーツジュースとトニックウォーターのカクテルだと教わり、注文してみるとほろ苦く爽やかな味が気に入って、それからメニューにある限りは注文する定番となった。　カンパリの透明なルビー色の輝きが、グレープフルーツジュースのおかげで少し和らいでしまうが、その分可愛らしい感じもするし、ともかくグレープフルーツ好きな私には嬉しい。　あまり甘くなく、濃い味でもないので、料理の邪魔にならないし、アルコールなんて感じない位の弱い度数なので、安心できる。　楽しく食事を済ませた後は、大抵喫茶店などで甘味を食べてしめていたが、お酒の強い友達と二人になったりした時は、あらためてバーで飲んだりした。　相手がアルコールに強いと、何故か自分もついつられて強いお酒を頼んだりしてしまうが、乱れない人間相手では不思議とこちらもひどく酔っぱらうこともなく、落ち着いて色々とおしゃべりに興じたものである。　アレキサンダーなどの甘いカクテルも、食後にナッツなどつまみながらだと不思議においしく感じられた。　印象深かったのは、ピアノバーで飲んだラスティ・ネイル。琥珀色の液体が、なめらかに甘く喉を潤した。　見た目がウィスキーそのものなだけに、まったりとした甘さが実に意外で美味だった。　そのピアノバーのピアノ弾きには、「コンドルは飛んでいく」をリクエストしたかったのだが、英語でのタイトルが言えなくて「コンドル、コンドル」と連呼したが通じなかった。　いつかまたリベンジしてみたい。ラスティ・ネイルのグラスを片手に。

  2006.06.18

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• 友人の息子ちゃんはおしゃべり上手♪

  　昨日、友人夫妻からゼリーが贈られてきた。　先日枇杷を贈ったのでそのお返しらしい。　こちらは、前に息子の誕生日にプレゼントを頂いたまま、その後何もお返ししていないのでせめて季節のご挨拶で・・・というつもりだったのだが、これじゃ意味ないよ（笑）。　だがゼリーは果物が入っていてボリュームたっぷりで、息子も喜んで食べた。　最近ご飯を殆ど食べなくなってきているので有り難い贈り物でした。　さて、一日遅れたけれどお礼の電話を。　このご夫妻には１歳すぎた息子ちゃんが（それはそれは美形）いらっしゃる。　で、電話でおしゃべりしていると息子ちゃんの声も聞こえてくる。　「あぁ？」　お返事する。　「あぁ？」　息子ちゃん、小さな受話器から人の声が聞こえてくるのが不思議で面白くて仕方ないらしい。　先日も一生懸命おしゃべりしてくれた。　もう「オーギョーチィ（愛玉子）」とかしゃべれるのである。すごい。　うちのパカ息子とはえらい違いである。（もう２歳を過ぎているのに、親が電話している周りを手を振りながら飛び跳ねているだけなのだ・・・受話器を渡してしゃべらせようとしても、かたくなに声を出さず、ただ嬉しそうに飛び跳ねている。この行動原理は理解不能だ・・・）　　息子ちゃん「あーあーあー」　私「あーあーあー」　息子ちゃん「はーぁーうー？」　私「はーぁーうー？」　息子ちゃんの声をまねると、受話器の向こうで大変お喜びのご様子。　色んな声や抑揚で話しかけて下さいまする。　こっちも面白くてつい友人夫妻ほったらかしで息子ちゃんとおしゃべり。　ああ、よその子と遊ぶのは、我が子と反応が違って面白いわあ♪　うちのパカ息子もおしゃべりしてくれるようになると、楽しくなるんだろうなぁ。　それにしても成長の早い息子ちゃん、もうあんよも得意なんだそうな。すごいなぁ。　

  2006.06.17

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• 生協の化粧品

  　昔から、基礎化粧品にはこだわりがなかった。　ひどいニキビ肌で、何をつけても無駄だったのと、大変な脂性で顔に何かつけるのがうっとうしかったせいもある。　メイクは好きだったので、通っていた化粧品店で使っている口紅と同じ大手メーカーの化粧水を買ってみたりしたが、値段が高いのにべたべたするだけのように思い、すぐにやめた。　結局ドラッグストアや雑貨店などで刺激の少なそうな、自然派セルフ化粧品を選んでいた。　一時は、自分で美肌水を作って使っていたが、悪くも無いけど良くも無いので、やめてしまった。　さて、しかしながら息子出産以来、肌の老化の激化がどえらいことになり、今までのようにメイクでごまかせなくなってきたので、ちょっとちゃんとお手入れしようよ、と思い始め佐伯チズ美顔法の一部を実行しているのだが。　５月から加入した生協で扱っている化粧品が、なかなか良いのである。　それまでドラッグストアで安いラインのものを購入していたのだけど、どうも肌にピリっと刺激があったり、匂いがきつい感じだったり、使用感が嫌だったり・・・あまり「これは！」と思う物が無かった。　ところが、生協の基礎化粧品はお値段がたいそうお安いのに、使用感が良いのである。　今のところ、これはいい！と気に入ったのが、美白用化粧水と美白美容液ティント乳液、パウダリーファンデである。　化粧水は美白効果があるかどうかは疑問だが、何せお安い。そしてぴりぴりしない。だがちゃんと潤う。　美容液も美白効果は疑問なれど、肌のハリが出てきたしニキビ跡のデコボコがずいぶんなめらかになった感じが。　ティント乳液はヒット！大手メーカーのお高い化粧下地よりも肌のアラが隠れるし、毛穴をふさぐうっとうしい感じもしない、軽い使用感。　パウダリーファンデはともかく安い（笑）。値段の割にケースもそこそこいいし。　確かに容器のデザインとかは大手メーカーの物と比較になりませんが、普段使いのラインとしては肌に刺激が無くて使用感がいい、お手頃、という点で嬉しい存在。　赤ん坊が産まれたらお肌のお手入れどころでは無くなるな、と思っていたら一つで「化粧水、乳液、美容液をかねる」というお手入れカンタンエッセンスなるものがあるらしい。　何もつけずにほったらかしにするよりいいかも♪１０００円以下だし♪♪　今度カタログに載っていたら注文してみよう～。　

  2006.06.16

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• 心のささくれ

  　どうも先日から心がささくれている気がする。　そんな時には、どうしても苦痛だった子供時代を思い出してしまう。　私の兄は、脳性麻痺で寝たきりだった。　難産で、なかなか産まれなかったため、三日間苦しんだ母は帝王切開をのぞんだのだが、たまたま院長が会合の宴席に出席していて不在であり、手術できる医師がおらず、結局鉗子で兄をひっぱり出したのだという。　産まれてきた時は、呼吸をしていなかったというから、兄の障害の原因はそこにあるのだろう。（現在、脳性麻痺の原因は殆ど出産時の事故であるとされている）。　小児科の看護婦だった母は、１歳近くなっても親と目を合わせない我が子の様子がおかしいことに気づき、病院で診察を受けた。そして脳性麻痺との診断を受けた。　もう４０年以上も前の話である。　障害者はかたわものと呼ばれ、社会の表に出る事はなかった。　医療従事者でもない、一般人は正確な知識をもっていなかった。　母は、父方の親戚一同に、こんな子が産まれたのは家の血筋に問題がある、原爆被爆者であるからだ、と責め立てたられたらしい。　母は兄を背負って何度も心中しようと思ったという。　そんな中で私を妊娠した母は、産むつもりはなかったそうだ。　再び障害のある子供だったらどうしようという恐怖と、病弱な兄をとにかく育てなければならないのに、二人目にまでとても手が回らないと思ったらしい。　だが、父が「何でも手伝うから、どうしても二人目、それも元気な女の子を産んでくれ」と母を説得し、私が産まれた。　子供の頃の私は出来が良かったらしい。　２歳の時には寝る時間になると自分で「おやすみなさい」と言って暗い寝室に入っていき、一人で寝ていたという。　おねしょなどの失敗は自分でも記憶が全くない。　保育園や小学校でも成績はいい方だったし、担任教師にもほめられていた。　ただ問題は、自分の興味のあることに気を惹かれすぎるところだった。　子供の足では考えられない遠くの公園にたった一人で出かけていったり、高いところが好きで木登りしたり、鉄棒をすれば膝の裏の皮膚が破れて血まみれになるまで足かけまわりをし続けたり・・・。　　兄と違って活発な私を心配した母は、私が事故にあって兄のようになったらと思ったのだろうか、徹底的に私の行動を束縛した。　絵を描けば「もっと女の子らしい可愛い絵をかけ」と言われ、本を読めば「目が悪くなるから読むな」といい、外に遊びに行けば「早く帰ってこい」、家で遊んでいれば「天気がいいから外で遊べ」。　全て私の行動の逆を指示された。　そしてなまじ出来が良かったために優等生であることを期待したのか、しつけにおいても教育においても厳しかった。ともかく褒められることは皆無に近く、毎日毎日叱られ続けていた。　　兄がいなければそれはそれで仕方ない、と私も思ったのかも知れない。　だが、母は兄に対しては弱者を保護し、全てを許容する天使だった。　兄に対してはいつも優しく語りかけ、全てにおいて兄の体調や都合が最優先だった。　そして、私を叱る時には「おまえはわがままで性根が腐ってる、お兄ちゃんは優しくて素直ないい子」と言い続けた。　祖母と父との葛藤、兄を育てる苦労の中で、母があたる相手は私しかいなかった。　それは理解できる・・・しかし、それならば、わずかな時間でも私の望みをかなえてくれても良かったのではないだろうか？　私の願い、それは「母にだっこしてもらうこと」だった。　兄にするように、手を握って「大丈夫、大丈夫」と励ましてもらうことだった。　だがいつも母は兄をだっこしていて、それはかなえられない願いだった。　私は息子にとっていい母親では無いと思う。　ちゃんと遊んでやらないし、しつけはいい加減だし、自分の感情で振り回してしまう。　でも、抱きしめてやることは厭わない。　朝起きた時、息子が眠い時、手を伸ばして求めてきた時・・・つわりできつかった時も、しんどい時も、抱っこだけはしている。　息子に対して怒っていても、眠りにつく時だけはしっかり抱っこしてやる。　我が子に自分の心のささくれを受け継いで欲しくないからだ。

  2006.06.15

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• 歯医者に行けなかった

  　先日、息子寝かしつけ作戦が功を奏したので今日もその手で行こうと思い、託児予約を入れていなかった。　・・・息子寝ません。　何故でしょうか。昨日の仕返しなのでしょうか。　いつも必ずお昼寝する子が全くお眠の気配を見せません。　予約時間まであと１時間。　キャハキャハやってます。　予約時間まであと４０分。　とても寝そうにありません。　予約時間までもう２０分。　どう考えても無理。　連れて行く・・・いや、絶対大人しく待ってない！治療どころの騒ぎじゃなくなること確実。　　予約時間まであと５分。　歯医者にキャンセルの電話を入れました（涙）。　あーあ、もう今日で治療は終わりだった筈なのになぁ。　結局息子は全然昼寝無しで一日を過ごしました。　お昼寝してくれないなんてぇぇぇぇ。　これから私のわずかな貴重な自由時間も無くなっちゃうんでしょうか？（涙）

  2006.06.14

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• いらいら

  　このところ、ずいぶんと息子への愛情も安定してきたなぁ、と自分では思っていたのですが。　痴呆の始まった母と、初めての出産、育児でこちらの都合や思いに関係なく泣き叫んで自己主張する息子に神経が参って虐待に近い扱いをしていた頃の事は、もうとっくに卒業したと思っていたのですが。　また息子に当たってしまった。　理由は何だろう・・・出産が近いのに、その準備や買い物どころか家の中を片づけたり掃除することすらままならず、逆にそこらじゅうを散らかし汚しまくる息子にいらいらしてしまった、と言えるのだけど、元はといえばそこまで悲惨な状態にしてしまったのは私なのだし。　自分の時間が無いことにいらいらしてしまう？　そんなの、育児中の人なら誰だって同じ。　体調がイマイチだから？　もっとしんどい闘病中の人はどうなる。　やるべきことがたくさんあるのに、何一つ片づかないから？　それも自分の処理能力の問題が大きいはずだ。　そう、理屈ではわかっているのである。　だのに、感情の糸はたやすく切れる。　　きっかけは些細なこと。　息子にマグに入れた牛乳を与えて、大人しく飲んでいると思い目を離していたら、全部口から噴き出して畳に牛乳をすりこんでいた（涙）。　「いつもお母ちゃんがそれやっちゃダメって言ってるでしょ？」　最初は冷静に、普段通りに叱っていた。　「飲みたくないなら飲まないで置いておけばいいのに、どうしていつも叱られることを繰り返すの？」　そう言っているうちに、いつか私の感情は激高してしまい、３発も平手でぶってしまった。　さすがに泣き出した息子に追い打ちをかけるように怒鳴り続ける自分。　・・・３０年以上も昔に、母に叱られている時がこうだった。　最初は何か私のしでかしたミスについて叱られていて、そのことについては叱られている自分も反省し納得している。　だが、いつの間にか母は叱っている行為自体に普段の生活の鬱積を重ね合わせて感情を爆発させ、冷静だった声は激情に駆られた怒鳴り声に変わり、私の行為ではなく私自身をしつこくなじり続けた。　ああはなりたくない、あの母と同じし叱り方だけはしない、と心に誓った筈なのに。　全くおんなじだ・・・息子が泣けば泣くほど憎らしく思え、感情の暴走を制御するはずの愛情は断ち切れてしまっている。　断ち切れた愛情の糸はなかなかつながらず、私は息子に対して冷酷にふるまった。　風呂に入れたときも、わざとざばざば顔に水をかけてしまっていた。　息子がむせて泣いてもかわいそうとも思わなかった。　この私の人間性の暗さ、残酷さはどこから来るのだろうか。　相棒や義実家の人たちには決して無い部分である。　それなのに、息子は私を求めて抱っこをねだる。　ようやく息子に対して後悔と愛情を感じたのは寝床に入ってからだった。　横になって、私の腕にすがりついてきて嬉しそうにニコニコしている息子を、強く抱きしめた。　息子ははしゃぎまわって喜んだ。何事も無かったかのように・・・。　

  2006.06.13

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• お浄めですか（泣）？

  　今日は歯医者の予約があるのだが、午後からなので託児ボランティアには頼まず、息子を疲れさせて大人しくさせてしまおう作戦で行くことにした。　郵便局まで用があるので散歩に連れ出す。　てこてこてこてこ、歩くの随分早くなったなぁ（感慨）。　往路は危ないので、車の通らない裏道を選んだのだが、つい先日まで歩くのを嫌がって抱っこをねだっていた同じ息子とは思えない勢いで、どんどん私の先を歩いて行く。　お腹の大きい私がなかなか追いつけないほどのスピードだ。　親が知らない間に成長していくのねぇ。　用が済んでもしばらく道路を往来する自動車を見せてやって、息子は大満足。　ねらい通りの時間にお昼寝してくれた。しめしめ！　無事歯医者で治療を済ませ、前から興味があったデニッシュが美味しいというパン屋に寄ってみたが、残念ながら臨時休業だった。しょんぼり。　帰宅すると、息子は起きていたが、機嫌良くＤＶＤを見ていたので一安心。　留守を謝ってさあ、夕食作り。　相棒が割に早い時間に帰宅してきた。　居間に入ってまもなく、相棒の絶叫が！　何事か！？と飛んでいくと、息子め、私がダイニングテーブルに置いていた食卓塩を畳の上にぶちまけておりました！！　しかも自分の体にもいっぱい塩つけてるよ！さては転がったな！？　なんだなんだ、ここは土俵か？それとも何やら怪しげな霊でもいて浄めておったのか？　慌てて掃除機をかけました・・・文明の利器に本当に感謝致しました・・・。　　　　そして夜中、相棒の二度目の絶叫が響きました・・・今度はワールドカップでオーストラリアに点を入れられたせいでした。お散歩といたずらで満足しきった息子は起きませんでしたが、私の心臓はどっきりして飛び起きました・・・心臓に悪い一日だったじょ。

  2006.06.12

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• 『後悔』を聴きながら

  　寝室の、ホコリだらけのスチール棚を掃除していたら、片づけてないＣＤがいっぱいでてきたので拭きながら収納していた。　ふと聴きたくなって、中島みゆきのＣＤをかけてみた。　「短篇集」というアルバム。　この中に「後悔」という曲が収録されている。　・・・今更昔のように泣きはしないけれど、何度も繰り返し聴いてしまった。　ガマ親分な主婦にも思い出はあり、胸の痛みを蒸し返す事もあるのさ（笑）。　いつか憧れかなって、ハードボイルドな５０代女性になれたならば、砂丘に独りで日の出を見に行こう。　あの時誘われたのに怖じ気づいて行けなかった場所に。　

  2006.06.11

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