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テーマ:株式投資日記(20510)
カテゴリ:投資一般
しばし参考にさせてもらっている米国人投資家のブログ
Dividend Growth Investor の記事 Berkshire Hathaway's Portfolio changes for 2Q 2009 によると、バフェット率いるバークシャー・ハサウェイ社はこの4から6月にジョンソンエンドジョンソン(JNJ)株を買い増ししていたことがわかります。4百万株程度【2億2千万ドルぐらいか】。 一方、ムーディズやコノコフィリップスは一部売却しています。 確かバフェットは昨年12月ごろJNJやP&G株の一部を売却しています。半年たってJNJを買戻ししたことになります。
何を意味するのだろう? この時期にJNJを買い増ししたということはこれから始まる医療制度問題への影響が少ないと判断したのだろうか?(少ないというアナリストはいる) 私は、JNJのライバル? アボットラボラトリーズ(ABT)を少し保有しています。やはり同時期に少し買い増ししています。JNJかABTか散々迷ったんですが、以前から保有するABTの買い増しに動きました。 しかし、株価はABTがこの上昇相場でほとんど置いてけぼり状態に対し、JNJは4月ごろからしっかり20%近く上昇しています。 緑がS&P500の推移。JNJは青、ABTは赤。見てのとおりABTはオバマさんが医療制度改革に取り組む発言をした冬以降沈みっぱなし。
が、バフェット氏が政策リスクに対し、投資に動いたということで少し安心しました。
両社は、リウマチ等の治療薬(抗TNF阻害薬)の市場で、最先端の生物学的製剤を用いた商品で激しくシェア争いを演じています(ついでに言えば特許問題で法廷でも争っている)。 個人的にはABTにやや分があると思うのですが、JNJは製薬、医療機器、日用雑貨(ご存知バンドエイドにベビーパウダー)など幅広い事業領域を持ち、業績もすこぶる安定的です。 ABTは製薬、医療機器、栄養補助食品に事業が分散されますが、ジェネリックリスクの高い医薬が全体の半分を占めています。ABTのバスキュラー(血液)事業の成長性は非常に有望です。バスキュラー事業でもABTはJNJ以上のシェアを握っている。
JNJは過去50年以上毎年増配を実施。ABTも同じく30年以上毎年増配をしています。 両社とも2009年も業績見通しどおりにEPSを伸ばしています。 JNJは予想PERの12.5倍程度、ABTは10.87倍程度(ヤフーファイナンス調べ)になっています(業界平均は11から13倍程度)。配当利回りはJNJが3.3%、ABTは3.43%となっています。 ファイザーなどと違って、自分たちより小ぶりの企業のM&Aを中心に行います。
ジムクレーマーはABTを保有しているといわれています(だから毎回買い推奨している)。ビルゲイツの財団はABTを売却したそうです。
両社とも多くのアナリストは買い推奨に上げています。 なぜABTの株は動かないのだ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/08/18 01:24:57 AM
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