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カテゴリ:読書
今のマンションに引越して図書館が近くなったので、気軽に利用するようになった。
読んでもすぐに内容を忘れてしまうので、このブログに気に入った箇所を書き留めておこうと思います。 今回借りた『星の王子さま、禅を語る』という本は、サン=ティグジュペリの『星の王子さま』と禅を関連付けているところが面白い。 p32 人生に不平の種は限りありません。愚痴をこぼし、不平を言っている間にも与えられた人生の時は、確実に過ぎてゆくのです。 ---中略--- どんな人にも、長所と短所があります。そのどちらに注目するか、それは見る人の心にかかっています。性格のいい人は、きっと長所の方に目を向けるに違いありません。もともと意地悪な性格の人は、ケチをつけようと、おそらく短所の方に目をつけるでしょう。 そのどちらに注目するかによって、見る人の人格と人生観がズバリ問われている訳です。 それまでどんな人生を送ってきたか、すぐ分かってしまう。恐ろしいことです。 p41 (王子さまは、)特に、キツネからは、「心で見ないと、ものは決して正しくは見えないよ。肝心なことからは、目には見えないのだから」 という人生の秘密を教えられ、また、自分の星に戻っていくのです。愛することの意味をはっきりと自覚し、あのバラの待つ星に帰っていくのです。 生まれ育った所を、一度離れ、様々な体験を通して、その良さを再確認し、元のところへ戻る。この心の駅の終着駅こそ、「脚下」にある本当の我が家、本当の自分自身に他なりません。 p130 軒につられたわしゃ風鈴よ鳴るのな鳴らぬも風次第 ここに禅のめざす世界があります。風鈴のもつ「柔軟心」の主体性です。 性格がかたくなで、頭がこちこちの人は、自分で自分に不自由の種を蒔きます。新しい発想が生まれないし、視野が広がっていきません。柔軟心こそ、価値ある創造の源です。愛を創造するのも、この柔軟心に他なりません。高いビルディングも、柔構造にすれば、地震にも耐えうるのです。 決して主体性を失わず、決して「主人公」を見失わない。自由を楽しみ、不自由をも楽しむ。 私のアメリカの友人たちが熱心に禅に取り組んでいるのは、禅の、こんな「絶対的自由」のライフスタイルに強い魅力を感じているからなのです。 この本の著者、重松宗育さんは『モモ、禅を語る』『アリス、禅を語る』 など、星の王子さまだけでなく、禅を語らせている様子。 楽天ブックスには登録がないので、興味のある方はアマゾンなどで探してみてくださいね。 「禅とは何か?」と言われても私にはいまひとつピンとこない。 日本人なのに、よくわかっていないことがいっぱいあるなあ。 今興味のある本は、 です。またもや英語と日本文化の勉強の一石二鳥コースを狙ってます♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.02.28 23:05:18
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