(一部追記します)
金曜日の雇用統計はポジティブサプライズとなりました。これは一安心です。
自動車販売台数の底打ち、新築住宅申請件数、中古住宅販売指数そして雇用統計、役者がそろってきました。
あとは地価の下げ止まりを待つのみです(そうすれば不良債権の峠も越える)
「Cash For Clunkers」 プログラムも20億ドルの追加出資がすんなり上院通過しました。
単なる統計上の回復だけでもなく、何らかの話題性のあるけん引役、スター、が必要だと思います。
(大相撲も若貴人気などわかりやすいリーダー役)
「Cash For Clunkers」はその可能性がありそうな・・・。邦訳すれば、自動車買い替え支援制度、とつまらない日本語ですが、米紙ではウォールストリートジャーナル紙でさえ、カギカッコつきで
「Cash For Clunkers」と盛んに取り上げられています。
「ポンコツ車にキャッシュを」 こんなわかりやすいフレーズはありません。
なんだか紙面(PC上ですが)だけですが、俄然活気を帯びてきたように感じます。
住宅にもローン借り換え支援がありますが、あまりぱっとしていないようです。住宅政策にも起爆剤が必要な気がします。
いよいよ、トンネルを抜けるのか、景気刺激策という麻薬が効いているだけなのか、需要の先食いで終わるのか、投資家としても難しい局面にきつつあります。
(私は「えい・やっ」、で、昨今売り浴びせられていたプロクターアンドギャンブルを少し購入。この優良銘柄が予想PERの14倍程度、配当利回り3.4%、過去30年以上毎年増配継続中)
バイアメリカン条項、これは「Cash For Clunkers」プログラムでも日本車が恩恵を受けており、米国内でもそのことに特段異論がない模様で、日本人には文句言う筋合いのないことになってしまいつつあります。
わがフォード フォーカスは、あっさりとトヨタ カローラに買い替え首位の座を明け渡してしまいました。
(株のリターンで勝てばよい)
あれだけフォードが騒がれてもやはり日本車人気は本物のようです。
新型トーラスがいよいよ登場。往年の人気が復活するか?
世論に根拠のありそうな活気が出てきたように感じます。為替も一気に円安に振れ、投資リターンが円ベースでさらに改善。
9月調整説はまだあり得ると思います。10年もの米国債金利は再び3.85%まで上昇しています。
リスクマネーが株や商品に流れる中、国債が人気薄となり、金利が上昇、株高へのブレーキが考えられます。すわ、インフレ懸念熱が再発です。
金利が上がると、インフレ、金利が沈静化してしまうと「コナンドラム」で何かのバブルが起こる、ということで、やはり実態が伴わないとこれ以上の株高はなかなか望めないんじゃないか、というのが現時点での勝手なイメージです。
実体経済のけん引役に 「Cash For Clunkers」 がどこまでがんばってくれるか。日本経済もこのプログラムに恩恵を受ける可能性は十分にあります。既に為替は97円です。月曜の日経平均は期待できそう。