カテゴリ:全然ヘンじゃない系
今日、時間つぶしのために、マクドナルドに入った。私の後に、ほとんど白髪で、ところどころ濃い灰色の筋が入ったおかっぱ頭の、おばさんが入ってきた。カウンターに並ぶなり、「おはよ~っ」と大きく言ったので、近所の商店の人かな、と思った。
おばさんの並んだカウンターの方が、進み方が早かったので、私の方が後から、おばさんに続いてエレベーターに乗った。おばさんは、私がいることに気づいていなかったようで、エレベーターに入るなり、真ん中に向こうを向いたまま、立ち止まる。だもんで、私が後ろからどーんとぶつかって、おばさんを奥に押し込んでしまった。 おばさんはそれでもずっと、向こうを向いたままだったから、私がエレベーターの閉ボタンと、客席の階のボタンを押そうとした。そうするとおばさん、きゃっと振り向いて「私がやる、私がやる」と身を乗り出し、手をばたばたと振った。 私がやると言っている割に、手元が不確かで、おばさんは閉ボタンも、客席階のボタンも、ちゃんとランプがつくように押すことはできず、結局私が押したのだったが、客席のある階に到達すると、おばさんは私を押しのけ先に出た。そして、客席にいる全員に聞こえるような大きく明るい声で、「おっはよ~」と言った。単に頭の具合が、ちょこっとおかしい人だったようだ。 はきはきと挨拶をする人は、いい人に見えるが、単なる「ヘンな人」である可能性も高いんだな、と思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年06月29日 12時20分48秒
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