続いてはNANAからのメッセージです
「NOWorNEVER〜日本一の東北へ〜」
このスローガンを掲げ、6月、世界中が困難な状況にある中、本来の開幕戦から3ヶ月遅れでプロ野球が開幕しました。
初めて経験した無観客試合。
誰もいないスタンドから、全国のイーグルスファンの皆さまへ想いを届けたい。
その一心でフィールドに立ち続けました。
画面を通して皆様が届けてくださった応援は熱気にあふれていて、無観客のはずのスタンドから、大きな歓声が聞こえてくるようでした。
顔が見えなくても、直接お話ができなくても、楽天イーグルスを通して多くの方々と繋がっているのだと、応援の持つ力は無限大なのだと実感しました。
7月以降は、徐々にお客様が増えていき、スタンドから手拍子や拍手に熱い想いを込めて、エールを送ってくださりました。声が出せない分、目があった時や皆さまの笑顔が見られた時、本当に幸せな気持ちになりました。
イレギュラーなシーズンではありましたが、応援の持つエネルギーの偉大さを肌で感じ、よりイーグルスへの愛が深まったシーズンでもありました。
プロ野球が延期になったことで、練習する場所があること、披露する場所があること、一緒に活動できるメンバーがいることが、どれほどありがたく、かけがえのないことかを痛いほど実感しました。
私は今シーズン2年目を迎え、別の道に進んだ同期や先輩のご卒業を初めて経験し、寂しさを感じながら始まった2020年でした。
しかし、2020年も私がいつも笑顔でいられたのは、ともに駆け抜けた2020メンバー、「NANA先生!」といつも元気にレッスンに来てくれたJr.チアのみんな、保護者の皆さま、どんな時も味方でいてくれた家族、そして何より、温かいファンの皆さまがいてくださったからです。
直接一人一人にお伝えすることはできませんが、支えてくださったすべての皆様に「ありがとう」と伝えたいです。
人生の中で、チアは私にたくさんのことを教えてくれました。自分の笑顔で誰かを笑顔にできる喜び、野球を応援する楽しさ、そして、何かに夢中になれることの素晴らしさ。
こんなにも一生懸命になれるものに出会えて、私は本当に幸せ者です。
どんな逆境にも負けず、立ち向かい闘う楽天イーグルス。
私たちエンジェルスは公式チアリーダーとして、そんなイーグルスをファンの皆様と共に勝利に導くことが使命だと思っています。
選手が命がけでプレーをするフィールドに立てる喜びを噛みしめながら、来シーズンも一試合一試合を全力で駆け抜けてまいります。
今しかないこの一瞬を、楽天イーグルスのチアリーダーとしてのプライドを持ち、東北の誇りを胸に、歩んでまいります。
2021年は東北にとって大切な、節目の一年です。必ず、一人でも多くの方に心からの笑顔をお届けします。
2020シーズン、本当にありがとうございました。
2021シーズンも楽天生命パーク宮城が笑顔と勝利の喜びで溢れますように。
3月26日、また笑顔でお会いしましょう!