テーマ:心のままに独り言(8843)
カテゴリ:我思うゆえに我あり
うみほたるのトイレで用を足していたときのことです。
トイレはさほど混んでいるわけでもなかったのですが ほぼ満席状態。 私は和式はなので 洋式が空くのを少し待ちました。 中にはいるとほどなく、外で年配の女性が知り合いを探している声がしました。 「さきちゃん、さきちゃん」 「さきちゃん、どこ?」 「さきちゃん、いるんなら返事して」 さきちゃんはトイレに夢中なのか、いないのか、返事はきこえません。 「さきちゃん、さきちゃん」 年配の女性の声は少しずつ移動しながらさきちゃんを探している様子。 「さきちゃん、さきちゃん」 そう言われても私はさきちゃんではありませんから。 「さきちゃん、外で待ってるからね」 年配の女性はいなくなりました。 しばらくするとまた女性が戻ってきました。 「さきちゃん、さきちゃん」 「さきちゃん、いるんなら返事して」 「さきちゃん」 私のドアの外でそんなに呼びかけられても 私はさきちゃんじゃありませんから。 「さきちゃん、さきちゃん、どこなの?」 さきちゃんも、さきちゃんです。 こんなに心配して探してるんだから なんとかして返事してあげればいいのだ。 さきちゃんは子供なのか? やっと私のとなりのトイレのドアがあき さきちゃんが出た気配。 さきちゃんは大人だった。 「返事したわよ」 とかなんとか言いわけしている。 さきちゃんもさぞかし落ち着かなかったことだろう。 私も全然落ち着きませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月22日 10時06分43秒
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