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テーマ:株式投資日記(20509)
カテゴリ:投資一般
原油相場が70ドル台に突入し、さすがにその影響を危ぶむ雰囲気になってきました。
ただし、OPECは原油の「フェアバリュー」 を1バレル75ドル、と3月ごろから言っているので、中東諸国は一息といったところか?ロシア関連銘柄の株価が好調(JTなど)。 しかし、次の焦点は為替でも金利でも原油・商品でもなく、やっぱり企業業績でしょう。7月からスタートする第二四半期(日本企業は第一四半期)の決算内容が、景気の底打ちを確認できるようなものなのか、がポイントでしょう。既に業績上方修正を発表する企業があるので(昨日のテキサツインスツルメントなど)何らかの期待感はもてます(しかし、株価は2010年度の業績を織り込んだかのような水準に私には感じます)。 銀行株では前回の「負債評価差益」がこの市場の改善で、「負債評価損」に転じることも考えられることと、やはりクレジットカードの延滞率の増加などが懸念材料としてあります。クレジットカードには規制論も台頭していて、米銀の「うちでの小槌」に黄色信号が点滅しています。したがって、シティ、バンカメ、GE、JPモルガンなどの決算発表前半戦が相場を左右しそうな・・・(多分外れそう)。その損失額が市場予想を上回ると、TARP資金返済が裏目にでるような事態がワーストシナリオかなあ。 消費財は結構厳しそうで、原油高になればマージンが減らないか心配です。値上げが出来る「消費者独占型企業」(コカコーラ、P&Gなど)の景気見通しに注目。 7月の自動車販売台数も好転すれば、輸送機器関連は何とかなりそうですが、消費者がかなり弱っているので、持続性が心配です。住宅建設も同様。 ヘルスケアはもう、投資家に完全無視されている状況で、投資するなら今がチャンスといっていいのか、オバマさんの医療制度改革の時期まで待ったほうがいいのか、もうちょっと無視するのが正論かなあ。 素材系は商品バブルに連動しているようですが、この辺は公的資金が効いてくるのかなあ? 日本株は、為替が安定していれば、ニューヨーク相場連動型で進むのでしょう。ただし、7月下旬の決算発表では、何がしかの「景気底打ち」 の証拠を求められるでしょう。証拠が出せない場合は、容赦ない可能性も残ります(これは米国にも言えること)。
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