今日のヘンな人

　最近、歩きながらタバコを吸っている若い女性を、頻繁に見かける。が、タバコ好きとしては、ひと言もの申したい気分。

は～い～ま～で～す～い～こ～め～～～っ

　歩きタバコの若い女性は、一様におしゃれで格好いい感じの人が多いが、あっぷあっぷした金魚みたいな、煙の吸い込み方が気に入らない。

・クチにくわえる。
・吸う。
・口元からおよそ1.7センチメートルくらいまで、口内に煙を取り込む。
・ぷぅ～っと即座にはき出す。

これではタバコが気の毒である。タバコがスキなら、肺ガンで死ぬ気で吸う。タバコと心中する。それがタバコ好きの心意気である（をいをい）。

　だいたい、私は歩きタバコには反対。タバコを吸うなら、ちゃんと専念して吸って欲しい。これは個人の美学（？）だけど、もっと一般的に言っても、歩きながらタバコを吸うのは危ない。そうできるだけの、注意力や気配りの持ち主が最近、少なくなっているから、なおさら危険だ。

　人混みで、子どもが顔に大やけど、という事故が最近すごく増えているそうだ。運が悪ければちょうど先端の火が、目にじゅっと入ってしまう高さなのだから。そして、そういう事故をおこすのは、たいていが若い女の子だそうだ。しかも「人混みに子ども連れてくるほーが、わりぃんじゃん」と開き直る手合いが多いらしい。指に挟んで手をおろしているとき、火のついた方は、てめぇの身体の側に入れておけっ！

　男性が狩りに出て、女性が洞窟とかで子どもを育てる、という紀元前の昔からの遺伝子がどーとかするらしく、女性は周囲の状況に気を配る能力が、男性よりも劣っているらしい。そーんなに何万年も前の事実に、決定づけられてしまうのかよー、という気もするが、危なっかしく歩きタバコをしている女性を見るにつけ、そういう説はほんとっぽいなぁと思う。

　でも最近の若い男の子も、タバコの火を外に向けて歩いてるんだよな。一概に男女の差、とは言えないのかな。それとも、ダイオキシンで男性が女性化しているというから、危ない歩きタバコ男子の登場も、むべなるかな、ってことなのだろうか。