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テーマ:株式投資日記(20511)
カテゴリ:投資一般
先日、ついにサブプライム崩壊前から保有していた唯一の銘柄であったコマツを売却しました。
市場はPBRで評価しているのだろうが、コマツの決算発表を受けても同社株はまだ1100円台をつけています。 個人的にはコマツを高く評価していまして、ずっと保有していましたが、さすがに10年3月期決算がさらに落ち込むというニュースを聞いて、決算発表直前に売ってしまいました。 サブプライム前から保有していたので、50%近い損切りをしましたが、しょうがないですよね。 配当も切り下げるという話だったし、予想EPSが40円そこそこの株を1200円前後で保有するのは我が投資方針に合わない。オーバー・バリュエーションです。 これまでは、十分評価に見合ったところで買い戻そう(ナンピン買い)と考えていましたが、この景況感でBPS約850円の1.4倍の取引は「バリュー的な」投資方針とは合わない。 来期決算は「織り込み済み」だったのでしょうが、それでも高く感じました。 さらに同社は石川県の工場の閉鎖等のかなりダウンサイジングを進めていますので、生産ボリュームも当面改善しない(その努力は立派だと思います)。 当面業績が改善しない = 株価は下落リスクはあるが、上昇チャンスはほぼない(少なくとも09年10月ごろまでは)。
私論ですが、「応援したい」 だけでは買い支えることはできません、申し訳ありません。「応援したい」会社であることは疑問の余地がない。 コマツは1000円を十分に切ったころに、再度買い戻しを考えよう。
長期投資と言っていますが、コマツを売却し、今保有する銘柄はすべて、リーマンショック後に買ったものばかりとなってしままいました。
本音は澤上さんのような投資スタンスが好きなんですが(だからと言ってあのファンドはほとんど日経インデックスじゃないかと思うような顔ぶれで株式投信の意味がない)、何となく実際はジム・クレーマー化してはいないか、と考えるこの頃。 しかし、このような景況感でも業績改善の見通しがありそうな銘柄も確かに存在しますので、そういった方向に投資するのが最善の策でしょう。私も結果的にそれで損失をほぼカバーできた。長期保有には利益がぶれにくい銘柄に限るということでしょうね。JT辺りを考えていこう。
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